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【2013関東リーグ戦】第10戦vs白鷗大~ぎりぎりでの勝利の裏に「選手たちに考えさせ、ゲームを作らせる」というコーチ陣の想い~

by admin on 金曜日, 9月 20th, 2013


第89回関東大学バスケットボールリーグ戦 第10戦 vs白鷗大 の試合結果を掲載いたします。



◆試合結果

 明治大 ○75(21-16,25-18,14-17,15-22)73● 白鷗大

◆レポート

スタート
明治大 #16安藤、#12中東、#2目、#24田中、#22西川
白鴎大 #10田中、#5柳川、#15白濱、#23イッサ、#28川邉

【1Q】
序盤、明治大が中東、西川、目と3Pを立て続けに決め9-2で流れをつかむと、白鴎大たまらず1回目のタイムアウト。しかし、ここから柳川に連続得点を許すなど、白鴎大が点差を縮めるが交代した明治大・伊澤が得点を重ね、逆転は許さず。明治大は後半リングに嫌われる場面も見られたが、その嫌な空気を断ち切るかのような目の3Pが決まり21-16とリードして1Qを終えた。

 

【2Q】
2Q出だしは明治大・伊澤が攻守で活躍。3連続得点でチームを盛り上げ27-18とリードを広げると、今度はチームディフェンスで白鴎大が攻めきれず24秒。さらに手を緩めることなく、シュートが入らず点が止まった白鴎大に対し明治大は確実に決めていきリードを広げ、伊澤のバスカンが決まると完全に明治大ペース。その後も得点を重ねると白鴎大タイムアウト。その後、ボールを回したところで目がドライブを決め、40-20と明治大は20点差にまでリードを広げる。しかし、今度は明治大の点が止まると、3Pなどを確実に決める白鴎大にじわじわ点差を縮められることに。しかし、残り4.3秒でボールを奪った明治大は悪かった流れを断ち切るかのように清水がコートを走りきり速攻を決めるプレーを見せると46-34で後半へ。
 
 

【3Q】
後半はスタートから両チームともシュートを決め合い譲らない展開。ややミスも見られ試合がバタつく中、白鴎大は徐々に点差を縮めるが明治大は流れをつかめなかったものの、10点差はキープする。残り時間わずかで24秒ギリギリで放った伊澤の3Pが24秒なのかどうかの判定で少し会場がざわつくも、最後の白鴎大の攻撃を守りきり、60-51で最終Qへ。
 

【4Q】

序盤で白鴎大に60-55と5点差にまで詰め寄られ明治大は我慢の時間帯が続く。明治大は田中、目が決めるも、白鴎大に3Pを決められ流れをつかめない。直後、西川が3Pを決め流れがくるかと思いきや白鴎・川邉も決め返し譲らない。明治大の得点が止まり、白鴎大・柳川に3P、イッサにダンクを決められ、ついに残り1分48秒で69-69の同点にされてしまう。

その後明治大もなんとか中東のセカンドショットで1本決め返し、71-69と再びリードした所で白鴎大タイムアウト。どちらに転んでもおかしくない状況で白鴎大・白濱に簡単にドライブを許し、71-71と再び同点にされると初戦と同じく延長戦にまでもつれるのか、という雰囲気もただよった。だが、再び中東が獲得したFTを確実に決めると、対する白鴎大はハイピックの合わせからゴール下のイッサにパスが通る。だが、これを決められず。

今度は明治大・伊澤がORからシュートを決め、残り11.8秒で75-71。明治大4点リードに白鴎大タイムアウト。タイムアウト後、白鴎大・白濱に再びドライブを決められ2点差になり、残り8.2秒で今度は明治大タイムアウト。
明治大ボールでのスタートも、まさかの5秒オーバータイム。嫌な空気が流れるも白鴎大の最後の攻撃を防ぎ、75-73でなんとか守りきり勝利を飾った。

(写真上:前半終了間際、颯爽とドライブで駆け上がりシュートを決めた清水選手をベンチが迎え入れる場面)
(写真下:24秒の判定で会場がざわつくもベンチメンバーが集まって声を出しあい、試合の集中を切らないようにしている場面)

 
 

◆BOX

◆明治大学◆
* #2 目 健人 27:01 16得点 (3P2本含む) 1ST
#10 清水 隆平 4:05 2得点
* #12 中東 泰斗 38:40 13得点 (3P1本含む) 4リバウンド 1TO 2AS
* #16 安藤 誓哉 38:58 2得点 5リバウンド 2TO 4AS 1ST
* #22 西川 貴之 30:40 12得点 (3P2本含む) 4リバウンド 1AS 1ST 2BS
* #24 田中 成也 37:11 10得点 3リバウンド 2TO 1AS
#50 伊澤 実孝 23:25 20得点 6リバウンド
 
◆白鴎大学◆
#1 大釜 賢治 9:30 0得点 1リバウンド 1TO 1AS
* #5 柳川 龍之介 35:12 11得点 (3P2本含む) 2リバウンド 2TO 2AS
* #10 田中 優二 35:18 8得点 (3P2本含む) 5リバウンド 4AS
* #15 白濱 僚祐 40:00 18得点 1リバウンド 2TO 2AS
* #23 バイ セィディ イッサ ライ ジャニ 26:58 11得点 6リバウンド 2BS
* #28 川邉 亮平 40:00 19得点 (3P3本含む) 9リバウンド 1TO 1AS
#36 マンタス パプロブヒナス 13:02 6得点 6リバウンド 1AS
 
(*:スターティング・メンバー)
 

 


◆試合速報

Twitterで試合速報を行っています。ご覧になりたい方は下記へ。
http://twilog.org/msup2011bb/date-130918

◆Photo Galley
2013リーグ戦・第10戦vs白鷗大~【Photo Galley】~
 
◆次戦以降の試合情報
「カレンダー」ページ(選手ポスター掲載)をご覧ください。

 
 

~ぎりぎりでの勝利の裏に「選手たちに考えさせ、ゲームを作らせる」というコーチ陣の想い~
 

前回の対戦では3Qまで拮抗した戦いが続き、4Qに入り流れを掴んだ明治大が63-55の8点差としながらも、そのまま引き離せず。残り2.8秒で速攻を許し、土壇場で63-63の同点に追いつかれ、リーグ開幕戦にもかかわらず、延長戦にまでもつれこんでの勝利だった。

2度目の対戦となるこの試合では、試合開始から自分たちのプレーを展開し、2Qで流れを一気に引き寄せると残り5分で40-20と20点に引き離すことに成功する。だが、そこからだった。徐々に差を縮められ、4Q残り1分48秒で69-69の同点に。なんとか逃げ切っての勝利だった。

しかし、この詰め寄られた裏に塚本HC率いるコーチ陣の狙いがあった。

それは、リーグ初戦から行われていることだが、「最後の苦しい時間帯を選手に任せていて、同点にまで行ってしまった。もう少し早めに手をうってもよかったんだが、今はそれをこっちが考えてデザインするんじゃなくて、選手たち自身が考えて(デザインを)つくる、というのを求めている。(塚本HC)」という言葉通り、技術面だけではなく、選手たちが自分たちで考えて選ぶ「ゲームコントロール力」を身につけることを求めているのだ。苦しい場面で選手たちが自ら考え選んでいくのは覚悟がいることだが、その先に精神面の大きな成長が待っているはずだ。

今回、「ゲームコントロール力」については追い上げられてしまっただけにまだまだだが、実戦での経験を積み重ねている段階だけにいつか形となって現れることが今から楽しみで仕方ない。
 
(写真:ハーフタイム中、塚本HCが指示を出している場面。彼らはその指示やアドバイスの中から必死に答えを出し、そしてプレーをしている)
 

~20点差を付けた成長の証に大きく貢献~
 

初戦より大きな成長を見せたのは2Qで20点離せたところだろう。この点については「内容的には前回は8点差の所で追いつかれたりしたが、今回は20点差をつけられた。それはまさしく我々が持っている力だと思う。(塚本HC)」と塚本HCも評価した。

この流れは田中成也選手(4年)の鋭く力強いドライブや2Q出だしで連続得点となるシュートを決め、この試合のスコアリーダーとなる20得点を叩きだした伊澤実孝選手(2年)の活躍が大きく後押しをしたはずだ。

その伊澤選手、1年生の時はケガも多かったが、2年生となり新人戦ではチームを牽引する力強いプレーを見せ、その好調ぶりをそのままこのリーグ戦でも見せてくれている。

時には強引に攻める姿も見られるがインタビューでコメントを求めると「チーム一丸となって」や「チームに合わせるのが難しかった」など個人の出来というよりもチーム全体を考え、チーム全体を見た客観的なコメントが多いのがいつも印象的だった。こういったチーム全体を考えながら、シュート力もあり、地味だがチームプレーには欠かせないこともしっかりとこなす選手がいることはチームとして心強いだろう。

また、皆川選手や土井選手が今いない中、伊澤選手に寄せられる期待は自然と増えてくる。自分よりも背の高い選手とのマッチアップも余儀なくされるが、こういった状況をマイナスではなく、前向きに捉えているようで「新しい挑戦ができる」という言葉で語ってくれるのもチームとしては頼もしい。まだ2年生だけにこれからの成長がとても楽しみな存在だ。

 
 
(写真:精度の高いジャンプシュートを打つ伊澤選手。)

~さあ、次戦は筑波大戦~
 
次なる相手は筑波大。前回の対戦は、残り2秒で獲得した3本のフリースローを安藤誓哉選手(3年)が全て決めて55-54。劇的な勝利を飾った。

また同じように勝てるとは限らない。筑波大もリーグ戦を戦い抜いてきて成長を遂げている。また今の明治大については「(白鷗大戦について)前半2Qの終わりが悪くて少し詰め寄られてしまって。1、2Qの(20点差をつけられた)明治も明治だし、3、4Qの(20点差を追い上げられた)明治も明治なのかな。その後半部分がどれだけなくせるかがこれからの課題。(塚本HC)」という言葉通り、自分たちのプレーを出せるようにはなったが、まだ40分間出し切れていない、という課題もある。

その課題はコートの上に立ち、そしてプレーすることで克服していくしかない。筑波大との2回目の対戦がどうなるか、ぜひ楽しみにしていてほしい。

 

 
 

Written by K
試合速報 M
Photo K

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