【試合結果】
・○明治大101-26東京大●
・○明治大105-88立教大●
・○明治大76-75法政大●
・●明治大66-89慶應義塾大○
・○明治大58-51早稲田大●
【最終結果】
・優勝:慶應義塾大学(4勝1敗)
・準優勝:明治大学(4勝1敗)
・3位:立教大学(3勝2敗)
・4位:法政大学(2勝3敗)
・5位:早稲田大学(2勝3敗)
・6位:東京大学(0勝5敗)
~新体制がスタート 全員にチャンスが与えらえた東京六大学リーグ戦~
長谷川聖児HC新体制での初陣となった東京六大学リーグ戦。目指すべきバスケットは「タフなディフェンスからファーストブレイク、アーリー、モーション」。今回は「勝敗よりも、自分たちがやろうとしていることをどこまで見せられるか、どこまでコートの上で表現できるのか。(長谷川HC)」を目的にのぞんだ。
4試合目の慶應義塾大戦。固定メンバーではなく全員にチャンスを与える試合ではあったが、66-89でチーム練習開始3日目の相手に点差を付けられ敗戦した。
「点数は取っているがディフェンスの方はまだまだ課題がある。ピックアップがまず出来ていない、どこがという次元ではないし、ここをこうしなさい、という次元ではない。それぞれがしっかりとピックアップすること。まずディナイディフェンスになっていないし、ヘルプディフェンスもないし。ディフェンスはもう1度やり直しかな。(長谷川HC)」と厳しい意見がとんだ。
対するオフェンス面では、「ファーストブレイクからアーリーという形でやっていてディフェンスが簡単にやられているのでいいオフェンスの形にはなっていないが走れている。それに、いま自分のタイミングで打てるなら打ってもいい、それが今は落ちるのはいい、と言っている(長谷川HC)」という狙いもあり、少し早打ちでバタバタしているシーンが多く見られたが、「ボールを持った選手がみんなゴールを狙っている。それはいいことだ。(長谷川HC)」と選手たちのプレーを評価した。
この試合は選手たちに考えるきっかけを与える。迎えた最終日・早稲田大戦。
序盤、落ち着かない試合展開が続いたが#5會田圭佑(3年)、#88黒崎海斗(4年)のツーガードに変わるとリズムを取り戻した明治大。そこに昨年から不動のスタメンを勝ち取った#55吉本健人(4年)がディフェンスで試合を引き締めると、自らも積極的な攻めを展開し、さらにはオフェンス・コンロールの声を出すなど、一番の存在感を見せた。さらに、#2齋藤拓実(2年)は昨年同様に多彩な個人技を魅せてくれたがその他にはやはり去年1部を経験したメンバー、特に上級生の小谷、田中井なども安定感のある動きを見せてくれたことにより、2日目までは機能していなかったディフェンスなどが少し機能する時間帯も見られた。
関東大学1部のバスケットボールをコート上で知っている、という経験は絶対的なものだ。
それを知っている上級生たちは、チームのためにもっと厳しくなり、そして練習中に他のメンバーに伝える義務がある。そして、今年こそチャンスを掴みたい選手は自らその経験を掴みに行くことが必要だ。今のままでは、1部で戦い抜くことは難しい。長谷川HCの言葉通り、ディフェンスの全体的な底上げは必須だ。そのための練習も今はまだ雰囲気に緩さが見られ、もっといい緊張感のある練習にしていかないといけない、という声が多くの選手から聞かれた。
その改善には、試合経験の有無関係なしに主将・#1税所啓(4年)を筆頭に上級生たちがどれだけ意識を高く持って行き、それを体現できるのかに掛かっているだろう。
やることはまだまだたくさんだ。だが、始まったばかり。
怪我のためこの大会不参加となったチームの絶対的存在・#50伊澤実孝(4年)が合流しなければ、今のチーム力を判断する事は出来ないが、これまで築き上げてきた明治大のディフェンスを継承し、どうチームが作られていくのか。関東トーナメントの前哨戦ともいえる京王電鉄杯は4月12日(日)から始まる。
新1年生 岸 隼杜 (日大山形)
新1年生 綱井 勇介 (大阪学院)
新1年生 森山 修斗 (瀬田工業)
#27 松本 大河 (2年)
Written by K
Photo K
試合速報 R