【2015リーグ】8戦目vs筑波大~1Qこそ粘るもののその後の打開策はなく完敗~PhotoGalley~

by admin on 土曜日, 10月 3rd, 2015

「第91回関東大学バスケットボール リーグ戦」
8戦目vs筑波大学

◆試合結果
●明治大(3勝5敗)60(12-17,13-21,14-24,21-29)91 筑波大(6勝2敗)○

◆レポート

明治大…#5會田、#32吉川、#55吉本、#20秋葉、#50伊澤
筑波大…#16小松、#6馬場、#17杉浦、#46生原、#8木林

<前半>
出だしからシュートがことごとく落ちる明治大は5分間ノーゴール。20150927_all筑波大もなかなか調子が上がらないものの#17杉浦(2年)のバスカンや#6馬場(2年)のダンクで明治大からリードを奪う。ようやく#5會田圭佑(3年)のドライブが決まって悪い流れを断ち切り、#55吉本健人(4年)の3Pや#28今川友哲(1年)のゴール下で追い上げをみせる明治大。残り7秒で#24森山修斗(1年)の3Pが決まって2点差とするが、筑波大・#17杉浦にブザビ3Pを決められ、12-17の5点ビハインドで1Q終了。
2Qに入っても6分間ノーゴールとなかなか打開策がみつからない明治大。じわじわと筑波大にゴールを許し、その差は19点に。だが、#50伊澤実孝(4年)が気迫でシュートをねじ込むと続けて#55吉本が3Pを沈め、4年生が奮起する。残り2分をきると筑波大の攻撃が止まり、明治大は反撃に出る。#5曾田や#2齋藤拓実(2年)らガード陣が果敢に攻め粘りをみせ、追い上げる。しかし、またしても筑波大・#8木林(3年)にブザビのシュートを決められてしまい、リードを広げられて25-38で前半を終えた。
<後半>
どうしても筑波大の攻撃が止められない明治大。オフェンスリバウンドで筑波大に粘られてしまい、セカンドチャンスで決められてしまう。それでも、流れを引き寄せようとガード陣が奮起、#5曾田のドライブや#32吉川治耀(2年)のジャンパーが決まり明治大ペースになってくると早々と筑波大はタイムアウトを要求し、その流れを断ち切る。すると、筑波大はインサイドプレーで明治大を圧倒し、あっという間に37-60の23点差に。明治大も粘りをみせるがどうしても攻撃が単発になってしまい、点差を縮められずに37-62で最終Qへと突入した。
前からプレッシャーをかけて打開策を試みる明治大。速攻につながる良いプレーも見られたが、筑波大も上手く切り抜けて得点を重ねていく。明治大は必死にアウトサイドシュートを打ち続けるがなかなか決まらず、点差は広がる一方。それでも、最後まで明治大はゴールに向かい、気持ちをみせ、#2齋藤が3Pを決め、60-91で試合終了。
試合巧者の筑波大に大差で敗れたものの、次に繋がるように選手たちは自分自身で切り開こうと努力する姿が見られた。次戦はトーナメントでは敗れている法政大。選手たちの気持ちをみせて勝って欲しい。

 
 
~「完全に力負け」 新たな引出しを作る時が来た今、改めて問うのは彼らの目指す先~~
 
 
「完全に力負けというか、自分達のやりたいことを全くやらせてもらえなかった。(#50伊澤実孝)」

苦しい土日が終わった。
前日の敗戦を体力の面だけではなく、気持ちの面でも引きずった。

「昨日(vs東海大)のイメージが残っていて、アウトサイド陣のいるポジションやパスをもらう場所が悪くなっていて。パスはもらえるけど、自分達でもらう位置を高くしてしまって、リングが遠くなり、余分な1歩が必要な試合になってしまいました。全然パスは出せるけど連動性がなくて、ディフェンスをずらせずに中々攻められなかった。ディフェンスも相手の速い展開とかについていけずに。集中しようとしていましたが、それが空回りというか、チームとしてしっかりとしたメンタルで出来なかったです。(#50伊澤)」

#22宮本滉希(2年)の不在も大きく影響した。#20秋葉真司(4年)、#28今川友哲(1年)、#24森山修斗(1年)らがその穴を埋めるべく奮闘したが、それでもやはりチームを支える存在の不在は響いた。得点やリバウンドといった記録に残る活躍だけではなく、#50伊澤への守備負担を分散し、アウトサイド陣との合わせなどで攻撃もパターンも増えるため、次戦以降の復帰でこれまでの分を取り返すことを期待したい。

また、ベンチワークが後手に回る課題によって、土日にかけて体力や気持ちが削られた部分も多かった。タイムアウトのタイミングや選手交代についても今後大きな変化がなければ、選手たちの後押しをすることは難しい。選手たちそれぞれの良さを引き出しきれていないだけに、どこかで思い切った采配で選手1人1人の個性や、選手間の組合せなども試していただきたい。選手たちにとって苦しい状況は続いていくが、それでも自分達でやるしか道はない。少し余計な環境に振り回されてしまうこともあるが、コートに出ている選手はチームの代表として何も考えずに、まずは思いっきりプレーしてもらいたいと願う。

それでも、やはり今のままでは足りないことばかり。攻守ともに新たな引出しをつくる時期に来ている。

これまで粘りを生み出していたチーム・ディフェンスもこの土日は機能せず。昨年と比べて増えている失点を減らせなければ上位陣を崩すのは難しい。今のままでは専修大のような攻撃力を持たなければ、接戦に持ち込むことすら難しいだろう。元々、今季は攻撃で挽回しようとする意識が多く見られることもあり、これまでの明治大らしいチーム・ディフェンスをここから修正し強度を上げにいくのか、それとも違ったチームカラーを極めていくかを決めるのは彼ら自身だ。

自分達が持っているもの以上のものや、練習で出来ていないことは試合では出せないのだから、うまくやる必要はない。泥臭いプレーを積み重ねて、最後に勝利を掴めばいいのだ。丸く収めようとしたら、それだけふわっとした結果しか手にすることは出来ない。彼らがとりあえずやり切るのか、それとも今の現状を自分達でぶち壊し、最高の結果を手にするのか。

それは、これからの彼らに掛かっている。

 
 

◆PHOTO

20150927_yoshimoto2#55吉本健人(4年)
 
 

20150927_yoshikawa#32吉川治耀(2年)
 
 

20150927_saito2#2齋藤拓実(2年)
 
 

20150927_moriyama#24森山修斗(1年)
 
 

20150927_kurosaki#88黒崎海斗(4年)
 
 

20150927_izawa#50伊澤実孝(4年)
 
 

20150927_imagawa2#28今川友哲(1年)
 
 

20150927_akiba#20秋葉真司(4年)
 
 

20150927_aita#5會田圭佑(3年)

 
 

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