【2012年HOMEGAME開催企画】FinalGame:拓殖大(長谷川選手インタビュー)vs明治大(森山選手インタビュー)

by admin on 金曜日, 10月 19th, 2012

2012年明治大バスケットボール部のホームゲームが10月20日(土)に和泉キャンパスにて開催されます!!
ホームゲームとはいえ、この日は3試合も和泉キャンパスで行われます。

 

明治大vs拓殖大の試合を盛り上げたいのはもちろんですが、
他の2試合もリーグ終盤に差し掛かった見どころ満載な試合となるはず!!
そこで 3試合全てを盛り上げ、楽しい1日にできれば!

 

という思いから、他5大学にもご協力いただき、 今週事前特集記事を掲載いたします。
(ホームゲームの詳細、キャンパスへのアクセスなどは知りたい方はこちらへ
【2012リーグ戦】ホームゲーム開催と都民大会出場のお知らせ

 

さあ、今回はとうとう最終回!!3試合目17:50から行われる「拓殖大vs明治大」の事前特集です!!
(第1弾はこちら→【2012年HOMEGAME開催企画】Game1:専修大(高橋選手インタビュー)vs日本体育大(熊谷選手インタビュー)
(第2弾はこちら→【2012年HOMEGAME開催企画】Game2:大東文化大(和田選手インタビュー)vs日本大(石川選手インタビュー)

 

◆拓殖大は#94長谷川智伸選手(4年)
◆明治大は#7森山翔太選手(3年)
に先週14日(日)のリーグ戦後(森山選手は別日程)にコメントいただきました。(この場を借りて、御礼申し上げます。)

 

・今年はどんなチームか?
・これまでのリーグ戦を振り返って
・ファンの皆さんにどんなところを見てほしいか?
などを伺ってきましたのでぜひご覧ください。

 

 

対戦について

前回の対戦では、1Qから19-9と拓殖大が終始リードする展開に、粘りを見せた明治大。しかし、#40藤井選手、#94長谷川選手らに勝負所でシュートを決められ、さらに#91井上選手が13リバウンドとチームを支える活躍を見せると、73-62で拓殖大が勝利している。
 現在7勝7敗の拓殖大に対して、明治大は5勝9敗。この組み合わせが和泉キャンパスで行われるのは、2009年度以来であり、それは2部リーグでの対戦であった。その年に同時に1部昇格を決めることになるが、その時の激闘を知るのは最上級生である4年生たちだけとなった。そこから、お互い1部リーグを戦い抜いてきた経験で、ぜひ熱い戦いを見せてくれることを期待したい。

 

◆Interview
拓殖大 #94 長谷川 智伸 選手 (4年・CAP・SG)

「4年生として…」
—今までリーグ戦を振り返ってどうですか?
(長谷川選手) 振り返って…いま現在までってことですよね?そうですね、1周目(前半戦)とかは全然勝てなくて、正直ぼくらもこうなるとは予想してなくて…。でも、予想以上にどこも夏とかがんばったみたいで、レベルアップしていて…強いなぁって印象が…。
 逆にぼくらは春先から練習をがんばってたんですけど、伸びてないのかなっていう第一印象をもってて…そこからまた意識も変わりましたし、2周目(後半戦)始まって中盤ですけど、まぁ気合い入れ直したんで、徐々に勝ち星が増えてきました。
—それはよかったです。去年から試合に出ていた選手が多いと思うのですが。
(長谷川選手) そうですね…ただ、去年の4年生はみんながんばっていたし、引っ張っていってくれていて。その力は試合にからむ人数は少なくても、やっぱり4年生はいつでも偉大っていうか、引っ張っていってくれていて…試合に出るのが全てじゃないんで、偉大さを感じてます。
—では、いざ自分が4年生になってみてどうですか?
(長谷川選手)
 やっぱがんばってるつもりでも、結果が出てないし…結局、結果出さないと伝わらない部分もたくさんあると思うんで。もちろんファンの方や、試合を観に来てくださる人が見られない部分であってもがんばってはいるんですけど…もっとがんばらなきゃなって。4年生として、僕もそうだし、他の奴らもそうなんですけどね。
 
 

「理想のキャプテン像とは…」
—下級生はどうですか?試合に出ているメンバーも多いと思うのですが…
(長谷川選手) 今日の試合とかもそうなんですけど、僕が全然ダメで…佐々木が前半がんばってくれましたが、下級生に支えられてる部分がすごく大きいと思うし、(下級生の)あいつらががんばってくれるんで、(4年生の)ぼくらも逆に良い刺激になってる部分もたくさんあって、すごく良いと思います。
—ちなみに、長谷川選手の理想のキャプテン像みたいなものはあるんですか?
(長谷川選手) 僕が1年生の頃のキャプテンの宇佐美さん(現・日立電線)っていう人がいるんですけど、すごいキャプテン像っていうか1番理想っていうかキャプテンだなぁ~って。
 まぁ真似してっていう感じではないんですけど、真似できてるかどうかもわからないですけど(笑)あの人は試合もそうだし、普段もそうだし、練習もそうだし、一生懸命やってて。背中でも見せるし、態度とか声とかそういう部分でもしっかり「ザ・キャプテン」みたいな感じでやってくれてたんで、そういうの見てきてるんで、僕もそういうキャプテンになりたいな、と。
—そうなんですね。ベンチに下がっているときに、すごく声を出してるな、という印象があるのですが、それは4年生になって意識していることですか?
(長谷川選手) そうっすね、結局下級生が出る場面が最近は多いんで、試合中にプレーで見せられない分、見ていて思うことを言ったりとか、アドバイスをしたりとか、それもキャプテンであり、4年生の役割だと思うんで、そういう部分は心がけています。
—なるほど。拓殖大は、こちらから見ると明るくて楽しそうなチームという印象があるのですが、長谷川選手の中で拓殖大ってこういうチームだよっていうのはありますか?
(長谷川選手) 見たままっていうか…(笑) ホントにそんな感じで、練習中も雰囲気いいときはすごいみんな声も出ていて、上下関係っていうのも良い意味でなくて…常識的な最低限のところはもちろんあるんですけど、そんな厳しい上下関係もないんで、わりとみんなどの学年も仲良くやってますね。
—ちなみに、池内監督の練習については?
(長谷川選手) 池内さんはホントに、僕らのことを尊重してくれるっていうか…僕らの意見もものすごく聞いてくださるし、まぁ言い方もアドバイス的な感じで怒鳴ったりされないんで。他のみんなもそれを素直に受け止められるし。雰囲気を大事にしてくださる方なんで、すごい僕は好きですね、池内さんの練習は。
—やりやすいですか?
(長谷川選手) はい、やりやすいですね。選手の良さを引き出してくれるっていうか。
—では、入ってみた当初はどうでした?
(長谷川選手) いやぁもう最初は正直大学全体的にまぁどこがどういう大学で、どういうスタイルでっていうのがあんまりなかったんですけど、イメージは。拓大ももちろんそうで…あんまり大学バスケ見たことなかったんで、無の状態で入って…その時に宇佐美さんとかがやっぱ一生懸命やってて、あぁ大学生いいなぁ~って…その頃からもう結構雰囲気も良くて、仲も良かったんで、いいなぁって。
 
 

「集大成、チームで出し切ってがんばりたい…」

—では、その拓殖大でのリーグ戦も残りの4試合となりました。どうしていきたい、という思いはありますか?
(長谷川選手) ホントに勝ち星を増やすしかないと思ってるんで、相手がどこであれ。自分たち拓大のバスケットをして、今ちょっとチームで勝ててないですけど、みんなでがんばって勝ちたいと思います。
—そういった中で拓殖大のここを見て欲しいという部分はありますか?
(長谷川選手) そうっすね~やっぱりDFからのブレイクとか、まぁ個々の僕も含めなんですけど、シュートとかみんな得意なんで。そういう一人一人のシュート力とか、1対1とか、それは見て欲しいですね。
—次に対戦する明治大の印象は?
(長谷川選手) 僕から見てですか?いや…今年はなんか思ってた以上に明治、みんなかみ合ってるし、変わったなって、良くなったなぁ~ってすごく感じます。主力がそれこそ田村さん(現関東実業団・曙ブレーキ工業所属)とか、卓哉さん(佐藤選手・現関東実業団・三井住友海上所属)とか、あの人たちが抜けて、みんな自覚が出てきたのかわかんないですけど、みんなすごい積極的だし、良いチームだなぁ~って。
—なるほど…では、次の日の日曜に対戦するのは…
(長谷川選手) 東海ですね。だから、僕たち2試合ともホームゲームのチームとなんですよ。だから、めちゃくちゃアウェーなんです(笑)
—それはキツイですね・・でも、拓殖大は応援団が盛り上げてくれるからいいですよね
(長谷川選手) そうっすね~心強いです!
—最後に4年生なので、このリーグ、そしてインカレと続いていくと思うんですけども、それにかける4年生だからこそ思える想いはありますか?
(長谷川選手) あぁ~それはもちろん。まぁこのリーグ次第でどこに入るかインカレのトーナメントがわからないんですけど…。まぁそれこそ相手が誰であれ、結局は倒さなきゃいけないんで、インカレも優勝目標にやってきたんで今まで。集大成、チームで出し切ってがんばりたいと思います。

(写真:拓殖大は、明るく一丸となって応援しているBチームも含め、チーム全体で戦っている姿がよく見られる。きっとその団結力が、これまで何度も見せてくれた怒涛の追い上げの源になっているのかもしれない。拓殖大の試合は最後の最後まで目が離せない。ぜひそれを会場で目撃してほしい。)

 

 

◆Interview
明治大 #7 森山 翔太 選手 (3年・G)

 

「どれだけやっていけるのか…」
—今年の明治大はどういうチームですか?
(森山選手) 他のチームから見て、2・3年が中心で若いチームだから軸がないんじゃないかなって思われてる部分はあったかもしれないけど、2年生や自分らの代も最近はちゃんと責任感を持ってる選手が増えてきていて。
 最初リーグ戦入る前は簡単に負けて崩れるかなって思ってたんですけど…意外とそれがなくて、思っていたより全然良いチームだったなっていうのは感じています、リーグ戦始まってからは。
—なるほど。じゃあそういうチームで…若いチームだと思われてることについて何か思うことは?
(森山選手) うーん…そこはなめられるというか「絶対明治弱いだろ」とか最初は思われる気がするので、それは覆したいですね。4年間やってきた選手たちがいる中で、どれだけやっていけるのかっていう風に逆に挑戦しかないですから、自分たちには。それが良い方にいってるんじゃないかなとは思いますね。
—いろんな大学と対戦した中で4年生の気持ちというかそういうものは感じたりはしますか?
(森山選手) それをみせられた試合も何試合かありました。その4年生に勝負所で決められたりとか…。そうすると、向こうのチームは勢いに乗るし…まぁそっすねやっぱ、4年間一緒にやってきた仲間っていう信頼関係がたぶん強いと思いますが、今のチームでもそれに近いものは作り上げられてきている、とは思っています。
—そういった中で、今5勝9敗っていう結果に関してはどういう風にとらえていますか?
(森山選手) 1周目に関しては、勝てそうな試合を拾えなかったり、負けそうな試合を逆に拾えたっていう試合もあって。それも経験として捉えています。今年始まってからは、1部のチームに勝ったことがなかったので、本当に大東大(第4戦)に勝ったときとかの喜びとかは今でも忘れないし、それをもう1回味わうために練習を積み重ねてきましたし。まあ、今の結果に納得は誰もしてないと思います。
—確かに、大東戦で勝ったときに印象的だった一言が「自分たちの力ではじめて勝ったのがうれしい」と。
(森山選手) そうですね。去年は4勝でしたけど…卓哉さん(佐藤選手)とか田村さんに頼って、自分は+αみたいな存在での勝利だったんで。自分たちで勝ち取ったっていう感じではあんまりなくて…。けど、今年は去年よりも全然試合に出ている分、責任もかかってくるからもちろん負けたときの責任も感じるけど、逆に勝ったときの喜びっていうのは去年より全然大きいんで。もう本当に違いましたね。やっと自分らの力で勝ったって感じれたっていうか…。
—大きな1勝だったんですね。
(森山選手) はい。
 

 

「どんどん盛り上げていきたい…」
—今度の土曜日はホームゲームですね。
(森山選手) 僕が入学してからたぶんホームゲームで勝ったことがないと思うんですよ(笑)
だからあんまりホームだからといって気負ったこともないですけど、やっぱり自分らが本当に汗流して苦しい思いしてるところで、試合できるせっかくのチャンス。しかも、チームの(入替戦回避などの)進退がかかった大事な試合が(ホームで)できるっていうことは、プレッシャーでもありますけど喜びでもあるんで。明治大の学生も見てくれる人いっぱいいるし、バスケットの人気度っていうか、明治でもこのバスケ部の評価を上げるためにもなんとかして勝ちたいですよね。
—具体的に、どういうところを見てほしいですか?
(森山選手) 僕らは比較的に他大と比べたら…小山とか盛り上げてくれてますけど、おとなしいほうだと思います。それに、プレーでみせる選手が多いんで、安藤とか中東もそうだし。もちろん自分もみせたいですし、他の大学ではできないプレーを持ってる選手がいっぱいいるから、そういうところでどんどん盛り上げていきたいですね、試合を。
—明治大はアップがちょっと変わってますよね。
(森山選手) そうですね、はい。僕ら他の大学のアップと比べても、特にダンクとかはできる選手もいっぱいいるし、その中でもバリエーションいっぱいありますから。掛け声とかも最後ちゃんとしっかり盛り上げて終われて、そこからもう試合だと思ってるんで。
—アップ中の掛け声は、高麗大(韓国)を参考にしていると聞きましたが?
(森山選手) ああ、そうです。高麗大との定期戦で、はじめて聞いた時におもしろい掛け声だなと思って。しっかり全員が声を出して向こうに威圧感を与えられるから、それを僕らも取り入れようかって言って、去年くらいからやっていて。今年はちょっと完成度が上がってきていますね。
—それも見所ですね(笑)
(森山選手) そうですね(笑)
—試合直前のあの円陣を組んでのジャンプはオリジナルですか?
(森山選手) あれは、実は言うとNBAのパクりで。うちのスタッフが大のNBA好きで、試合前に円陣で盛り上げてベンチ戻ろうっていうことで、何かやろうぜ!ってなったんですけど、なかなか決まらなくて…じゃ、NBAから真似しよっかって見つけてきてくれて、あれをやることになりました(笑)

—あれはけっこう好きです(笑)
(森山選手) あっ、本当ですか!?でももっと声出ると思うんですけどね。だから本当に、このホームゲームを機に(チームの)みんなにかぶってるもの取ってほしいですね。たまに決まる時あるんすよ、ちゃんと。ただ、バラバラになって入っちゃうときあるから…そういうのは本当になくしたいですね。
—こちらも徐々に完成度を高めていくということですね。
(森山選手) そうですね、この14試合終えて、こっちのほうも(笑)
 

 

「一緒になってやってくれたら…」
—あと4試合、最終的にはどうインカレにつなげていきたいですか?
(森山選手) あと4試合はすごい(順位が)動く試合になると思うし、特に自分らなんて下のほうなんで入れ替え戦に行くか行かないかっていうプレッシャーもすごいかかってくるし。ただ、そのプレッシャーの中で戦うことができればまた一つ成長できるし、そのメンバーでまた来年迎えられますからね。
向こうに4年生がいて戦うっていうチャレンジはリーグ戦だとあと4試合しかできない。だから、どんどん試していきたいなって思いますね。
—土曜日は拓殖大です。どういう印象ですか?
(森山選手) あんまり身長はないですけど、DFを激しくやってきて、速い展開でオフェンスを組み立ててくるから…。特に中心である智伸さん(長谷川選手)をどうやって点数低く抑えるかっていうことですかね。学生代表にも入ってて経験がある4年生なんで。例えば僕がマッチアップするんであれば、DFで打たせないのももちろんですけど、オフェンスから、向こうがDFしてるときに苦しめることができれば、嫌な感じでオフェンスがはじまると思うんで、そういうのとかも意識してやっていきたいなって思いますね。
—最後に、ホームゲームを見に来てくれるファンに向けて一言お願いします。
(森山選手) できれば、シュートが入ったときに歓声を上げてもらえれば、それだけ自分らのテンションっていうか気持ちも上がるんで、手叩いてくれるだけでもいいです。そうやってくれるだけで自分らの力になるんで、良いプレーしたらぜひ盛り上げてほしいですね。自分らでも盛り上げていきますけど、そこで一緒になってやってくれたら嬉しいなと思います。

(写真:NBAをマネた、というアップの最後に行われるこの円陣。若いチームだからこそ、前例に捕らわれず、新しいことをどんどん取り入れていくことができるのだろう。そうやって変化し続ける彼らを見届けに、ぜひ会場へ!)

 

 

 

拓殖大•長谷川選手、明治大・森山選手、ご協力ありがとうございました!この両大学の対決は、10月20日(土)17:50〜@明治大和泉キャンパスです!!

そして、これにて事前特集企画は終了となります。ご覧いただきありがとうございました。
さあ、とうとう明日です!!開場は13:30!!(土足厳禁のため、上履き持参をオススメいたします。)

明治大だけでなく、取材協力してくれた専修大、日体大、大東大、日本大、拓殖大の応援に、ぜひ会場へお越しください!!

 

Written & Interview & Photo & Design MUBT MAGAZINE

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