【2012インカレ】ベスト8決定戦vs仙台大学~安藤選手・中東選手インタビュー掲載~

by admin on 金曜日, 11月 23rd, 2012


「東日本大震災」被災地復興支援 第64回全日本大学バスケットボール選手権大会 ベスト8決定戦 vs 仙台大学戦の結果を掲載いたします。


◆試合結果

明治大学 64(19-10,19-11,17-10,9-14)45 仙台大学
◆レポート

【1Q】
開始1分で仙台大は連続得点で白鴎大を破った勢いをみせるが、すぐに中東が連続3Pを決めて流れを取り戻す。
前半は、攻めるディフェンスで仙台大のターンオーバーを誘う。
すると、目、中東とおもしろいように3Pが決まり、一気に点差を離す。
仙台大は、田賀・庄司が積極的にシュートを決めて追いすがる。
少し流れの悪くなってしまった明治大だが、残り10秒で中東がこのQで4本目の3Pを鮮やかに決めてリードを保ち終了。

【2Q】
明治大のディフェンスはますます激しくなっていくと、仙台大はターンオーバーを連発する。
明治大は、目が3Pを2本決めるなどアウトサイドは好調をキープ。
さらに、オールコートディフェンスからバックコートでボールを奪い、安藤が得点につなげるなど明治らしい速攻もみられる。
ターンオーバーが続く時間帯もみられたが、要所要所で目が3Pを決め、仙台大の流れを断ち切ると、リードを広げて前半を終えた。

【3Q】
後半開始から仙台大の怒涛の反撃が始まる。ノーマークでのシュートを次々と決められ、一気に点差を縮める。
明治大は、安藤がドライブから得点するも単調な攻めになり、だんだんシュートも落ち始める。
しかし、ディフェンスの気持ちだけは切らさなかった明治大は、中東、皆川が連続してブロックショットをするなど仙台大の流れを断ち切る。
仙台大は、主力にファールトラブルもあり、なかなか点差を縮めることは出来ない。
すると、明治大のエースが覚醒する。
中東は積極的にファールをもらい、フリースローで得点を重ね、さらにディフェンスからリズムをつくり連続得点。
仙台大の得点を残り6分半で佐藤のシュートの2得点に抑え、最後は川内の速攻も決まり、良い流れのまま最終Qへつないだ。

【4Q】
明治大はこのQもディフェンスのプレッシャーの手を緩めることはなく、仙台大の攻撃を封じる。
安藤が高い位置でスティールをすると、速攻で中東が豪快にダンク!!
そしてスローインのボールもすぐにスティールし、安藤が決めるなど明治大ペースで試合が進む。
しかし、仙台大も黙ってはいない。
川嶋・佐藤が連続してジャンプシュートを決めると、プレスディフェンスで明治大を攻め立てる。
すると、明治大は急にバタバタし始め、ターンオーバーを連発する。
悪い流れを断ち切ろうとタイムアウトを取るが変わらず、仙台大に3連続で3Pを決められてしまう。
明治大はインサイドへのアタックが上手くいかず、パスをまわすだけになり、攻め気を完全に失ってしまう。
それでも仙台大のシュートが決まってないだけ救いがあり、中東が残り30秒で3Pを沈め、
前半のリードを守った形で明治大がベスト8を決めた。

 


◆BOX

#0 川内 慎太郎 5:24 2得点 1TO
* #2 目 健人 35:34 18得点 (3P6本含む) 2リバウンド 3TO 2AS 1BS
#7 森山 翔太 15:03 5得点 (3P1本含む) 3リバウンド 1TO
* #10 清水 隆平 30:03 1リバウンド 1TO 1AS 1ST
* #12 中東 泰斗 32:53 29得点 (3P6本含む) 10リバウンド 5TO 3AS 3ST 3BS
* #16 安藤 誓哉 38:16 8得点 6リバウンド 4TO 5AS 3ST
#22 西川 貴之 13:50 5リバウンド 1TO 1AS 1ST
#50 伊澤 実孝 7:39 2得点 1TO
* #51 皆川 徹 20:22 1リバウンド 1TO 2AS 1BS
#55 吉本 健人 0:16
#89 土井 慧吾 0:40
(*:スターティング・メンバー)

◆試合速報
Twitterで試合速報を行っています。ご覧になりたい方は下記へ。
http://twilog.org/msup2011bb/date-121121

◆Photo Galley:2012インカレ・初戦vs札幌大学~【Photo Galley】~

◆次戦の試合情報
・準々決勝 11月23日(祝・金)13:40~vs専修大@国立代々木競技場第二体育館

一回戦で白鴎大が仙台大に敗れる波乱があった。
関東大学のプライドにかけて、どうしても負けられない。
選手たちは自分たちの力の差を見せつけるつもりでこの試合に挑んだ。
しかし、4Qでまさかの失速、逃げ切る形でベスト8へと駒を進めた。

「40分間の中で何秒かの悪いことが、次につながらないってことがわかるはず。
この子たちには40分間、1秒でも気を抜かないでいて欲しい。何十点点差が開こうがね。それが相手に対する尊敬だから。(塚本HC)」

勝てばそれで良い試合をするつもりはない。
その先へと進むためにはここで立ち止まっている暇などないのだから。

 

~◆#16 安藤 誓哉 選手 (CAP/2年/180cm/PG)~
—今日の試合を振り返って
30点開いて、40点、50点開かないといけないのに…悪い意味で明治らしさが出てしまいました。

—ただ前半の戦いぶりは評価できるところはありましたよね?
そうですね、ディフェンスでプレッシャーをかけるところは。1発目からバンバンをプレッシャーを掛けにいきました。
今日はディフェンスで見せたかったんで。気持ちを出して。俺も明成だと。

—なるほど(笑) ディフェンス面では見せられたのでは?
そこは次につながる部分はあったと思います。ただリバウンド、ルーズボールは負けたらダメかなって。数字にも負けている、というのが表れていたので。

—この試合には勝った、けれど、そういった部分では負けていた、と。その違いは気持ちの部分なのでしょうか。
気持ちですね。気迫で圧倒したかったです。40点、50点開けてばーんと。
技術が俺らが勝ってると思ってないし、技術なんて紙一重なんで。だから、リバウンド、ルーズは勝ちたかったですね。
文哉さん(仙台大・佐藤文選手)たちに最後「俺らの分も次頑張れよ」って言われた時に…申し訳ない気持ちになりましたね。デカイんだから、もっとバンバン動いてリバウンドとか取ってそれで勝ちたかった。(高校の先輩たちを)納得させたかったです。

—それはこれからのインカレ3試合で見せていくしかないですね。
そうですね、見せていくしかない。まずは次の試合に勝つしかないです。

~◆#12 中東 泰斗 選手 (2年/190cm/SF)~
—今日の試合はどうでしたか?
勝ったけど、いい試合ではなかったです。
まぁディフェンスが良かったんで、それで勝ったようなものです。

—いい試合でなかった原因は?
インサイドで得点が取れないんで、そこをもうちょっとどうにかしたいですね。

—チームとして課題は見つかりましたか?
もうちょっとインサイドで得点をとって、今日リバウンドの数負けちゃったんで、リバウンドをしっかりとってみたいな。

—ターンオーバーは?
ターンオーバーも後半多くなってしまって…得点が開いて、ちょっと気が抜けた部分がありました。そこはまだまだ自分たちの甘いところだなぁ~って。

—個人としては?
40分間集中することですね。
すぐ気抜いちゃうんで(笑)そこをなんとかしないと。

—チームをまとめる役割もありますから大変ですね?
やっぱり(チームが)ミスしたときに僕と誓哉がもうちょっとプレーで引っ張るみたいなことが出来たらいいんですけど…。
今日は大事なところでミスしちゃったんで…そこは反省しなきゃいけないのかなって。

—次は専修大戦ですが、どうしていきたいですか?
前回は最初にやられちゃった部分があったんで…。
やっぱり出だしが良ければ勝てると思うので、最初から攻めていきたいです。

Written by R
試合速報 R&M
Photo K

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