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【2013インカレ特別企画】~2年目のチームが挑む 大学バスケの最終章「インカレ」~これまでの軌跡とインカレにかける想い~選手編~

by admin on 木曜日, 11月 28th, 2013

11月26日から「東日本大震災復興支援 第65回全日本大学バスケットボール選手権大会」(以下、インカレ)が開幕した。明治大は約2ヶ月に及ぶリーグ戦を12勝6敗で終え、関東3位として出場している。26日(火)の初戦今日28日のベスト8決定戦で勝利し、8強にへと駒を進めた。今年のチームに対し”2年目のチーム”と塚本HCや選手たちがよく口にしてきた。昨年の主力メンバーが2、3年生であったため、試合の顔ぶれが昨年と全く変わらず、今シーズンにのぞんでいるからだ。

その”2年目のチーム”も残す所、あと3日。

きれいな道ではないけれど、1歩1歩ずつ彼らは歩んできた。そして、その集大成を見せる時がもうすぐそこまで迫っている。先が見えない苦しい状況からスタートしたチームは、負け続けた悔しい日々を糧に本当に逞しく成長した。この特集は残りの3日間に向けて、注目選手に絞って取り上げる。

 
 
~選手編~

~チームの土台となる「3人の3年生」
中東泰斗選手、小山耀平選手、安藤誓哉選手~

まず、チームの土台にいるのは「3人の3年生」だ。最初の2人は安藤誓哉と中東泰斗。チームが全く形になっていなかった昨年の春に塚本HCがチームの中心的存在に指名したのは、当時2年生になったばかりのこの2人だった。
安藤選手はPG兼チームキャプテンとして、そして中東選手はエースとして。その当時を振り返り、「去年は僕と誓哉(安藤)で頑張っていましたが、あの時と比べると今年は4年生も含め周りが本当に頼もしくなったので試合もだいぶ楽になってきました。今までは自分が攻めて行って最後も決めるというのが多かったですし、僕らの1対1を見ていることも多かったです。ですが、今では安心して外にパスを出せます。それに、みんなも自分が空いていたらボールを呼ぶようになったので、そういう所も本当に良くなりました。5人が点を取れることが強みだとも思います。(中東選手)」と2人が中心となって支えてきたチームは大きな成長を遂げた。

~中東泰斗選手(3年)~
「昨年のインカレで勝ち取った代表活動 さらなる成長を掴むため」

「今思うとやっぱり去年があるからこその今年があるのだと思います。(中東選手)」という言葉の通り、苦しい状況でも走り切ったからこそ、中東選手は今年のユニバーシアード、東アジア競技大会(大学生で編成)という2つの大会に日本代表として出場する機会を勝ち取ったのだ。代表チームとの掛け持ちは難しい所もあっただろうが、それもまた経験。インカレ直前でやっとのことでチームにだけ専念できることになった中東選手は初戦、ベスト8決定戦と調子の良さをうかがわせてくれる動きを見せているだけにこれからの3試合に期待だ。

~安藤誓哉選手(3年)~
「優勝しか狙っていないと口にする頼もしい存在」

そして、チームの司令塔・安藤選手。彼の調子がそのままチームの勝利に直結するといっても過言ではない誰もが認める存在だ。強気に牽引する姿が印象的かもしれないが、意外にもリーグ前半は”燃える気持ち”が薄れ、スランプに陥った。気持ちはどん底まで落ちた。だが、そこからメンバーやコーチ陣の励ましなどもあり、浮上。最終的には自らプレーで爆発することで突破しリーグ戦を終えた。それは、安藤誓哉が戻ってきた瞬間だった。今回に向けては「これまでの3年間で一番気合いが入っている」「優勝しか狙っていない」という言葉を口にし、頼もしい存在だ。

~小山耀平選手(3年)~
「キャプテンに抜擢 チームに貢献する姿勢にぜひ注目を」

そして、最後はチームキャプテンの小山選手だ。大会の登録上では森山選手だが、リーグ終了後から普段の練習などでは小山選手をチーム・キャプテンにのぞんでいる。明治大の試合を多く見ている方は気づいていると思うが、ベンチでいつも一際大きな声で盛り上げている選手が彼だ。アップや円陣の掛け声、そしてコーチ陣の紹介などの時もいつも大きな声を張り上げている。そういったチームに貢献する姿勢にチームから厚い信頼をよせられての抜擢だろう。

エースと司令塔とキャプテンを担う3人の3年生たち。
コートとベンチから彼らがどうチームの土台となり戦っていくのか、注目してほしい。

 
 

~別の形でチームの土台となる「ベンチメンバー」
清水隆平選手、伊澤実孝選手、川内慎太郎選手~


 
 
土台の上へきれいに積み重ねていくためには隙間を埋めてくれるような存在が必要だ。ここで取り上げる3名は何かしら流れを変えたい、ディフェンスに力を入れたいという様々なシチューションに応じて、コートに送り出されるメンバーだ。まさにそういった3人だ。いい場面で送り出されることもあるだろうが、そのほとんどが行き詰った場面だろう。だが、彼らがすぐにアジャストしてプレーを展開。それが、土台に安定感をもたらしてくれているのだ

~清水隆平選手(4年)~
「魅せてほしい デイフェンスとリバウンド」

昨年のリーグ戦で安定感のあるプレーにより一気にプレータイムをのばし、インカレ3位にも貢献した清水選手。だが、ケガなどの様々な事情でトーナメントもリーグ戦も十分なコンディションでのぞめなかったように見えた。残りは3試合。「攻撃的なディフェンス」と「想定外のオフェンスリバウンド」でぜひ会場を沸かしてほしい。

~川内慎太郎選手(4年)~
「強気なディフェンスにぜひ注目を」

リーグ戦中盤から安定力を伸ばし、今ではなくてはならない存在だ。それだけにいろいろな場面での出場となり、毎回その場で求められている役割をこなしながらのプレーは大変だろう。だが、高校でもシックスマンだったという経験を活かして「求められる役割」をこなし、チームの勝利に貢献してくれるだろう。

~伊澤実孝選手(2年)~
「インサイド陣不在の穴を埋める頼もしい下級生」

皆川、土井というインサイドを欠いたチームに対し、試合に絡む唯一の下級生ながら期待に応える活躍を見せたのが伊澤選手。得意のバンクショットはもちろんのこと、力強いリバウンドにも期待したいところ。上位校の対決には強力なインサイド陣が待ち構えているが、彼なら対抗してくれると期待している。

 
 

~今大会の結果を決める4人の4年生
森山翔太選手、目健人選手、西川貴之選手、田中成也選手~

おそらく、この4人の出来が今回のインカレでの成績を決めることになるだろう。チームの土台の上で彼らがどう躍動するかそれにかかっているからだ。彼らは明治大に入学した当初からほぼトップチームで過ごしてきた。未来の明治大を担う選手たちと期待されて。それとは裏腹になかなか結果の出せない日々をずっと過ごしてきた。だが、彼らは自ら出口を見つけ、今は本当に頼もしい存在となった。よくあの苦しい時期を乗り越えた。だからこそ、この大学バスケ最後の大会で結果を掴んでほしいと願わずにはいられない。

 
 

~目健人選手(4年)~
「流れを引き寄せる3P、リバウンドを」

昨年のインカレで3P王を受賞した活躍が記憶に残る目選手。しかし、今シーズンはその後のケガのため調整が遅れた。リーグ戦から徐々に調子を取り戻し、インカレのベスト8決定戦では4本の3Pでチームを勝利に導いた。目選手の3Pにはなぜか力がある。流れを引き寄せる力が。それだけじゃない。ここぞという時のリバウンドでも貢献する姿にもぜひ注目をしてほしい。「個人としてはリーグ戦で45%(3P成功率)が維持できた。それをインカレでも続けて、チームとしては去年より1つでも上の順位にいけるように頑張りたい(目選手)」 

~西川貴之選手(4年)~
「ドライブ・ダンクや豪快な速攻ダンクといった 魅せるオフェンスを」

昨年は夏休みのケガで大きく出遅れた。だが、それを乗り越えインカレ3位決定戦ではチームを勝利に導く活躍を魅せてくれた。西川選手もなかなか思うようなプレーができずにいた選手だが春先から急激に安定感のあるプレーを展開し、得点ものばした。その勢いは春先のチームを間違いなく救った。持ち合わせている高い身体能力を活かして、ドライブ・ダンクや豪快な速攻ダンクといったオフェンスで魅せることのできるプレーヤーでもある。ぜひインカレではチームを一番上に連れていってくれるとともに会場を沸かせるプレーを見せてほしいと思う。「いろんな指示を出されているということは、それが出来ると思われているということ。だからこそ、与えられた役割をみんなで遂行して結果を出したい(西川選手)。」

~田中成也選手(4年)~
「キッカケを掴み急成長」

一つきっかけを掴むだけでこうもプレーが変わるのだろうか。そう思わせてくれたのは田中選手だ。これまではケガでチャンスを逃すことが多く、そのため試合経験の少なさが自信をなくし、潜在能力を活かすことができなかった。
それがこの夏だ。何を掴んだのかはわからないが夏に好調を維持し、リーグ戦開幕スタートを掴むとそこからは欠かせない戦力となり、拓殖大を破る原動力となった7本の3Pは記憶に新しい。ディフェンス力は1年生の頃から定評があり、今では相手のエースのマッチアップを任されることが多くなる存在にまで飛躍を遂げた。田中選手の活躍は始まったばかり。あと3試合では嫌と言うほどその存在を観客に焼き付けてほしいと願う。
「優勝を狙えるメンバーだと思っている。決勝に立ちたいのはもちろんだがとにかく勝ちたい。自分以外にも健人(目選手)や西川も3Pを決められる選手がいるから、バランスを取ると役目というかエゴは出さずに頑張れば優勝できると思っている。(田中選手)」

~森山翔太選手(4年)~
「みんなを1つにまとめ 勝利を勝ち取る」

練習中に声掛けで雰囲気を盛り上げている森山選手の姿はよく見られた。そういった周りを気にしながらチームのために「雰囲気作り」をする姿はいつしかチームの中心にいた。だからこそ、昨年のインカレ終了後からキャプテンを任されたのは納得だった。しかし、バスケについては今一つ突破口を開くことができずリーグ戦の半ばまでモヤモヤは続いた。だが、森山選手もその壁は突き破った。待ちわびていた頼もしい戦力の登場だった。残りの3試合、ぜひ後輩たちに何か残していけるよう、4年生たちを1つにまとめていってほしいと願う。
「優勝するつもりで試合にのぞんだことはなかったが、ようやく優勝を狙える位置に来た。それぞれにいい所を出せるようにコミュニケーションを取ってやっていきたい。ここまでやってきた仲間でみんな信頼しあっている。その点に不安はないのでみんなで勝ち取ります。(森山選手)」

 
 
 
Written By K
Photo K

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