【2012リーグ戦後半戦・14戦目vs日本大】~終盤明治大らしいプレーで引き離し、課題は残るものの大事な5勝目を手にした~

by admin on 木曜日, 10月 18th, 2012


第88回関東大学バスケットボールリーグ戦 第14戦目 日本大学戦の結果を掲載いたします。


◆試合結果

明治大学 77(17-20,18-19,25-21,17-11)71 日本大学
◆レポート

【1Q】
明治大 #16安藤・#12中東・#2目・#7森山・#51皆川
日本大 #1坂田・#15栗原・#21国本・#29上原・#72佐野

スタートは明治ペースで試合が進む。
皆川のゴール下、目の3P、安藤のミドルシュートと着々と得点を重ねていく。
日大も栗原、坂田らのシュートで応戦するが、明治大は目がノーマークの3Pをきっちり決め、リードを保つ。
安藤のスティールから速攻で中東がレイアップなど、明治らしいプレーも健在。
そして、目が早くも3本目の3Pを決め、調子の良さが見て取れる。
3分半を残して17-8とリードをするが、日大も黙ってはいなかった。
前日絶好調であった飛田がジャンプシュートを確実に決めていくと、ルーキー栗原も3Pを決め差をつめる。
明治大は前半の勢いが嘘かのようにシュートがことごとく落ち、残り30秒をきって同点に追いつかれてしまう。
さらに飛田にブザビの3Pを決められ、なんと明治大は残り3分半無得点でリードを許し終了。

【2Q】
明治大 #16安藤・#12中東・#2目・#92水口・#51皆川
日本大 #1坂田・#9杉本・#11飛田・#15栗原・#18伊藤

開始早々、目の3Pが決まり同点に。しかし、坂田・飛田にバスカンを許し、いまいち波に乗れない。
安藤・皆川の得点で再び同点に戻すと、再び目の3P!!ここからは一進一退の攻防が続く。
皆川が必死のプレーでバスカンをもぎとり、さらにプレスディフェンスで日大のターンオーバーをさそうと、たまらず日大はタイムアウト。
日大は、杉本・坂田が得点してくらいつくが、明治大目はなんと6本目の3Pを決めるなど絶好調。
また、皆川もオフェンスリバウンドからバスカンを決めて波に乗る。
しかし、残り2分をきって気がゆるんだか、シュートを決めきれない場面が多くなる。
すると、その隙をついて栗原のドライブ、小牧の3Pで日大は逆転に成功。
さらに杉本にブザビのドライブシュートを決められ、1Qと同じように後半逆転・リードされ前半を終える。

【3Q】
明治大 #16安藤・#12中東・#24田中・#50伊澤・#51皆川
日本大 #1坂田・#15栗原・#21国本・#29上原・#72佐野

後半スタート直後、皆川がオフェンスリバウンドからファールをもらう。
しかし、フリースローを決めきれず、中東もせっかく取ったリバウンドからのシュートを決めることが出来ず、今日は中東がイージーシュートを落とす場面が何度も見られ、決して本調子ではない様子。
それでも、粘りから田中が3Pを決め、1点差に。
しかし、すぐに佐野が3Pを返し、栗原がドライブのバスカンを決めガッツポーズ。逆転を許さない。
だが、明治大も中東が落ち着いてドライブ、皆川のフリースロー、さらに中東がオフェンスリバウンドからシュートを決めるなど連続得点で再び1点差に。
同点まで追いつめる明治大だったが、なかなか逆転することは出来ず、互いに入れ合う展開となる。
試合が動いたのは残り4分。坂田がドライブを決め日大がリードすると、明治大安藤がオフェンスファールをとられ、嫌な流れに。
続けて佐野の3P、栗原のジャンプシュートと明治大のターンオーバーが続く中で日大は得点を重ね、一気に8点差をつける。
明治大は流れを変えるべく、ゾーンディフェンスに切り換える。
すると、残り1分これまで不調であった西川が爆発する。
ターンシュートで6点差とすると、速攻で走り、バスカンのレイアップ。
ワンスローもきっちり決めると、再び日大のミスから速攻となり、残り2.7秒で再びバスカンをもぎとる。
このワンスローも決め、残り1分間での西川の8得点の活躍で同点に追いつき、振り出しに戻して最終Qへ。

【4Q】
明治大 #16安藤・#12中東・#2目・#22西川・#51皆川
日本大 #1坂田・#15栗原・#21国本・#29上原・#72佐野

日大は、栗原・上原が積極的に攻め、明治大を突きはなす。
明治大も皆川・目が得点を重ねるが、いまいち流れが良くないため早々とタイムアウトをとり、立て直しを計る。
すると、中東のスティールから安藤がジャンプシュートを決め同点に。
さらに安藤はドライブを続けて決めてようやく逆転に成功。
続けて目のインターセプトから安藤、中東へとつなぎ速攻にいくが惜しくも得点にはならず。
それでも徐々に明治ペースとなり、日大はたまらずタイムアウト。
明治大は、安藤が要所で得点を重ね、リードを広げる。
日大は、上原がファールアウトし、明治大のディフェンスに押され、ターンオーバーを連発するなど苦しい。
その後も、西川がミドルシュート、西川のアシストで安藤が得点し、オフェンスリバウンドにも積極的にからむなど、いつもの明治大のプレーが見られるようになり、日大の得点をラスト4分間わずか3点におさえ、試合終了。
最高の出来にはほど遠いものの、苦しんでいた中でようやく大事な5勝目を手にした。

 


◆BOX

#0 川内慎太郎 0:06
* #2 目 健人 36:29 22得点 (3P6本含む) 6リバウンド 1ST
* #7 森山 翔太 3:55
#10 清水隆平 2:11
* #12 中東泰斗 39:54 8得点 9リバウンド 2TO 2AS 2ST 1BS
* #16 安藤誓哉 39:54 13得点 6リバウンド 1TO 5AS 1ST
#21 岩淵俊紀 5:08
#22 西川貴之 16:00 13得点 2リバウンド
#24 田中成也 6:15 3得点 (3P1本含む)
#50 伊澤実孝 8:13 1得点 1リバウンド
* #51 皆川徹 34:20 17得点 10リバウンド 6TO 1AS 2BS
#89 土井慧吾 2:51
#92 水口雅也 4:44

(*:スターティング・メンバー)

◆試合速報
Twitterで試合速報を行っています。ご覧になりたい方は下記へ。
http://twilog.org/msup2011bb/date-121014
◆Photo Galley:関東大学リーグ戦・第14戦目vs日本大戦~【Photo Galley】~
◆次戦の試合情報
・10月20日(土)17:50~vs拓殖大@明治大和泉キャンパス

 

決して良い出来ではなかった。
第1Q、第2Qともにリードをしながら後半失速して逆転を許した。
明治大の生命線でもあるDFは今日も満足いくものではなかった。
オフェンスリバウンドを取られる、簡単にシュートを打たせる、いまだに連携ミスも多く、流れをものに出来ないことも多かった。
それでも、後半で見せた攻めるDFからのブレイクなどは、明治大らしさを十分感じることが出来た。
だが、明治大の司令塔はこう語る。
「最後になってあぁやって頑張れるんだったら、もうちょっと最初からやれるのかな、やらなきゃダメだなっていう風に思いますね(安藤選手)」
明治大のいつも通りのプレーがスタートから出来るのであれば、どこにも負けないという自信はある。
「正直、リバウンドを取れれば勝てると思うんで、そこだけ、とにかくリバウンドに集中したいです。ましてや来週はホームゲームなんで絶対に勝ちたいです(安藤選手)」

 

また、明るい材料もある。
これまでスタメンでありながらなかなか結果を残せなかった3年生西川選手だ。
今日の第3Q最後のバスカン2本は、第4Qでの逆転に向けてチームを勢いづけるプレーだったと思う。
悩んで苦しんだ先にあったものは、やはり負けたくないという悔しい思いだったに違いない。
やるしかない!と挑んだこの試合、しっかりと役割を果たし、結果を残したことは、これからの明治大にとってはプラスになるであろう。

 

試合の中で、40分ずっと良いということはありえない。
その中で、自分がどこで攻めて、どういう試合展開にしていくか…
司令塔の安藤選手はそこに自分が成長するためのポイントがあると考えている。
また、自分の存在というものがチームにどのような影響を与えるかも十分わかっている。
「とにかく自分が揺らがないでいることが大事かなと。俺がテンパればみんなもテンパるし、俺が落ち着けばみんなも落ち着いてくれる。プレーもそうですけど、意外とそっちの方が大事になるかもしれないなぁ~って(安藤選手)」
頼もしい2年生、まだ安藤選手は2年生なのだ。
末恐ろしいと感じるとともに、とても楽しみな気持ちが強い。

 

残りの試合は4つ。
もちろん全勝を目指してはいるが、その中で自分たちがどういうプレーを見せるか…
自分たちがどういう成長を遂げられるか、一つ一つの試合を大事にして、戦ってくれるはず。
次は土曜日明治大学和泉キャンパスでのホームゲーム。
一人でも多くの方に明治大の成長を感じ取って欲しいと思っていますので、ぜひみなさん応援にいらしてください!!
よろしくお願いします。

 

Written By R
試合速報&Design M
Photo K

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