【2013関東リーグ戦】第7戦vs大東文化大~「原点回帰」明治らしさを取り戻すために必要な一勝に~

by admin on 日曜日, 9月 15th, 2013

第89回関東大学バスケットボールリーグ戦 第7戦 vs大東文化大 の試合結果を掲載いたします。



◆試合結果

 明治大 ○67(14-20,28-4,15-11,10-14)49● 大東文化大

◆レポート

明治大…#2目・#12中東・#16安藤・#22西川・#50伊澤
大東文化大…#8戸ヶ崎・#28兒玉・#30鈴木・#86小野寺・#99山崎

【1Q】
大東文化大(以下大東大)兒玉の連続ジャンパーで先制すると、勢いに乗った大東大は、鈴木のバスカン、山崎のフリースローとリードを広げていく。明治大はOFが上手くかみ合わず、ターンオーバーを連発。さらに苦しい形でのシュートが多く、4分半ノーゴール。ようやく田中がゴール下で得点するも、流れは変わらず、大東大山崎にバスカンを決められてしまい、たまらずタイムアウト(残り4:01,2-13)

伊澤のジャンパー、中東の3Pで反撃に出る明治大だったが、大東大山崎のドライブをファールでしか止められず、フリースローで得点される。それでも、田中がOFリバウンドから粘りをみせ、中東からの絶妙なアシストで伊澤が得点するなど良い流れになると、ラスト5.4秒で伊澤がバスカンワンスローをしずめ、何とか6点差で1Qを終える。
 

【2Q】
重苦しい1Qを乗り越えて、ようやく明治大の猛攻が始まる。明治大はDFで大東大を攻め立て、ターンオーバーを誘発。その隙を逃さず、西川のドライブ・清水の合わせのプレーなどで着々と加点。さらに、リバウンドでの粘りが見られるようになった明治大は、OFリバウンドから清水が得点し同点に。明治大はその手を緩めることなく、オールコートDFで大東大の攻撃を完全にシャットアウトし、5分間ノーゴール。中東のシュートで逆転に成功すると、ここから一気につき離しにかかる。

安藤が思い切りよく3Pを決めると、清水も再びOFリバウンドからのシュートを決め、流れは完全に明治大。大東大も渡部・鈴木が必死で得点するが、明治大の勢いは止まらない。安藤・西川が次々と決めてリードを広げると、このQ大東大の得点をわずか4点に抑えて明治大リードで前半を終える。
 
 

【3Q】
互いに攻め手に欠け、2分間ノーゴール。ようやく明治大安藤が3Pを沈めると、試合が動き出す。目の3Pも決まって波に乗る明治大だが、激しいDFのためファールがかさみ、中東のファールが4つと苦しくなる。さらにフリースローで大東大に加点を許し、なかなか引き離せない。

それでも、西川が要所要所で得点を重ね、大東大小野寺のOFファールを誘うと、その流れのまま森山が3Pを沈め、大東大はたまらずタイムアウト。明治大は残り3分曾田・清水を投入するが、なかなかリズムに乗り切れず、我慢の時間帯が続く。しかし、大東大も山崎の3Pが単発で決まるのみになり、互いに流れを掴めないまま最終Qへつないだ。
 

【4Q】
伊澤がポストプレーなどで積極的に得点し、流れを掴んでいく。しかし、大東大もオールコートプレスで明治大のターンオーバーを誘い、勢いを増してくる。ルーキー曾田が鮮やかなドライブを見せて大東大へ傾いた流れを断ち切るも、小野寺がサイズを活かしてインサイドで得点を重ね、明治大を猛追。

明治大は、ボールインからのターンオーバーなど細かいミスが見られたが、川内が24秒ギリギリでジャンパー、続けてドライブを決めてリードを広げると、そのまま大東大の粘りを振り切って試合終了。出だしで躓いてしまったものの、DFからリズムを作って逆転した明治大が連敗を止める4勝目を手にした。

 


◆BOX

◆明治大学◆
#0 川内 慎太郎 12:48 4得点 1リバウンド
* #2 目 健人 25:26 3得点 (3P1本含む) 3リバウンド 1TO 2AS
#5 森山 翔太(CAP) 13:19 3得点 (3P1本含む) 1リバウンド 1TO 1AS
#7 曾田 圭佑 12:03 4得点 2リバウンド 1TO
#10 清水 隆平 12:24 6得点 3リバウンド 3TO
* #12 中東 泰斗 21:23 7得点 (3P1本含む) 5リバウンド 1TO 3AS
* #16 安藤 誓哉 27:27 15得点 (3P3本含む) 6リバウンド 1TO 3AS 1ST
#19 古本 樹 2:55 0得点 1リバウンド
* #22 西川 貴之 27:41 10得点 6リバウンド 1TO 3AS 2ST
#24 田中 成也 20:13 4得点 2リバウンド 2AS
* #50 伊澤 実孝 24:21 11得点 6リバウンド 2TO 1BS
 


◆大東文化大学◆

#7 渡部 舜 8:12 2得点
* #8 戸ヶ崎 祥一 38:45 2得点 8リバウンド 1ST
#17 寺崎 恭一 1:19 0得点 1TO
#18 吉山 亨 1:09 0得点
* #28 兒玉 貴通 38:37 8得点 (3P1本含む) 6リバウンド 2TO 2AS 4ST
* #30 鈴木 友貴 28:39 9得点 4リバウンド 1TO
#68 花井 大悟 7:54 0得点 1TO
* #86 小野寺 翔輔 33:03 14得点 4リバウンド 2TO 1AS
#87 波多 直樹 7:31 2得点 1リバウンド
* #99 山崎 渉真 34:51 12得点 (3P1本含む) 4リバウンド 1TO

(*:スターティング・メンバー)
 
 


◆試合速報

Twitterで試合速報を行っています。ご覧になりたい方は下記へ。
http://twilog.org/msup2011bb/date-130911

◆Photo Galley:(大変申し訳ありませんが、この試合の写真掲載はございません。)strong>

 
◆次戦以降の試合情報
「カレンダー」ページ(選手ポスター掲載)をご覧ください。

 
 

~明治大らしいプレーで勝利を…原点回帰して勝ち取った大事な4勝目~
 
2週目を終えての3勝3敗は、明治大にとっては良い結果とは言えないだろう。
3連勝したときも、明治大らしいプレーで勝てた試合ではなく、苦しみながら勝ちをつかんだ。
3連敗したときも明治大らしさを出せていればもっと違った結果になったに違いない。

それがわかっているからこそ、どうしてこうなってしまったのか?
選手各々が悩んでも悩んでも答えはみつからないまま6試合戦いぬいてきた。

気持ちを切り換えようにもすぐに試合はやってくる。
明治大にとって今週の3連戦は、自分たちらしいプレーを取り戻して勝つ。
まさに原点回帰しなければならない大事な3連戦になった。

試合の入り方は相手に合わせてしまい、なかなかリズムを作れなかったが、2Qから本来の明治大のプレーが戻ってくる。
DFで攻めて攻めてターンオーバーを誘って自分たちのリズムを作る。
そこから、パッシングしてボールの流れを良くし、アウトサイドシュートがおもしろいように決まっていく。
まさに見たかった明治大がそこにはあった。

「いろいろ出来てないことをやろうとすると、頭がパンクするので、とりあえずパッシングしてボール回してってことを意識してやりました(安藤選手)」
「自分たちのベースがDFだってことを忘れて、東海・青学に80点とられて、そんなの自分たちのバスケットじゃないから、そこから直していこうってことになりました(森山選手)」

選手たちも出来ることから一つ一つ積み重ねていって、明治大のバスケットをする。
そんな想いが一つになったからこその勝利だったと思う。

ただ、これはあくまでも助走にすぎない。
まだまだこんなもんじゃない。もっと全開でDFして、圧倒的な力を見せ付けたい。
燻っている想いが選手たちの中にはある。
明治大としての本来の姿を取り戻し、大きく羽ばたくためには、目の前の試合に全力を注ぎ、チームとして一つになることが必須である。
今週、来週を経て、再び上位校と戦うときにどうなっているか…。
今日の試合がそのきっかけになればいいと心から願う。

 
 
 

 
 

Written by R
試合速報 R

Share on Facebook
Share on Twitter

Leave a Reply