【2012リーグ戦前半戦・5戦目vs日本大】~1年前では遠かった2勝目を5戦目に連勝という形で掴む!!~

by admin on 日曜日, 9月 16th, 2012


第88回関東大学バスケットボールリーグ戦 第5戦目 日本大学戦の結果を掲載いたします。


◆試合結果

明治大学 75(12-9,26-13,16-7,21-19)48 日本大学

◆レポート

【1Q】

両者とも重たい出足となったこの試合。明治大は先週から好調をキープしている中東の連続得点で先行するもミスがあり、思うように引き離せず。しかし、日本大・浜田に3Pなどを決められるも安藤を中心にしたパス回しで12-9と明治大リードで1Qを終える。

【2Q】
最初の得点こそ、日本大・坂田にジャンプシュートを決められるがマッチアップしていた西川がすぐさま決め返し、流れを渡さず。明治大が一気にDFで相手を攻めたてボールを奪うと、中東が速攻ダンク、3Pなどで連続得点。さらに目のドライブで勢いづくと明治大は速攻を連発。シュートを落としても、伊澤や中東がセカンドショットを決めるなどして明治大の勢いは止まらず。最後は再び中東の速攻ダンクで38-20とリードを広げて前半を終える。

【3Q】
3Qの出だしは再び両者思うようなプレーが出来ず、得点がなかなかのびない。しかし、残り3分。日本大タイムアウトの後に流れを掴んだのは明治大。ディフェンスリバウンドから連続で速攻につなげ目が3P、安藤がドライブを決めるなど勢いは止まらず。54-27とさらにリードを広げ、最後の10分間へ。

【4Q】
出だしでミスが続く明治大。攻め込んでくる日本大にFTを連続で与えるなど、嫌な空気が流れたがここで明治大・中東がエースらしくドライブバスカンを決め、試合を引き締める。皆川が4Fになるも、コートに立ち続け、得点を決め、さらには日本大・浜田のドライブをブロックショット。明治大はここからベンチメンバーを次々とコートへ全員送り出す。土井・田中などが得点を決め、盛り上がるベンチや応援席。そして、75-48で試合終了。明治大はリーグ戦2勝目をあげた。

 


◆BOX

#0 川内慎太郎 1:35
* #2 目 健人 33:49 6得点 1リバウンド 2TO 1ST
#7 森山 翔太 3:54 3得点 1ST
#8 野々村隆 2:05 1TO
#10 清水隆平 3:14
* #12 中東泰斗 35:27 19得点 (3P1本含む) 7リバウンド 1TO 1AS 1ST
* #16 安藤誓哉 35:13 10得点 (3P2本含む) 5リバウンド 2TO 3AS 4ST
#18 小山耀平 1:33
* #22 西川貴之 28:14 5得点 9リバウンド 1AS 1ST 2BS
#24 田中成也 2:52 2得点
#25 佐藤紘之 0:18
* #50 伊澤実孝 19:12 14得点 9リバウンド 1ST
#51 皆川徹 22:40 8得点 7リバウンド 4TO 1AS 1ST 3BS
#89 土井慧吾 6:29 8得点 4リバウンド 3TO 1AS
#92 水口雅也 3:25 1リバウンド 1ST
(*:スターティング・メンバー)

◆試合速報
twitterで試合速報を行っています。ご覧になりたい方は下記へ。
http://twilog.org/msup2011bb/date-120915
 
◆Photo Galley:関東大学リーグ戦・第5戦目vs日本大戦~【Photo Galley】~
◆次戦の試合情報
・9月16日(日)14:20~vs拓殖大@代々木第二体育館

 

 

連勝で掴んだ2つ目の白星。

 

昨年のリーグ戦では、2勝目をあげるまでに8連敗を経験しました。その時期を振り返ると「何をやってもうまくいかなかった」と選手たちが語ります。

 

あの時は、毎週のように苦しい顔を見せ、時にはどう声を掛ければいいのかわからないこともあった。しかし、どんなに苦しい状況でも彼らはコートに向かい、立ち続けました。

 

そういった経験をしているだけに「もうああいった苦しい思いはしたくない」と口にする彼らは、1つの勝利に思いっきりの笑顔で喜ぶ。だが、1つの勝利にこころを緩めることはない。勝つことがどれだけ大変なのかを嫌というほど知っているからです。こういった彼らの姿勢から、昨年の経験が大きな財産になっていることを感じ取ることができ、嬉しく感じました。

そして2勝目を掴んだこの試合。塚本HCに「ポイントは?」と伺った所、「目健人のDF。(塚本HC)」という返答でした。

 

これまで、どちらかというとDFはあまり得意ではなく、「シューター」というイメージが強かった目選手。もちろんイメージだけでなく、今年度の関東トーナメントから徐々に安定感のあるプレーを見せ始め、リーグ戦の初戦、2戦目ともに3P4本。「シューター」としての活躍が光っていた。

 

しかし、この試合で日本大のエース・浜田選手のマッチアップ相手として塚本HCは目選手を指名。それは、これまでの4試合(東海大、青学大、筑波大、大東大)中に見せた、数字にはなかなか表れにくいがチームを裏から支え続けた『ディフェンス』面での貢献を評価されてのものでした。
 

シューターとしての役割を期待されていつつも、ディフェンスでの役割を与えられたことについては「シューターとしての役割は求められていますが…今日ディフェンスする相手がエースだったので、とにかくしっかりディフェンスをやろうと自分の中では決めていて。他のやつらが頑張っている中で相手のエースに得点されると流れをもっていかれてしまう。それだけは嫌だった。(目選手)」と語ってくれました。結果、見事期待に応えて相手のエースの得点を抑える活躍を見せてくれました。

 

また、中東選手や安藤選手など他の選手の得点が好調である今は、中々パスが回ってこなかったり、つなぎ役に徹する時間帯もあります。しかし、やはりシューターである以上、パスを受け取り、ゴールを狙いたいという気持ちはあるはず。今の状況にシューターとしてのフラストレーションがあるのでは?と聞くと「あります!(笑)ありますけど…今は逆にそのフラストレーションをDFに持っていこうと思ってやっています。(目選手)」と答えてくれました。
 

これを聞いて、今のチーム状況から判断し、今自分が出来ることをやるんだ、という献身的な目選手のプレーが今日の勝利に大きく貢献したに違いないと感じました。

 

さあ、次は拓殖大戦。
3つ目の白星を掴み取り、勝率を3勝3敗のイーブンに戻してくれることを期待してぜひ一緒に応援しましょう!!

(※写真:試合中に集まってプレーを確認しあう明治大。こういった場面だけでなく、試合中でも積極的に声を出し、チームを支える目選手にぜひ注目を!!)

 

Written by K
試合速報 M
Photo K

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