【2015リーグ】15戦目vs青山学院大~我慢のバスケを展開し、接戦を手にした大きな1勝 暫定4位となる7勝目を掴む~PhotoGalley~

by admin on 日曜日, 10月 25th, 2015

「第91回関東大学バスケットボール リーグ戦」
15戦目vs青山学院大学

◆試合結果
○明治大学(7勝8敗)68(14-20.16-16.22-11.16-15)62 青山学院大学(7勝8敗)●

◆レポート

スタート
明治大…#5曾田・#32吉川・#55吉本・#22宮本・#50伊澤
青学大…#24安藤 ・#18笠井・#32前田・#21石黒・#11田中

1度目の対戦は81-43と明治大が快勝した組合せ。しかし、リーグを通して、順調にチーム力をあげていた相手だけに、当初から苦戦を強いられることが予想された。その戦いは、前半は青学大、後半は明治大が主導権を握り、勝負の行方は試合終了間際にまでもつれ込むことに。20151025_all3

◆前半
早々に、激しいプレッシャーを仕掛けてきた青学大ディフェンス。明治大は落ち着いた入りをするも、ディフェンスでファール判定を取られ、どこか波に乗れず重苦しい時間帯が続く。#50伊澤実孝(4年)のバンクショットや#22宮本滉希(2年)、#5會田圭佑(3年)のジャンプシュートでなんとかしのぐも、1Q終了間際に#18笠井、#21石黒らに連続得点を許し、14-20で2Qへ。
重苦しい雰囲気を中々払拭しきれずにいたが、コートからもベンチ、応援席からも声が聞こえ続け、我慢のプレーが続けながら、30-36で後半へ。

◆後半
そしてやっとやってきた挽回の時。前半と違い、青学大のディフェンスが引き気味になった所でボールが回り出すと#50伊澤の3P、バンクショットが決まり、1点差へ。そして、#22宮本(2年)がチームを勢いづけるバスケットカウントを決めるととうとう逆転へ。タイムアウトを取り、立て直しをはかりたい青学大だったが、再開後に#55吉本健人(4年)の3Pが決まると流れは完全に明治大へ。さらに#28今川友哲(1年)の得点も決まり、引き離しにかかるが、残り3秒。ターンオーバーから青学大に痛いブザービーターの3Pを決められ、52-47で最終4Qへ。

嫌な終わり方を少し引きずったのか、ミスが出る明治大だが、シュートが決めきれない青学大に救われ、両チームとも得点が止まる。そこに、#32吉川治耀(2年)の3Pが決まり、明治大が抜け出すかと思われたが流れを掴んだのは青学大。連続得点を重ね、残り6分46秒、#21石黒の速攻で55-56と逆転。そこから両者譲らず、青学大・#24安藤が3Pを決め、今後は明治大・#2齋藤拓実(2年)が3Pを決め返し、60-60の同点に。

ここで、攻めあぐねながらもチャンスを我慢強く待った明治大はゴール下フリーの#22宮本へパスが渡り、62-60。そして、青学大の攻撃を#2齋藤がテイクチャージと勝負所でメンバー全員が集中したプレーを見せる。その後、青学大・#11田中にフリースローを与えてしまうも2本とも外し、点差はそのまま。ここで、#2齋藤と#50伊澤のあわせが決まり、盛り上がる明治大。残り1分22秒で64-60とすると青学大タイムアウト。

両チームともチームファールがたまり、お互いに与えられていくフリースロー。青学大・#24安藤が確実に2本決めるも、#2齋藤が獲得した4本のフリースローを確実に決め、試合終了。68-62で明治大は暫定4位に浮上、そして昨年度と同じ勝利数の7勝目をあげた。

(写真:明治大のホームコート、和泉キャンパスにて行われた第13戦目。多くの観客の声援に選手たちはプレーで応えた)
 
 

 
 
~明治大ホームゲームとなった13戦目
我慢のバスケで勝ち切れたことで見えた「チームの確かな成長」~

内容のいい試合だったとは言えない。しかし、リーグを戦い抜いてきたことで、チームとして成長していることを感じられる試合だったと言えるだろう。

立ち上がり、早々に仕掛け来た青学大ディフェンスのプレッシャーと、明治大ディフェンスにファール判定がかさんだことで、中々リズムを作れなかった。そのため、単発のシュートで何とかしのぎ、前半を終えた。20151025_all2
そして、試合を変えた後半。青学大が自ら崩れることで助けられた部分もあるが、それでも明治大は自分達を立て直し、リズムを掴み、逆転へ。その後、再び追い上げられ、個人のオフェンスで打開しようとする明治大の悪い癖が見える時もあったが、本当の勝負所ではそれぞれがチーム全体でプレーをすることに集中出来ていた試合であったと言える。

「今日はベンチも応援席も含めてチーム全員が声を出していました。そこは気持ちが切れそうな時もみんなで声を出して助け合うことが出来たので、よかったと思います。

攻めが苦しかった時に、アウトサイドのメンバーにパスを出したらそこをしっかりと決めてくれましたし、自分がスクリーンを掛けに行った時もそこから自分でスペースを見つけて、そこに1対1を仕掛けていて。途中、視野が狭まる時もありましたが、今日はガード陣が視野をしっかり広く見てくれていた、というのがあります。今日みたいなプレーをガード陣が出来てくるようになると、もう1つ上にステップアップ出来ると思うので、これをしっかり力としてつけていってほしいです。

今日は最後の最後まで気持ちを切らさず、我慢できました。それと、前半少し気持ちがブレてしまっていた所も、後半からしっかりと立て直して戦ってくれたので、今日はみんな試合中に修正する力がついてきたのかなと思いました。(#50伊澤)」

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(写真:何度も立ち上がって声援を送っていたベンチメンバーと応援席メンバー。戦っているのは、コートメンバーだけではない。チーム一丸となってさらなる成長を遂げていってほしい)

 
 
~苦しい状況でも自分達のバスケをやり通して接戦を勝利
迎える東海大戦に向けて~

最初にも書いたが、内容はいい試合だったとは言えない。でも、入替戦回避を自分達の手で確実に決めるためにも、どんな内容であったとしても、やはり勝ち切ることが大事な時期。それを我慢し、気持ちを切らさずに勝利したことは、何よりも評価できることだろう。
「出だしが重たかったですし、自分もディフェンスを振り切れずに、いい形であまり打てなかったのはあります。でも、チームとしてはリバウンドで泥臭く粘ったオフェンスも、今日は治耀(#32吉川)からのキックアウトからの得点が何本かありましたし。相手も自分達で崩れた部分があったとは思いますが。粘って粘って初めて勝ち切れたのは良かったです。(#55吉本)」

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正直言ってしまえば、この内容では現在単独首位である東海大に勝つことは難しいだろう。そもそも、東海大という名前にどこか勝手に委縮してしまうメンタルの壁をまずは振り払えなければ、同じ土俵にも立てないのだから。だからこそ、自分達の出来ることを、やってきたこと、しっかりと出してきてほしい。1回目の対戦よりも「戦える」という自信をぜひ持ち帰ってきてほしいと願う。

「今日みたいな我慢を出来るんだ、という気持ちと、東海大はすごくプレッシャーを掛けてくると思います。前回はそこでつぶされているので、その時から自分達がどうチームを作ってきたのか、のをどれだけ見せられるのか、が明日の課題だと思っています。チームでしっかりと声を出して、高め合ってやっていきたいです。(#50伊澤)」

「今日は少し後手に回りすぎました。明日の東海とは、前回だとプレッシャーにどうしても引いてしまう部分が多かったので、そこはもう向かって行くしかないです。ディフェンスについては、前回守れている時もあったので。やることは変わらないです。シンプルに自分達の出来ることをやりきります。(#55吉本)」

(写真:青学大の#24安藤のみならず、相手チームのエースに対するディフェンスを任されている#55吉本健人(4年)。それだけでも体力が削られる中、ボールつなぎやスペースを空けるなど記録には残らない貢献度はチーム一。本来はシューターとしての選手だけにここぞ、というタイミングで#55吉本にどうボールを回していくかはガード陣、インサイド陣含めた残りのリーグ戦でチーム課題だ)

 
 

◆PHOTO

20151024_izawa#50伊澤実孝(4年)

 
 

20151024_saito#2齋藤拓実(2年)

 
 

20151024_yoshimoto#55吉本健人(4年)

 
 

20151024_yoshikawa#32吉川治耀(2年)

 
 

20151024_akiba
#20秋葉真司(4年)
 
 

20151024_aita#5會田圭佑(3年)

 
 
20151024_miyamoto
#22宮本滉希(2年)
 
 

20151024_imagawa
#28今川友哲(1年)
 
 

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アメフト部やラクビー部などに所属している学生の方が応援に来ていただきました!
 
 
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また、この日のハーフタイムは「明治大学チアリーディングチームJAGUARS」の皆さんに盛り上げていただきました!
 
 

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「明治大学チアリーディングチームJAGUARS」

 
 

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「明治大学チアリーディングチームJAGUARS」の皆さん、ありがとうございました!

 
 

 
 

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Written by 細田季里(support 里江)
試合速報 里江&身江
Photo 細田季里

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