「第91回関東大学バスケットボール リーグ戦」
9戦目vs法政大学
◆試合結果
○明治大学(4勝5敗) 85(25-5,16-13,20-9,24-26)53 法政大学(3勝5敗)●
◆レポート
スタート
明治大…#5曾田・#22宮本・#32吉川・#50伊澤・#55吉本
法政大…#8新沢・#11中野・#12柳川・#14植村・#16沼田
<前半>
明治大は、スタートから攻守共に良い形で一気に法政大をつき離す。徹底したDFとリバウンドで法政大の得点を1Q5点に抑え、リードを奪う。(25-5)2Qの序盤は両チーム停滞する時間帯があったものの、明治大は全員が満遍なく得点を重ね、法政大の追撃をかわして大きく差をつけて前半を折り返す。(41-18)
<後半>
前半の流れのままに明治大はDFからリズムを作りOFへと繋げていく。明治大はメンバーを入れ替えながら全員がゴールに向かうプレーで法政大のファールを誘い、リードを広げる。(61-27)4Qこそ法政大に得点を上回られてしまうものの、ベンチメンバー全員出場で終始明治大ペースで試合を進め、トーナメントでは敗れた法政大相手に選手たちがしっかりと対策を練り、勝ちたい想いを存分にぶつけ勝利をものにした。(85-53)
~前・指揮官率いるチームとの対戦 春の借りを返し、対戦成績は1勝1敗へ~
前半最終戦は、関東トーナメント・3位決定戦で敗れている法政大。さらに、現在指揮を執るのは前HC・塚本清彦氏、前AC・外山英明氏だけに、2~4年生だけでなく、スカウティングによりチームに引き入れた1年生たちのことも熟知している。やりづらい相手ではあるが、関東大学1部で戦えるバスケを築き上げてくれた存在だけに、色々な意味で負けてはいけない相手だった。対する法政大は、エースでありチームの柱・#24加藤(4年)が前週土曜日の負傷により不在。これにより、明治大はさらに勝たなければいけない状況となったが、前週の土日、上位校である東海大、筑波大に惨敗を喫した影響も心配された。
だが、それとは見違えるようなバスケットボールを展開。1Qから圧倒的にゲームを支配し、法政大には何もさせないまま、勝利。明治大は暫定6位(4勝5敗)で後半戦へ挑むことになった。
~選手たちで試行錯誤しながら掴んだ勝利~
前週の敗戦が選手たちに変化をもたらした。
「選手で話し合って、自分達で練習内容や対策を立ててそれを練習してきました。(#1税所啓(4年・主将)」
「選手たちで練習内容や対策を考えてやってきたので、勝つしかない、という気持ちだけでした。前の試合でいろいろとあって選手としてまとまってやろう、とやってきました。(#5會田圭佑(3年))」
実際に試合をするまでは不安に思うようなこともあっただろう。だが、蓋を開けてみれば今の明治大らしいバスケットを終始展開し、ディフェンスで相手のやりたいことを事前に防ぎ、攻撃ではスコアリーダーはエース・#50伊澤実孝(4年)だが、スタートの5人それぞれがシュートを決め、バランス良く得点出来たこともよかった。その勝利に、選手たちからは安堵の表情が見られた。
「ディフェンスは、原点に戻ろう、ということでやってきました。応用も基本が出来ていないと応用につながらないと思うので。これまでの8戦と変わった明治大が見せれればと思っていたので良かったです。(#9田中井紘章(3年)」
また、この日は点差が離れたこともあり、1Qから積極的な交代が行われた。なかなかプレータイムはない中、常にベンチから声援を送り、コートに出た時は一生懸命なプレーを見せてくれるチームの主将・#1税所は「今日は、タイムシェアを考えた交代を1Qからしてくれました。コートに出て行った森山や今川、綱井の1年生たちもいい働きをしてくれて。結構出せばみんな出来ると思うので、よかったです。今日はチームの雰囲気も良かったので、明日勝って初の土日2連勝を掴みたいです。」とコメントを残した。
~前半最終戦を勝利で飾り 迎えた後半戦での修正点は~
確かにいい内容での勝利だったが、またまだ修正点はある。
「(今後修正していきたいところは)オフェンスは、もうちょっとつなぎの部分というか、あるフォーメーションではドリブルだとリズムが崩れてしまうので、メリハリをつけてパッシングをしたりして、そういう所を修正していきたいです。ディフェンスとしては、今日の法政大相手だとディナイディフェンスが出来ましたが、上位陣の大学とはフィジカル面の問題もあると思うので、強く体を当たられた時にいかにちゃんとディナイディフェンスが出来るか、だと思っています。(#5會田圭佑(3年)」
それに、たった1試合、自分達のバスケを出来ただけの事。毎試合出せる安定感をまずは手に入れることと、それを上位校にしっかりとぶつけられるだけのメンタルが作れるかどうかだ。
それはこれからの数試合に掛かっている。
「(後半戦に向けて)自分達でやろう、という想いが1人1人強いので、流れ的にいい方向に向いていると思います。前半戦で勝ち星を取りこぼした慶應大戦のような試合をしっかりと勝ち切れるように頑張りたいと思います。(#5會田圭佑(3年)」
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