【2012その他】第42回高麗大・明治大定期戦が開幕!!初日は前半の戦いに課題を残すことに~水口選手インタビュー~

by admin on 金曜日, 6月 29th, 2012

第42回高麗大学・明治大学定期戦」(2012年6月28~29日)が明治大駿河台キャンパスで開催中です。初日の試合結果を掲載いたします。

◆試合結果
明治大 62(15-25,11-19,20-17,16-20)81 高麗大

<<高麗大学>>
監督: パク・ジュンホ
ヘッド・コーチ: イ・ミンヒョン
(選手)
#10 チョン・ヒジェ (4年/F/197cm)
#25 チェ・ヒョンソク (4年/F/188cm)
#5  コン・ジェホ (4年/G/180cm)
#7  パク・ジュヒョン (3年/G/184cm)
#9  イ・ジュンジェ (3年/C/203cm)
#33 イ・スンヒョン  (2年/F/201cm) ★
#8  キム・ジホ   (2年/G/189cm)
#23 キム・テウク (2年/F/196cm)
#22 ムン・スンコン (2年/F/194cm)
#21 イ・ドンヨプ (1年/F/194cm)
#14 イ・ホヨン (1年/C/203cm)
#35 パク・スンウォン (1年/G/185cm)
#4  イ・ジェジョン (1年/G/176cm)
#41 チョ・ベウォン (1年/G/180cm)

★:先月(2012年5月18~20日@韓国)で開催された第35回李相佰盃日韓学生バスケットボール競技大会のメンバーに選出

◆レポート

【前半】
開始早々、明治大は森山などの3Pが連続で決まり、さらに安藤のセカンドショットで8-2といい立ち上がりを見せる。しかし、高麗大ガード#7パク・ジュヒョンを中心にボールを回され、フリーのアウトサイドシュートを確実に決められると徐々に引き離される展開に。途中、水口、目が3Pを決めるが2Qは高麗大のディフェンスにパスを回すこともできず、ターンノーバーを連発。高麗大・#7パク・ジュヒョン、#10チョン・ヒジェなどに速攻を許し、26-43で前半を終える。
【後半】
後半出だしの流れを掴んだのは明治大。シュートがなかなか決まらなくなった高麗大に対し、皆川の豪快なブロックショットなどで勢いづくと、目の連続3P、安藤のスクープショットなどで一気に点差を詰める。さらに明治大はダブルチームなどディフェンスで積極的に仕掛け、逆転を狙う。しかし、ここでこの日両チームトップの23得点をたたき出した#33イ・スンヒョンが連続得点を決め流れを切ると、高麗大は落ち着いてパスを回し、フリーで打ったシュートを高確率で決められ、なかなか点差が縮められず。その後も水口の3Pなどで得点をするも最後は高麗大に62-81で敗戦した。

 
 

この日の午前中に韓国から日本に移動してきた高麗大は、移動の疲れも見せず、前半からディフェンスで明治大のペースを狂わせ、その間フリーのシュートを高確率で決めるなどほぼ大崩れしない安定した試合を見せた。
特に目立った選手は、#33イ・スンヒョン選手(2年/F/201cm)。先月の李相佰盃にも選出されており、アウトサイドシュートを確実に決め、さらにセンタープレーやドライブ、そしてリバウンドなど多彩なプレーを見せてくれた。その他にも、司令塔の#7パク・ジュヒョン選手(3年/G/184cm)はゲームコントロールだけでなく、自ら攻め込むスキルも持ち合わせているのでぜひ明治大・安藤選手とのマッチアップにも注目してほしい。

対する明治大。塚本HCがこの定期戦で選手たちに求めたものは「高いレベルの試合ではきれいなシュートなんて打てなくなる。その状況で、どれだけリングに向かっていけるのか。そしてどれだけFTをもらえるのか。そういった(リングに)向かっていく気持ちをどれだけ出せるか。」ということだった。そこを一番のポイントとしてあげてのぞんだ試合について「前半それができなかった。アウトサイドが入ってしまったから。」(塚本HC)と振り返ったように、立ち上がりから武器でもあるアウトサイドシュートが連続で決まったことが逆に体を張り、ポジションを取って、シュートをねじ込むなどのぶつかりあいの中でのオフェンスが少なくなってしまった要因となってしまった。

しかし、この試合で見せた水口、目、森山のアウトサイドシュートが武器になることには変わりはない。また、課題となってしまった「リングに向かうプレー」は後半に入ると西川、皆川、中東などが見せてくれた。

リーグ戦に向けてチームが成長するために、この定期戦での狙いでもある「リングに向かう気持ち」を試合の立ち上がりから出せるかどうか、ぜひ2日目に期待したい。

 

◆試合情報
・6月29日(金) 明治大vs高麗大 15:30~@明治大駿河台キャンパス・リバティータワー地下3階
 (観戦は地下2階からとなります。)
(高麗大はその後、6月30日(土)16:00~vs日本大@日大八幡山体育館で試合を行います。)

 
 

~#92 水口 雅也 選手 (2年/192cm/SF) ~

—新人戦からこの高麗大戦までのどのように気持ちをもっていきましたか?
…去年は韓国(高麗大)に行ってボロボロだったんですよ。ディフェンスはもちろん、オフェンスも打てなかった。だから今年は、自分自身でやってやろうという気持ちで臨みました。
—実際はどうでした?
ちゃんとボールを受けれていないし、誓哉(安藤選手)からもっとあがって欲しいと言われました。新人戦のときに反省した部分がまだ課題として残ってますね。今日は相手の体格が良かったので、それに怯えてるっていうか…リバウンドはとくに上から取られまくったし、全然負けていました。オフェンスリバウンドも誰も取りにいかないし、後半は西川さんがガンガンいっていたから良くはなりましたけど…前半の分があるからまだまだダメですね。
—ディフェンスの連携ミスが目立っていましたが?
まだ声がちょっと…。もっと声のかけ方の工夫が必要かなと。ちょっと先輩に遠慮している部分があったところをもっと先輩後輩とか関係なくかけないといけないなって思います。実際そこから点を取られてしまったので…。
—オフェンスの流れはどうでしたか?
もっとリングに向かえっていわれたんですけど…。僕のドリブルの技術じゃまだ抜き去ることができないんじゃないかと。だから、僕の役割としてはとりあえず打つことかなと。もらったら必ず打つ!暴走気味なときもあったんですけどね(笑)でも、打てたのはよかったんですが、指示を無視して打っていたところもあったんです。自分はもらったら打ちたいっていう思いがあるから、そこは自分もいろいろ考えて、流れの中でしっかりと打っていきたいと思います。
—明日に向けてはどうしますか?
すべてが1日でレベルアップするわけじゃないから、とりあえずは気持ちをしっかり出すことですかね。あとはリバウンドやボールを持ったらリングを見る!しっかりスクリーンを使う!など基本的なところをしっかりやっていきたいです。ディフェンスは、もっとアグレッシブにやりたいですね。

 
 

アップ中の円陣の様子。

試合開始直前、両チームによる贈答品の交換が行われました。

水口選手のプレーにハイタッチする目選手。この日も2人で量産した3Pは今後明治大を支える武器となるだろう。

果敢に攻め入った西川選手。高麗大の選手のブロックに押し負ける場面も見られ、2日目の試合でそれにどう対抗していくか。

持ち前のジャンプ力でリバウンドにからむ森山選手。高麗大と仲の良い選手から声をかけられる場面も。

高麗大・#33イ・スンヒョン選手の高いブロックにも果敢に攻め込む中東選手

#33イ・スンヒョン選手とマッチアップする皆川選手。お互い2年生同士。初戦23得点とアウトサイドも確実に決めてくる相手をどこまで抑えられるか。  

前半の内容を反省しつつも、後半立て直せたことがよかったという安藤選手。2日目は、立ち上がりから試合をコントロールできるか。

試合終了。この結果はぜひ次につなげていってほしい。

 
 

Written by K&R
Interview R
Photo K

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