【2013関東トーナメント】5~8位決定戦・vs専修大~上位チームとなるべく必要な戦力の底上へ~

by admin on 火曜日, 5月 14th, 2013

第62回関東大学バスケットボール選手権大会 5~8位決定戦 vs専修大の試合結果を掲載いたします。



◆試合結果

明治大学 74(23-11,15-19,18-11,18-27)68 専修大学

◆レポート

【前半】
5位決定戦の切符をかけた専修大との戦い。出だしは明治大・安藤が前日に引き続きチームをリードする積極的なオフェンスで得点を重ねる。そこに西川のドライブ、皆川のゴール下、目の3Pが続き、さらにガードの清水がオフェンスリバウンドをもぎとりチャンスをつなげるなどして流れを掴んだ明治大。終了間際、安藤が再び連続得点で点差を広げると23-11で2Qへ。
 
序盤はインサイド陣が奮起。開始早々、西川のドライブが決まると、皆川のセカンドショット、西川の3Pなどが立て続けに決まり、さらに引き離しにかかる。しかし、ここからシュートが入らず。嫌な空気が流れ、その間専修大に詰め寄れるが目が3Pを決め、流れを断ち切る明治大。終盤、専修大・宇都が個人技で会場を沸かすも明治大・安藤がプレッシャーディフェンスでミスを誘い、マイボールに。さらに安藤は終了間際、ファールを誘い自ら獲得したFTを確実に決め、点差は詰め寄られるも38-30で後半へ。
 
【後半】
後半の立ち上がり、専修大の雰囲気に飲まれそうになるも、明治大・清水がディフェンスからスティールを連発し、それを速攻や3Pにつなげる明治大。その間、専修大のシュートが入らず54-36と引き離すが、ここから明治大がなかなか決められず。専修大・宇都の個人技で連続得点を許してしまう。しかし終了間際、安藤・土井の合わせがきれいに決まり流れを立て直すと、56-41で最後の10分へ。
 
序盤、少し集中が切れたのかミスが続く明治大。その間専修大に連続得点を許し、56-46の10点差。ここでディフェンスから立て直す明治大。スティールから西川のワンハンドダンクや皆川のスタンディングでのダンクなどが決まり、会場を沸かす。さらに安藤からの西川への速攻も決まるとここでなかなか決まらなかった目が3Pをねじ込むなどして追い上げてくる専修大に対抗。最後、プレスディフェンスを仕掛けてきた専修大にターンオーバーを連発し追い上げられるも逃げ切り、74-68で試合終了。明治大は最終日早稲田大との5位決定戦にのぞむ。

 


◆BOX

* #2 目健人 36:42 14得点 (3P4本含む) 1リバウンド 2TO 1ST
* #10 清水隆平 26:06 8得点 3リバウンド 1TO 3AS 2ST
#13 三井啓史 2:59
* #16 安藤誓哉 40:00 20得点 (3P1本含む) 7リバウンド 4TO 6AS 2ST 1BS
* #22 西川貴之 37:01 17得点 (3P1本含む) 5リバウンド 4TO 2AS 2ST 3BS
#24 田中成也 11:13 2リバウンド 1TO
* #51 皆川徹 35:06 13得点 9リバウンド 2AS
#89 土井慧吾 10:53 2得点 4リバウンド 1ST

(*:スターティング・メンバー)

◆試合速報
Twitterで試合速報を行っています。ご覧になりたい方は下記へ。
http://twilog.org/msup2011bb/date-130511

◆Photo Galley:2013関東トーナメント・5~8位決定戦vs専修大学~【Photo Galley】~

 
 
~結果を求めながらもリーグ戦を見据え
次なる成長のためチームの底上げを狙った戦いへ~

 
準々決勝での敗戦。一度負けてしまうとそこから勝利を目指す気持ちに戻すことは難しい、とよく言われる。しかし、この大会はシーズン序盤の大会。上を目指すのであれば、勝利はもちろんだがただ勝利するのではなく、これから迎えるリーグ戦、インカレを意識して残りの2試合をしっかりと終えることが大切だ。前日の試合では40分間を戦い抜けなかった。それが今後の課題として挙げられた。
 
さらに、リーグ戦は2ヶ月の長丁場となる。試合をこなすだけでも相当の疲労が蓄積されることが想定される。そういった状況で強豪校たちと戦い抜くには5人だけでは足りない。さらに上位に食い込むためには6人目、7人目そして10人目とコートで戦える選手が数多く出てくるチームになることが必要となってくる。
 
そういった状況で塚本HCは、この試合のポイントとして「今日泰斗(中東選手)を休ませて他の選手たちでどれだけ補えるか。」という点をあげ、それにチームが応えてくれることを期待してのぞんだ。
 
そして、試合後に塚本HCが頑張ったと名前をあげたのが清水選手だ。就職活動のため、本格的に練習復帰したのは京王電鉄杯(4月27日~29日)の直前とのこと。「就活で全然いなかったんでね。だから、使い方が非常に難しかった。ここ10日間くらいで清水たちのために練習試合を組んだりしたからね。だから、昨日の試合なんかは信用はできない。(塚本HC)」と前日の青学大戦は2分44秒の出場にとどまった。しかし、先を見据えての5~8位決定戦。「今日はいくよ、頑張れよ、と言った。(塚本HC)」と送り出されたのがこの専修大戦だった。

 
本人は「(チームに戻った)最初は体力的にきつくて京王電鉄杯で体力をどれだけ戻せるのか、ということで結構使ってもらってたんですが…今もまだそんなに動ける、という感じではないです。(清水選手)」と動きに納得がいっていない様子であったが、前日と比べ大きく伸ばしたプレータイムの中で、専修大のインサイド陣をくぐってオフェンスリバウンドを奪うシーンやプレッシャーディフェンスの中からボールを奪い、速攻につなげるなど、塚本HCの期待に応える動きを見せた。
 
 
塚本HCからは「まずは、信用している。去年リーグ、インカレなども経験しているから、勘も非常にいい。変なミスはないし、いい所でリバウンドしたりパスしたりするからいいんじゃないかなと思っている。」とすでにチームの戦力として評価されている清水選手だけに、まずはコンディション復帰が待たれるところだ。
 
 
 
清水選手以外にも今回の大会では怪我などの影響で思うようなプレーが出来なかった選手も見られた明治大。リーグ戦までには各自コンディションを調整し、戦力復帰するだろう。だが、長丁場のリーグ戦ではどういうことが起こるかわからない。上位に進出するには、どういった状況でも戦い抜き、最後は結果を掴み取れるチームとなる必要がある。
 
そのためには、明治大の選手層の厚みを増すことが重要だ。
明治大ではAチームのことを「トップチーム」、Bチームのことを「ベースチーム」と呼ぶ。トップのメンバーが更なる上を目指すことはもちろんだが、ベースのメンバーがベース(土台)を引き上げ、そしてトップのメンバーを脅かす存在になるなどすれば、チーム内の競争は激化し、チームの強さをより強固なものにしていけるはずだ。すでに先を見据えた戦いは始まっている。各自が自分の課題と向き合いつつお互いが競い合うことで、どんな状況でも一丸となって戦い抜けるチームとなり、それが上位進出へとつながっていくことを期待したい。
(※写真上:ディフェンスに定評がある清水選手。コンディションが戻ってくれば安藤選手との息の合った前線からのプレッシャー・ディフェンスにはぜひ注目してほしい。)
(※写真上:円陣を組む明治大メンバー。チーム一丸となってレベルアップしていき、勝利を掴んでいってほしい。)
 
 

 
 
Written by K
Interview K&R
試合速報 R
Photo K

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