【2015リーグ】4戦目vs国士舘大~1Q4得点の苦境から流れを変えた「ベンチメンバーの存在」で見事逆転勝利!~PhotoGalley~#26小谷選手、#22宮本選手コメント掲載

by admin on 土曜日, 9月 19th, 2015

「第91回関東大学バスケットボール リーグ戦」
4戦目vs国士舘大学

◆試合結果
○明治大(2勝2敗)70(4-15,20-13,23-12,23-13)53 国士舘大(4敗)●

◆レポート

明治大…#5曾田・#22宮本・#32吉川・#50伊澤・#55吉本
国士舘大…#4菅・#22原・#32臼井・#66馬・#68藤井

◆前半
1Qはいきなり立ち上がり良い形で攻守を展開していくが、ことごとくシュートがリングに嫌われてしまい、5分間ノーゴール。対する国士舘大はホームコートということで#66馬らを中心に得点を重ねていく。ようやく#22宮本滉希(2年)がOFリバウンドからシュートを決めるが、簡単に流れは変わらず、国士舘大に4-15とリードを許して1Qを終えた。2Qに入ってからもなかなか追いつけない明治大であったが、#2齋藤拓実(2年)が代わって入ると、一気にテンポが上がり明治大ペースに。20150913_all#55吉本健人(4年)のファールが3つとなって苦しいが、#5會田圭佑(3年)や交代した#26小谷拓哉(3年)ら3年生がDFで奮起し、国士舘大のターンオーバーを誘い得点に繋げていく。じわじわとその差をつめていった明治大は#22宮本が要所で粘りをみせて、22-26の4点ビハインドで前半を終えた。

◆後半
明治大はDFから良い流れを作るが、なかなか逆転出来ず、我慢の時間帯が続く。しかし、残り5分をきって#55吉本の3Pが鮮やかに決まると、#22宮本のジャンパーで35-34と逆転に成功。国士舘大もエース#22原をコートに戻し、粘りをみせるが、明治大は#50伊澤実孝(4年)が奮起し次々とシュートを決めていく。さらに、#32吉川治耀(2年)のスティールや#2齋藤のドライブなど一気に明治大ペースになり、47-40とリードを広げて3Qを終えた。
4Qに入り、一気に決めたい明治大であったが、前半は抑えられていた#22原が一人気を吐き追い上げをみせる。しかし、明治大は#50伊澤が落ち着いてシュートを決め流れを断ち切ると、OFリバウンドから#55吉本の3Pに繋げ2桁リードとし、たまらず国士舘大はタイムアウト(残り6:09,58-47)。その後も明治大はしっかりとDFで国士舘大の攻撃を抑えてリードを保ち、終了間際にルーキー#3綱井勇介(1年)がシュートのこぼれ球をそのまま押し込んで、70-53でタイムアップ。前半のビハインドを我慢と粘りのDFで跳ね返し、明治大らしい試合展開をみせ、2勝目を手にした。

(写真:追い上げのきっかけとなったチーム・ディフェンス。これからリーグ前半戦残り5試合でさらに磨きをかけていってほしい)

 
 
~1Q4得点 そこから流れを変えてくれた「ベンチメンバーの存在」~
延長戦での負けから、一夜明けて迎えた国士舘大戦。
その試合、出だしは攻守ともに落ち着いた入りを見せたがなぜか明治大はシュートを決めることが出来ず。1Qは4-15と、#22宮本滉希の4得点に終わった。前日の疲れや負けてしまったことによるメンタル面も何か影響してしまったのだろうか。その重たい空気の中で試合をつないだのは、交代でコートに入ったメンバーだった。
 
 
~チームの底上げには必須となる「チーム内競争の激化」~
#28今川友哲(1年)や#20秋葉真司(4年)が#50伊澤と#22宮本不在の時間をつなぎ、#26小谷や#9田中井が手堅いプレーで流れをつなぎ、そこにこの試合は途中出場となった#2齋藤が入ると一気に流れは変わった。20150913_saito2それまではひたすら我慢の時間帯だったが、#2齋藤、#5會田、#26小谷のディフェンスで相手からミスと誘うと一気に明治大の流れとなり、24-28で前半を終えた。そして、後半開始5分で#55吉本の3Pと#22宮本のジャンプシュートで逆転すると、前日の慶應戦では猛追を許してしまった4Q残り5分を過ぎても明治大の勢いは止まらず。さらに点差を広げての勝利となった。

前日とは違い、この日の明治大は1Qからベンチメンバーを多く起用。重たすぎる空気がそうさせたのかもしれないが、それでも交代で出場した選手たちは皆が試合を壊さず、交代メンバーとしてそれぞれが自分の持ち味を出しつつも、試合をつないだ。それは、ベンチでしっかりと準備が出来ていなければ中々出来ることではない。ベンチには頼もしい選手が数多くいることを再確認出来る試合となった。

2Qで追い上げのきっかけを作った1人である途中交代の#26小谷。「僕はオフェンスではそんなに求められていないと思うので、ディフェンスとあとは自分が声出して周りも声を出してくれて流れが良くなってくれたらなと思って。それで今日は拓実(#2齋藤拓実)がスティールしていい流れになってくれたのでそこはよかったなと思います。(#26小谷)」とコメントを残し、さらにこう続けた。「欲を言ったら、今日もシュートを外してしまいましたが、あそこを決めて2Qの途中で田中井と交代させられずに、前半終わるまで僕で通して、試合をちゃんとつなげられたらよかったです。(#26小谷)」
#26小谷の言う通りで、プレータイムは「もらう」ものではなく信頼を勝ち取るプレーを積み重ねて「勝ち取っていく」もの。まだリーグ戦は4試合を終えたのみ。底上げはリーグを通しての課題であり、インカレに向けては試合に10人近くは絡めるようになっていたいものだ。今季のリーグ戦は20名以上のエントリーが可能、つまりチーム全員に出場権が与えられていることもあり、チーム内の更なる競争激化を期待したい。

4試合を終えて、2勝2敗。悔しい結果もあったが、この試合のように苦しい時間帯もチームディフェンスと確実なディフェンスリバウンドによって耐えられる力があることもわかってきた。そのどちらも今まで以上に高い意識を継続していってほしい。

(写真:ベンチスタートの#2齋藤拓実(2年)。前日の逆転負けを反省に、ガードとして残り5分をまとめあげた。このリーグ戦を通して、周りの良さを活かしながら、試合を流れを読んで、そしてどう勝利につなげていくのか。その成長を見届けたい。)
 
 
◆コメント
◆#26小谷拓哉(3年・186m・SG)
(交代の時)特に指示は言われていませんが、吉本さん(#55吉本健人)の控えというのはもうわかっているので。僕はオフェンスではそんなに求められていないと思うので、ディフェンスを。あとは、自分が声出して周りも声を出してくれて流れが良くなってくれたらな、と思っていて。それで今日は拓実(#2齋藤拓実)がスティールしていい流れになってくれたのでそこはよかったな、と思います。
欲を言ったら、今日もシュートを外してしまいましたが、あそこを決めて2Qの途中で田中井と交代させられずに、前半が終わるまでそのまま僕で通して、試合をちゃんとつなげられたらよかったなと。
プレーするのは自分達です。僕たち主体でやろう、じゃないですけど、それぐらいの気持ちでやらないと勝てないから、といつも話をしながらやっています。今は2年生と4年生で出ていること、多いじゃないですか。だから、そこでちょっとでも負担を減らしてあげたいです。それに、来年は僕らが4年生になるわけで、その時に、下級生たちを引っ張っていかないといけない。だから、示しがつくようなことをしておきたいので、このリーグで結果を残したいです。
(これからのリーグ戦に向けて)ディフェンス面なら、声を出してみんなを鼓舞するということと、自分が1対1対をやるというよりは1対1の合わせとかを確実に決めて、リバウンドにも絡みたいと思っています。あとは、みんなで最後まで気持ちを切らさずにやっていきたいです。
 
 
◆#22宮本滉希(2年・194cm・PF)
昨日(vs慶應大)は勝てた試合を落として、みんな落ち込んでいたのもありますが、やっぱり今日は絶対に勝たなくちゃいけない、というのをみんなでも話していて。だから、今日の一戦は勝ちに行こうと思ってのぞみました。20150913_miyamoto2
(試合の出だしで)オフェンスリバウンドは取れていましたが、それを何本か決めきれなくて悪い流れになってしまって。1Qは得点が取れなくて苦しかったですが、2Qで4点差にまで追いつけたのは、すごく大きかったと思います。(その要因は)前から拓実(#2齋藤)、會田さん、小谷さんがディフェンスで当たってくれていて。相手のターンオーバーが3回くらいもらえて…自分のバスケットカウントもありました(笑)
(この試合、ベンチスタートだった選手の活躍が光ったことについて)秋葉さんも点取ってくれましたし、拓実とかも入ってすぐに結果を残してくれたし、あと今川もですね。(前半、インサイドでコンビを組むチームの得点源・#50伊澤のシュートが中々入らず、チームの点数が伸びなかった中、リバウンドなどでチームを支える働きを見せていたことについて)リバウンドは全部取りに行こうと思っています。それと伊澤さん、後半調子がいいんですよ。前もその前の試合も良くて。だから、あまり負担を掛けないように前半頑張っている、というのはあります。前半終わってシュート入らない、って言っていたんですけど、後半あるから大丈夫ですよ、って言ったら本当にちゃんと入って、後半全然シュートを落とさずに決めてくれたので助かりました(笑) 
後半は自分があんまりシュート決められなくて…あとはイージーシュートをちゃんと全部決めないとですね。
今日勝っていい流れで来ていますが、次に当たる青学も強いチームなので、この1週間の練習が本当に大事になってくると思います。練習の内容や体力を落とさないように、チームのコンディションを上げる形で来週の青学戦、専修戦にのぞんで勝ちたいです。
 
 

20150913_yoshimoto3#55吉本健人(4年)
 
 
20150913_yoshimoto2#55吉本健人(4年)
 
 
20150913_yoshikawa5#32吉川治耀(2年)
 
 
20150913_yoshikawa3#32吉川治耀(2年
 
 
20150913_saito#2齋藤拓実(2年)
 
 

20150913_miyamoto#22宮本滉希(2年)
 
 
20150913_izawa4#50伊澤実孝(4年)
 
 
20150913_izawa2#50伊澤実孝(4年)
 
 
20150913_akiba#20秋葉真司(4年)
 
 
20150913_aita2#5會田圭佑(3年)
 
 
20150913_aita3#5會田圭佑
(3年)

 
 

 
 

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Written by 細田季里&里江)
試合速報 里江
Photo 細田季里

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