◆第55回関東大学バスケットボール新人戦 試合情報
「第55回関東大学バスケットボール新人戦」(以下、関東大学新人戦と記載)が5月30日(土)に開幕する。5月31日(日)、6月6日(土)〜14日(日) と延べ11日間にかけて開催。大会は7位決定戦まで行われ、明治大は6月10日(水)12時40分に初戦を迎える。
~昨年度の大会振り返り~
あと一歩で届かなかった「ベスト8」の座
昨年度の大会、国士舘大とベスト8の座の掛けた戦い(2014新人戦・vs国士舘大)は、あと一歩の所で涙を飲むことに。
試合は序盤、打ち合いになるも#32吉川治耀(2年)の積極的なディフェンスから流れを掴んだ明治大が#5會田圭佑(3年)、#26小谷拓哉(3年)、#9田中井紘章(3年)らの得点で一時2桁差をつける。しかし、前半終了間際に国士舘大が3Pを決めると一気に盛り返し、3点差。辛うじて、#2齋藤拓実(2年)の得点で5点差で後半へつないだ。
3Qはお互い譲らない展開となり、43-40で迎えた4Q。逆転を許すと、一時は6点ビハインドと苦しい明治大。しかし、ディフェンスから怒涛の追い上げを見せ、2点差へ。しかし、獲得したフリースローを確実に決めていく国士舘大にどうしても2点差の均衡をくずせず。そして、最後の明治大ボール。試合終了のブザーとともに、#5會田が放った3Pに対するディフェンスがファール判定に。3本ともすべて決めれば逆転勝利。しかし、最初の2本を落とし、63-64。明治大はベスト16で新人戦を終えることとなった。
最終日までの経験を積めなかったことは残念だったが、それでも最後盛り返したことはこれからに期待できる内容であった。
~今大会に向けて~
「チームに変化をもたらす可能性を秘める」新人戦
去年の新人戦の総括として、「彼らは技術的にもまだまだな所がある。早くいい経験を積んでリーグ戦でも力を出せるようにしてほしいです。まだ今のままだと自分の持っているものを出しきれずに終わってしまいます。どうやったら自分の力を出せるのか。新人戦とは普段試合に出れない新人の子たちに機会を与えて経験を積ませる場。この経験によってリーグ戦に向かっていく姿勢ができればいいと思います。(外山・前AC)」という言葉をいただいた。
この言葉の通り、下級生だけが出場を許されるこの大会で少しでもチャンスを掴みとり、そしてリーグ戦、インカレにつなげていかなければいけない。それは個人としてもそうだが、戦力の底上げが必須であるチームにとってもそうなのだ。そのために、#22宮本以外のインサイド陣の奮起にはぜひ期待したい所だ。そして、アウトサイド陣も関東トーナメントでも活躍を見せた#2齋藤、#32吉川に加え、#77菊地啓斗(2年)、#3綱井勇介(1年)らがどういったプレーを見せてくれるのかをぜひ注目していてほしい。
新人戦は、”チームに変化をもたらす可能性”を秘めているとても重要な大会だ。下級生たちの成長が上級生たちに大きな刺激を与え、もちろん下級生それぞれにとっても多くの経験と自信を掴める機会でもある。そして、それがより一層チーム内の競争を激しくするのだ。どれだけの”起爆剤”としてこの大会を終えてくれるのか、ぜひ見届けてほしい。
◆大会名 第55回関東大学バスケットボール新人戦
◆開催日程 2015年5月30日(土)、31日(日)、6月6日(土)〜14日(日)
◆入場料
【一般】1000円
【中高生】500円
【小学生以下】無料
◆明治大バスケットボール部 試合情報
【初戦(ベスト16決定戦)】6月10日(水)12:40~ vs東京成徳大 @大田区総合体育館
(※)その他の試合情報は、公式HP(http://www.kcbbf.jp/game/index/type/rookie)をご確認ください。
◆~2015年新人戦CAP:
#27松本 大河 選手(2年)~
(※2015年5月23日のインタビューとなります)
—新人戦へのチーム作りの現状は?
まだ新チームになって時間もたっていませんが、とりあえずディフェンスをしっかりとやらなければいけないし、その中でコミュニケーションやチームの団結力を高める、ということをメインにやっています。
—今年のチームの特徴は
去年から試合に出ている拓実(#2齋藤拓実(2年))や宮本(#22宮本滉希(2年)たちがいる分、それにどうやって他のメンバーが合わせていくか。それと、菊池(#77菊地啓斗(2年))や濱西(#14濱西秀人(2年)たちもこの新人戦では試合経験もあったのでそういうメンバーにプラスして、森山(#24森山修斗(1年))とか1年生たちをどうやって使っていくかを考えながら、どうやってチームとしてまとまっていくか。そういう意味では、「チーム力」という点で今年はいいんじゃないかなと思っています。
—-この新人戦の目標と応援している方々へ一言
チームの目標は優勝です。応援している方に見てほしいところは、最後まで諦めない所と、それぞれ色んなプレーをする選手がいるので、そこを楽しんでみてもらいたいです。
Written By K
Photo K