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【2015インカレ】準々決勝vs青山学院大~届かなかったベスト4の座 ここでの悔しさ・経験を来季に活かしていくためには~PhotoGalley~

by admin on 日曜日, 11月 29th, 2015

「第67回全日本大学バスケットボール選手権大会」
準々決勝

◆試合結果
●明治大学 61(22-14,11-17,8-21,20-22)74 青山学院大学○

◆レポート

スタート
明治大…#5曾田・#32吉川・#55吉本・#22宮本・#50伊澤
青山学院大…#18笠井、#24安藤、#21石黒、#32前田、#11田中

ベスト4の座を掛けた戦いは、リーグ戦で2勝をあげていた青学大。1戦目は、冒頭からエース#50伊澤実孝(4年)が怒涛の連続得点であっという間に試合を決めての圧勝、2戦目こそ我慢の時間帯が続くも最後は粘り勝ちという内容だった。だが、今季3度目の対戦。リーグ戦を通しインカレに向けてチームを作り上げてきた青学大から勝利を奪うことは出来なかった。
◆前半
明治大・#5會田圭佑(3年)の強気のドライブで始まったこの試合。すぐに青学大・#32前田のジャンプシュートで決め返されると開始5分で9-10と両者互角の戦いを繰り広げる。どこか後手に回りつつも、自分たちのペースを引き込もうと明治大。#2齋藤拓実(2年)が1人で駆け抜け速攻を決めると#50伊澤実孝(4年)のジャンプシュートが決まり、さらには#20秋葉真司(4年)のドライブバスケットカウントも決まり、盛り上がる明治大。さらには、#2齋藤がテイクチャージとディフェンスでも波に乗るとルーズボールの争いにも気持ちを見せ、22-14とリードして1Qを終えた。
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2Q序盤はシュートが決まらず、さらには青学大にセカンドショットなどを許し、嫌な空気が流れるも#2齋藤がドライブを決め、流れを切ろうとするとすかさず青学大タイムアウト。ここから両者シュートを狙うも決めきれず。均衡を破ったのは明治大で#2齋藤から#50伊澤、そして#22宮本滉希(2年)にパスが渡り、ゴール下を決める。さらに
ディフェンスで青学大からミスを誘い、20151127_all-001

明治大の流れかと思いきや、自らのミスが続き、波に乗れず。果敢にディフェンスで頑張りを見せるがリバウンドがことごとく跳ね返り、セカンドチャンスを相手に与えてしまうと流れは青学大へ。#11田中の速攻で26-26と同点に追いつかれると#18笠井の3Pで逆転を許し、試合は一進一退の状況に。最後、#2齋藤がブザービーターとなるドライブを決め、33-31となんとか2点リードで前半を終えることに。
(写真上:試合開始直後から大きな声援を送っていたベンチの目の前で、#2齋藤がテイクチャージをした場面。コート内の好プレーに盛り上がる明治大)
(写真下:ディフェンスで何とか流れを作ろうと奮闘。しかし、流れを完全に引き寄せることは出来なかった)
 
◆後半
出だし2分間、シュートを狙うもことごとく決まらず、33-37と青学大が流れを掴む。#55吉本健人(4年)が3Pを決め、逆転を狙うもミスから青学大に速攻を許してしまう。さらに、#24安藤にも遠くから3Pを決められ、36-44。ここで#50伊澤がセカンドチャンスをバスケットカウントで沈め流れを切りたい所だが、青学大#11田中がセカンドショット。ここで交代で入った#88黒崎海斗(4年)が4年生の意地を見せ、3Pをねじ込むと盛り上がる明治大。20151127_all3
残り2分22秒41-46とすると青学大タイムアウト。その後、#24安藤にフェイダウェイシュートを決められるなど、どうしても青学大のシュートが止まらず。対する明治大は、これまでのリーグ戦で必ず相手の流れを切り、流れを引き寄せてきた#50伊澤のシュートが決まらず、追い込まれていく。このQは4年生3人の9得点にとどまり、41-52で最後の10分間へ。

4Qは2年生・#2齋藤、#22宮本が奮闘。得点を重ね差を縮めに行くが、青学大も気持ちを見せなかなか点差は縮まらず。しかし、残り5分を切ると#5會田のスティールから速攻が決まると、やっと#50伊澤の3Pが決まる。さらに#2齋藤が速攻から得たフリースローを確実に決め、#50伊澤がジャンプショットを決めると残り2分半で56-63となり、青学大タイムアウト。先に決めたかったが、ここで青学大・#3大崎に3Pを決められ、苦しい状況に。その後も最後まで諦めずシュートを狙い続けるも試合終了。61-73で明治大は2年連続、順位決定戦へ回ることとなった。
(写真:リーグ戦、チャンスはあったものの中々決まらなかったアウトサイドをこの大一番の苦しい時間帯で4年生・#88黒崎海斗が決め、ガッツポーズで喜びを表す明治大)
 

 
 
~後輩たちと一緒に行きたかったベスト4の座 その悔しさは来季の糧に~ 
「自分たちの代は1年生からインカレではベスト4に入って。でも、その時試合には出ていなかったので、まずはそこに後輩たちと一緒に行って、それを味合わせてあげたい、というのもあるし、自分も味わいたいというもあります。伝えたい、というよりは一緒に協力して行きたいです。」
ベスト8入りを果たした後、『後輩たちに残したいもの、見せたいものは何か』と聞いた時の#55吉本健人(4年)のコメントだ。

残念ながら、この言葉通りにはいかず、ベスト4の世界を見る事は出来なかった。20151127_all5
この壁を突破するには、さらにもう一段上に行くしかない。2年連続行けなかったということは、何かが足りなかったということだ。
悔しいかもしれないが、そもそもベスト8に入らなけば、そんな想いも出来なかった。この長いシーズンを通してここまでやってきて、そしてまだまだやるべきことがある、というのを後輩たちが身をもって経験できたことは間違いなく4年生が残したものの1つだろう。
(写真:コート上の4年生だけでなく、ベンチの4年生も大きな声援でチームを盛り上げている。これも彼らが後輩に見せておきたい姿の1つだ)
 
 
~プレッシャーが掛かったこの試合で突き詰められたかった甘さが勝負を分けた~

「出だしは良くて、何が悪かったか、というか、実際ディフェンスはイージーショットを何本かやられたし、相手のシュートが入りすぎた、というのもあるけど、そこはディフェンスの詰めが甘かったと思うしかないです。振り返るとリバウンドの部分でもっとハードに行けなかったので、そこは要因かなと思います。(#55吉本)」

「ディフェンスの詰めの甘さ」や「ハードに取りに行けなかったリバウンド」が、このプレッシャーの掛かった準々決勝で出てしまった。これを無くして、もっと自分達のプレーを突き詰め、精度の高いプレーがこのインカレで発揮出来るようになるためには、日ごろの練習でどれだけ自分達を追い込んでやれるかだ。20151127_all4
1本1本のシュートをしっかり決めてきただろうか。リバウンドも必死で飛んでいただろうか。ディフェンスも試合のように、お互いやり合えただろうか。

今季は昨年よりも練習時間は圧倒的に減った。その中で、自分達なりに中身のある練習をやってきたのかもしれないが、それでもやはりこの大舞台で出てしまったということは、自分達を追い込むことが足りなかったということになる。

対する青学大は、リーグ戦で自分達のバスケを一生懸命貫き通す、という姿勢を終始崩さず、一丸となって戦っている姿が印象的だった。あの時から目指していた場所は、このインカレだったのだろう。リーグ戦の時よりも、さらに徹底されたチームプレーを展開し続けた。それはリーグ戦も含め、直前の練習でも、青学大の方がしっかりとやり込んできていたのだろう。もちろん、明治大としてはエース・#50伊澤実孝のシュートが安定しなかったのも大きく影響しているのは間違いなく、波に乗りたい所で乗れなかった。リーグ戦で#50伊澤を起点としプレーが安定していることより、今年は勝ち進んできたのだから、完敗だ。

それでも、自分達だけで追い込むには限界がある中で、選手たちだけでここまで本当にやってきたと思う。4年生たちが連れて行ってくれたこの舞台での悔しさを、絶対来季につなげていかなければいけない。
 
 
~「勝ちたい気持ち」を持ちながらも「いつも通り」のプレーを出来るのかどうかが次のステージの鍵となる~
「向こうの方がリーグ戦苦しんでやってきて吹っ切れてやっていたように見えました。こっちはリーグ戦で2勝していて置きに行った、というか、出だしもよかったし、勝ち急いだのかな。焦りとかありました。最後、パッシングもあまり出来ていなかったし、ディフェンスのプレッシャーに負けていたし。相手のやりたい事をやられた、というのはあります。(#55吉本)」
勝ちたい気持ちは試合開始直後からコート上、ベンチや応援席からも伝わってきた。その想いが前に出すぎていて、少し勝ちを急ぎすぎたのかもしれない。

プレッシャーの掛かった舞台では、練習でやってきた以上のことは出せない。「いつも通り」プレーすることさえ難しい。でも、練習やリーグ戦でやってきたことを自信にして、「いつも通り」のプレーを1つ1つ積み重ねた先に勝利があるのではないだろうか。20151127_aita
焦る気持ちを抑え、「我慢」しながらプレーすることはリーグ戦で身に付けたが、上位陣との戦いではどこか勝利を求める気持ちが前に出すぎてしまったことで少しだけ歯車が狂ってしまったように思う。

来季に向けて、プレッシャーの掛かった試合でどれだけ「いつも通り」のプレーが出来るのかがもう1つ上の場所に進むための鍵となるだろう。それを教えてくれた試合だった。
(写真:会話を交わすツーガードの#2齋藤と#5會田。チームを落ち着かせるのもガードの役目。今回の経験をこの2人がどう活かしていくかで明治大の今後が決まるだろう)
 
 

◆PHOTO

20151127_aita2#5會田圭佑(3年)
 
 

20151127_aita3-004#5會田圭佑(3年)
 
 
20151127_akiba#20秋葉真司(4年)
 
 

20151127_izaw#50伊澤実孝(4年)
 
 

20151127_kurosaki2#88黒崎海斗(2年)
 
 

20151127_kurosaki3#88黒崎海斗(4年)
 
 

20151127_miyamoto#22宮本滉希(2年)
 
 
20151127_miyamoto2-001#22宮本滉希(2年)
 
 
20151127_saito#2齋藤拓実(2年)
 
 

20151127_tanakai#9田中井紘章(3年)
 
 

20151127_yoshikawa3#32吉川治耀(2年)
 
 

20151127_yoshimoto#55吉本健人(4年)
 
 

20151127_yoshimoto2-001#55吉本健人(4年)
 
 

 
Written by 細田季里
試合速報 里江&身江

Photo 細田季里

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