【2015リーグ】7戦目vs東海大~一時5点差にまで追い上げるも、終始10点差をつけられ敗戦~PhotoGalley~#55吉本選手、#5會田選手、#24森山選手コメント掲載

by admin on 日曜日, 9月 27th, 2015

「第91回関東大学バスケットボール リーグ戦」
7戦目vs東海大学

◆試合結果
●明治大(3勝4敗)64(13-23.21-19.13-15.17-22)79 東海大(6勝1敗)○

◆レポート

明治大…#2齋藤・#5曾田・#55吉本・#20秋葉・#50伊澤
青学大…#0ベンドラメ、#35伊藤、#13中山、#23佐藤、#45頓宮

東海大ホームゲームでの対戦となったこの試合。20150926_all1出だし、東海大・#45佐藤の速攻などで0-6と先行されるも、#2齋藤拓実(2年)、#5會田圭佑(3年)の連続3Pですぐさま追いつく。その後、8-12となった所から両チームとも3分間ノーゴール。流れを掴むためにもシュートを決めたかったが、得点を動かしたのは東海大。#45頓宮のポストプレーが決まると、#21橋本の3Pや#4寺園のフリースローなどで東海大が得点を積み重ね、13-23で1Qを終えた。

我慢の時間帯が続く中、#24森山修斗(1年)が交代でコートに入ると徐々に明治大のディフェンスが機能。ここで止まっていた得点を#55吉本健人(4年)がフリースローを決めて動かすと、さらに3P2本を含む3連続得点。20150926_yoshimotoこの間、明治大ディフェンスに東海大がミスや攻めあぐね、26-32と点差を縮めると東海大タイムアウト。東海大・#19三ッ井、#35伊藤らに決められるも、#55吉本、#32吉川の3Pで決め返し、最後は#24森山がジャンプシュートを決め、34-42で後半へ望みをつないだ。3Qは両者入れ合いが続き、残り1分で45-57。終了間際に#55吉本がジャンプシュートを決め、47-57で4Qへ。出だしこそ、#5會田のセカンドショットから得たフリースローで得点を決めるが、終始、10点差あたりの均衡が続き、選手たちも粘り強くプレーしていたが、東海大にスティールから連続速攻を決められてしまう。明治大ベンチにこの状況を打開できるだけの策はなく、64-79で敗戦した。
(写真上:東海大のホームゲームは1000人近い来場者の前での対戦となった
(写真下:両チームトップの20得点をあげた#55吉本健人(4年)、2分間に3P3本含む11得点を決めるなど、この日東海大の徹底マークにあっていた#50伊澤の分も得点で大きく貢献した)

 
 
~後手後手に回ったベンチワークに苦しんでの敗戦~
選手たちは頑張った。分析専門の学生スタッフ陣がいる東海大は、プレーの流れを切るようなディフェンスを終始仕掛け、そのディフェンスに押し切られてしまった。

それに対し、明治大はただでさえ諸事情によりインサイドの#22宮本滉希(2年)や#28今川友哲(1年)らを欠いたメンバー構成にも関わらず、コーチ陣が行うのは定型化された交代のみで、打開する具体的な指示もなかった。

その交代も守備的なメンバー構成で我慢して我慢して、タイミングを見て攻撃的な交代をすることも出来たが、チャンスと感じると早々に逆転を狙おうと攻撃的な布陣にしてしまう。そんな簡単にうまくいくばかりでなく、守備的布陣でじわじわと点差を詰め、本当の勝負所である4Q終盤に向けてどれだけ相手の体力と気力も削れるかもポイントになるのだ。

しかも、それを前半から繰り出し、後半も同じような采配。4Q終盤に「ボールマンにしっかりとつけ」という声がとんでいたが、その時間帯にしっかりとディフェンスが出来るだけの体力や気力が残っているようなゲーム作りや時間配分をしていたのだろうか。さらに、後半のタイムアウトは1回のみしか取らず、その1回も本来であれば勝負を付けられる前に取り、身体休めや戦い方の立て直しのために取るもの。取られた1回は、東海大に点差を付けられた後で、明らかに遅いタイムアウトだった。このように、交代やタイムアウトを有効に使えず、試合の流れを変えることがなく、強弱がないまま、間延びした試合となったのは1度や2度ではない。

ベンチワークが後手後手に回っていることは明らか。選手たちが諦めずに頑張っているからこそ、明治大コーチ陣にはぜひこの現状を受け止めていただきたいと願う。
 
 
~ガード陣の成長 頼れるシューターやインサイド ここで欲しい存在とは~
ベンチワークは頼れないが、それでも選手たちは自分達で何とか打開策を見つけようと奮闘した。#5會田、#2齋藤、#32吉川のガード陣はそれぞれが安定感を増し、ゲームをなんとか作ろうとした。また、#50伊澤は徹底マークにあいつつも、ほぼ休みなしでコートに立ち続け、#55吉本は攻守でチームを牽引。インサイド2名の不在は#20秋葉と#24森山が埋め、#24森山については久しぶりの出場にも関わらず、リバウンドに積極的に参加し、身体を使ったディフェンスで東海大インサイド陣にぶつかり、しっかりとゲームをつなぐ活躍をしてくれた。

苦しい試合だったが、「少しずつですが1対1をしたらここが空くな、とか何となくわかってきたのかなと思いました(#55吉本)」という手ごたえを感じるコメントも聞かれ、7試合を終えたことで今季のチームスタイルの糸口を掴みつつあるのかもしれない。

ガード陣が成長を見せ、頼れるシューターやインサイドもいる今、やはり、あとほしいのは#26小谷拓哉や#9田中井紘章、#88黒崎海斗のような手堅いつなぎ役のプレーヤーだ。数字には残らないが、絶対に必要な存在であり、彼らが入ることでガード陣、シューター、インサイドの選手がそれぞれの役割に集中できる時間帯を作れるはず。ぜひ、コーチ陣にはそういった役割にも目を向けてほしいと願う。

そして、迎える8戦目の相手は筑波大だ。春のトーナメント準決勝では敗れたものの、ここ数試合は勝利をあげながらも、苦戦を強いられる場面も見られる。こういう時にしっかりと勝っておくことが大事になる。苦しい環境には変わらないが、試合が始まれば自分達で勝利を掴みとりにいくしかない。ぜひ、自分達の手で掴み取ってきてほしい。
 
 

◆コメント
◆#55吉本健人(4年・185cm・SG)20150926_yoshimoto3
(今日の試合について)相手が一つレベルが上でした。自分達がやりたい、やっていかないといけないバスケを相手がそのままやってきたので、いいプレーをしてくれたなというのはありますが、あそこのレベルに行くまでにはまだまだですね。

(やりたかったバスケとは)僕らは小さいチームなので、ディフェンスもしっかりと当たって、あとはシンプルに攻める。後は走ったりとか。相手は、自分達の仕事が割り当てられてて、それぞれがそれに対してしっかりとやっていたので、強かったです。
その中でも、ディフェンスやしっかり走る部分であったり、みんながリバウンドに絡んでいく、という部分は、これからの自分達にも出来るなと感じていました。

(悪い流れをどう打開しようとしたか)何か話し合ったわけではないですが、みんなずっと一緒にやってるから、のるとみんな噛み合う、というのはあると思います。ですが、今日相手はタイムシェアをしてきたので、毎回プレッシャーを受けるわけだから、僕らがどうこうするだけではきついかなと正直感じました。

(今後について)今回や慶應戦もそうですが、プレッシャーに負けている部分がまだあります。そこをどうやって対応していくか。また次の対戦の時までに成長出来ていれば、相手を脅かすことが出来るのかなと思っています。それと、オフェンスはノーマークが作れるかなと、ちょっとみんな今日の試合で思ったんじゃないのかなと。少しずつですが1対1をしたらここが空くな、とか何となくわかってきたのかなと思ったので、あともう少しですね。
 
 
◆#5會田圭佑(3年・181cm・PG)20150926_aita4
(東海大に対しては)相手ガード陣のプレッシャーが強いというのはわかっていたし、インサイドも身体が強いので、ドラッグとか流れの中でピックとかを使ってやろうと思っていました。前半はそういう場面がなかなか作れなかったので、拓実(#2齋藤)とかと後半ちょっと多めに入れていこうと話して。それで後半は結構出来たと思いますが、ドラッグをやった時のスペースを治耀(#32吉川)とかがボールを貰いに来てしまってうまくいかなかったりもしました。

(流れが悪くなった時に、どう立て直そうとしたか)前半はセットプレーを2回くらいしか使っていなくて、みんながアワアワしているように見えたので、後半はセットプレーを使ってやりました。後はディフェンスです。コート内でもみんな「まずはディフェンスから」という声を掛け合っていましたが、今日はダメでした。

(終盤、飛び込みのオフェンスリバウンドでチャンスをつなげたことについて)伊澤さんがローポストやゴール下というよりは結構遠目で打っていました。その時出ていたメンバーを見ても吉本さんとかあまり飛び込む感じじゃないし、セーフティーも拓実がいたので、僕が飛び込んだ方がいいかなと思って。ただ、後半のミスはやってしまいました。いい感じのリズムの時に、上から伊澤さんにパスを出そうと思ったら相手にカットされたじゃないですか。あれがなければもうちょっといけたかなと思っていて、悔しいです。

(明日の筑波大戦に向けて)個人的には青学戦の時のように自分についてくるのはデカい選手だと思うので、そこは強気に攻めて行って、速い展開でやっていけたらいいと思います。
 
 
◆#24森山修斗(1年・192cm・SF)20150926_moriyama
今週の練習を頑張って試合に出る準備をしといてくれ、と言われていました。それに宮本さんと今川もいなかったので出られるかなと思って準備していました。

(ここまでを振り返って)あまりプレータイムはなかったですが、自分が出た時に何をするのか、というのを考えておかないといけないと思っていて。考えずにいたら出来ないと思うので。明治大に足りないのはサイズで、ディフェンス面ではリバウンドとかインサイドの仕事をしっかりすることですが、オフェンスではみんなにアウトサイドを思い切って打っていい、と言われているので、そこは自分の仕事というか強みなので出していって、ちゃんとチームに貢献していけるようにしていきたい、と思っていました。

(東海大との対戦は)ディフェンスのプレッシャーが他のチームと全然違いました。オフェンスでもボールの回りも良くて、全部1つ先1つ先とやられていたので、レベル高いなというのは思いましたが、チームとして戦えていた部分もあったと思います。そこは違うゲームでも毎回出して、出来ない部分は修正してやっていけたらと思います。

4番ポジションとして交代しましたが、試合に出ていた選手を休ませる事も大事だと思うので、代わって入った自分がしっかり相手のインサイドを守らないといけない。自分が出てプレータイムを伸ばすというよりは、交代で戻ってきた人たちの休む時間を増やしたい。その分、自分が思い切ってやらないといけないし、プレータイムが伸びることは嬉しいですが、伊澤さんとか休ませることが大事だと思うので、そこを今は頑張りたいです。

 
 

◆PHOTO
 
 

20150926_yoshikawa2#32吉川治耀(2年)
 
 
20150926_saito2#2齋藤拓実(2年)
 
 
20150926_moriyama2#24森山修斗(1年)
 
 
20150926_yoshimoto4#55吉本健人(4年)
 
 
20150926_izawa#50伊澤実孝(4年)
 
 
20150926_aita5#5會田圭佑(3年)
 
 
20150926_izawaandaita
 
 
20150926_izawaandyoshimoto

 
 

***************************
≪J SPORTSよりお知らせ≫CP_color_line

J SPORTSオンデマンドでは「関東大学バスケットボールリーグ戦2015」の注目試合を30試合以上配信!
是非、この機会に【期間限定】バスケットボールパックをご利用ください。
25歳以下なら「U25割」でさらにお得に!
ご加入はコチラ≫
リンク先 

Leave a Reply