【2013関東リーグ戦】第5戦vs東海大~残り6分間からの敗戦 は「勝ち方」を身につけるための経験に~

by admin on 日曜日, 9月 8th, 2013


第89回関東大学バスケットボールリーグ戦 第5戦 vs東海大 の試合結果を掲載いたします。



◆試合結果

 明治大 ●68(13-22,21-17,20-17,14-25)81○ 東海大

◆レポート

スタート
明治大…#2目・#12中東・#16安藤・#24田中(成)・#50伊澤
東海大…#24田中(大)・#7晴山・#10ザック・#51須田・#0ベンドラメ

【1Q】
幸先良く明治大・中東がバスカンを決めてリズムをつくると、明治大はゾーンDFで東海大OFに対応。しかし、それをものともせずに東海大・須田が3Pを沈めていく。明治大も安藤・中東の3Pで応戦していくが、徐々にターンオーバーが多くなり、東海大にリードを許してしまうとジワジワと点差が開き、須田がこのQ3本目の3Pを決めたところで明治大はたまらずタイムアウト(残り2:30,10-18)

目の3Pが良いところで決まり、反撃したいところだったが、東海大・田中が鮮やかにドライブを決めてその流れを断ち切ると、そのまま13-22と東海大リードで1Qを終える。
 

【2Q】
明治大は積極的に中東・伊澤がジャンパーを決めるも、東海大・三ツ井・藤永に返されなかなかリズムを作れない。さらに東海大・梅林にインサイドで得点を許すなどなかなかその点差を縮められず、藤永にドライブを決められて明治大は2回目のタイムアウト(残り4:21,22-35)

すると、残り3分をきって、西川のジャンパー、さらに安藤のバスカンが決まり、再びその差を一ケタに戻すと、東海大のターンオーバーから西川が速攻で得点、さらに安藤から皆川への合わせが綺麗に決まると、東海大はたまらずタイムアウト(残り34秒,31-37)

東海大・田中(大)にフリースローで返されるが、明治大の勢いは止まらず残り1秒で田中(成)の3Pが鮮やかに決まると、34-39と明治大ペースで前半を終えた。
 
 

【3Q】
このQも中東の得点からスタートすると、明治大はDFから流れを作り、東海大のターンオーバーを誘う。西川のドライブ、皆川のゴール下で2点差までつめると、目の3Pで残り5:16ついに逆転に成功。しかしそこは東海大も須田の3P、田中のジャンパーで再びリード。明治大は西川が奮起し、3P、ジャンパーと決めて1点差まで追いつめるが、ザックのバスカンワンスローで逆転までには至らない。だが、残り1秒で西川が3Pを沈め、54-56と2点ビハインドと逆転の可能性を残して最終Qへつなぐ。
 

【4Q】
開始早々、目の3Pで明治大は逆転に成功。すぐに晴山、田中(大)に返されるが、安藤のドライブ、皆川のバスカンワンスローで一進一退の攻防が続く。しかし、明治大は急激に失速し、得点が止まってしまう。すると、東海大は和田が3P、スティールからの速攻で波に乗ると、明治大はたまらずタイムアウト(残り5:52,62-65)

それでも東海の勢いは止まらず、田中の連続得点でさらにリードを広げる。明治大はターンオーバーも続き上手く攻め切れず、西川が3Pで粘るも、東海大エース田中(大)にあっさり決め返され、さらに須田の3Pで65-75。10点差といよいよ苦しくなる。

東海大の勢いは止まらず、田中(大)の3Pがもう1本決まって残り2分。伊澤のフリースロー1本と安藤がスティールからレイアップを決めて最後まで諦めない明治大。オールコートDFで攻めるも、東海大田中(大)ダメ押しの3Pを決められ力尽きる。4Q中盤まで粘りを見せた明治大であったが、勝ちを意識してからの急激な失速を止められず、悔しい2敗目となった。

(写真上:Tipoffの様子)
(写真下:4Q皆川選手の同点となるバスケットカウントを決めると、ベンチから大きな歓声が上がった場面)

 


◆BOX

* #2 目 健人 34:55 9得点 (3P3本含む) 5リバウンド
* #12 中東 泰斗 37:19 12得点 (3P1本含む) 6リバウンド 6TO 3AS 1BS
* #16 安藤 誓哉 40:00 9得点 (3P1本含む) 4リバウンド 2TO 9AS 2ST
#22 西川 貴之 27:21 19得点 (3P3本含む) 4リバウンド 1TO 1AS
* #24 田中 成也 8:39 3得点 (3P1本含む)
* #50 伊澤 実孝 20:48 7得点 5リバウンド 2TO
#51 皆川 徹 30:58 9得点 6リバウンド 2TO

(*:スターティング・メンバー)


◆試合速報

Twitterで試合速報を行っています。ご覧になりたい方は下記へ。
http://twilog.org/msup2011bb/date-130907

◆Photo Galley
2013リーグ戦・第5戦vs東海大~【Photo Galley】~
 
◆次戦以降の試合情報
「カレンダー」ページ(選手ポスター掲載)をご覧ください。

 
 

~残り6分間からの敗戦 「勝ち方」を身につけるためには~
 

この試合は試合開始から緊張感に包まれた見ごたえがある試合となった。

「(これまでの試合ほどではないが)やはり最初の立ち上がりが悪かった(目健人選手・4年」という言葉通り、1Qは13-22とリードを許してしまう展開に。しかし、「粘り強さは見せられたと思う。(目健人選手・4年)」と我慢の時間帯でも流れを待てるだけの力を持っているのが明治大だ。少しずつ追い上げ、4Qでは2度の逆転に成功した。

悔やまれたのは残り6分間。和田が連続でゴールを決めると、そこに田中(大)が3P、ドライブ、ジャンプシュートと3連続得点、そして須田が3Pと東海大の4年生たちが次々とシュートを決め、残り2分で65-78と引き離されてしまった。最後まで逆転を狙うも、残り32秒で再び田中(大)に3Pを決められ、68-81。悔しさの残る試合となった。

明治大の選手たちは、今シーズンに対して「優勝するなら青学大と東海大に勝って優勝したい。」とずっと口にしている。それだけにまずはこの東海大戦で勝ち星をあげたかったが、惜しくも逃してしまったことに「悔しい」という言葉を選手たちは口にした。

しかし、5試合を終え、徐々に調子をあげてきているのは事実だ。それに明治大の成長はこれからだ。

「向こう(東海大)は勝ち方を知っていて、僕ら(明治大)はまだ知らない。(塚本HC)」という言葉通り、今塚本HC率いるスタッフ陣が選手たちに『自分たちで考え、自分たちで選び、自分たちで勝ちを掴みとれるような知識や経験を選手たちに与えている段階』で、この試合の悔しさもきっとこれから勝利を掴むために乗り越えていかなければいけないものなのだ。そしてその先に勝利を自ら手にすることができるチームへと変貌を遂げるはずだ。

明治大は負けたことで下を向いていない。常に前を見続けている。次は青学大との対戦だ。終わった後、ぜひ勝利して笑顔見せる彼らに会えるよう期待したい。
(写真:コート、ベンチ、応援席が一体となったこの試合。ぜひ勝利し、この笑顔を試合後にも見せてほしい。)
 
 

Written by K&R
試合速報 R
Photo K

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