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【2013インカレ】準々決勝vs筑波大~前半終わって17点差からの逆転劇 ハーフタイムの10分間で何がチームを変えたのか~PhotoGalley掲載~

by admin on 土曜日, 11月 30th, 2013

「東日本大震災復興支援 第65回全日本大学バスケットボール選手権大会」 
準々決勝 vs筑波大(関東5位) の試合結果を掲載いたします。



◆試合結果

 明治大学(関東3位)69(15-31,14-15,27-7,13-10)63 筑波大(関東5位)

◆レポート

スターティングメンバー
明治大:安藤、中東、目、田中、西川
筑波大:笹山、坂東、池田、武藤、村越

【1Q】
関東3位・明治大と関東5位・筑波大の対戦となった準々決勝2試合目。
ディフェンスの隙をつかれゴール下でフリーになった筑波大・村越に決められ、始まったこの試合。すぐさま明治大・安藤がジャンプシュートを決め、両者いい入りをしたかに見えたがとにかく筑波大のシュートが止まらない。インサイド、アウトサイドどちらも打てばゴールへ吸い込まれるかのようにシュートが決まっていく。その結果、10分終わって3P4本を含む31得点を筑波大に許し、15-31。明治大は苦しい立ち上がりとなった。

【2Q】
笹山が連続3Pを決めるなど1Qの好調を引きづる筑波大に最大20点差までつけられてしまった2Q。反撃の糸口を探したい明治大だが攻撃の波に乗れず、なんとか西川だけが落ち着いてシュートを決め続け試合をつなげるものの、29-46という17得点差で前半を終えることに。

【3Q】
勝負はここからだった。反撃の口火を切ったのは、明治大・目。2本連続で3Pを決め、流れを掴むと明治大のディフェンスが一変する。筑波大からミスを誘うと、西川の3P、スティールから目の速攻バスカン、そして中東の速攻と5分間で42-48の6点差。たまらず筑波大タイムアウト。しかし、明治大の流れは変わらず西川の速攻ダンク、中東のジャンプシュート、伊澤のフックなどが決まり、52-53と残り30秒で1点差へ。ここで清水がディフェンスで奮闘。筑波大からボールを奪うと西川が速攻でフリースローを獲得。2本を確実に決め、54-53とこの試合初めて明治大がリード。残りは13.7秒、最後までディフェンスの手を緩めない明治大はボールを奪うと西川の速攻が決まり、56-53と10分間で一気に逆転して4Qへ。

【4Q】
出だしは両者シュートが決まらず、我慢の時間帯が続く中、筑波大・武藤が2連続シュートと残り6:33で56-57。すぐさま明治大・田中が落ち着いてバンクショットを決め持ち直すと中東、目の連続3Pで64-59と引き離しにかかる明治大。タイムアウトを取り立て直しを図る筑波大だがこの時間帯に明治大・中東がゴール下のタフショットをねじ込み付け入る隙を与えない。ディフェンスの裏をつかれ、筑波大・村越にフリーでシュートを決められるも、西川のプレーに筑波大・村越がファールアウト。その後、筑波大に速攻を決められそうになるもこのシュートが外れ、残り23秒で明治大・田中が勝負を決定づける3P。その後、守り切った明治大は最大20点差を跳ね返し、69-63で昨年同様に準決勝へと駒を進めた。

(写真上:苦しい前半に試合をつなぐシュートを決め続けた西川貴之選手(右)に、後半開始に連続3Pを決め流れを引き寄せた目健人選手(左))
(写真下:試合残り23秒、ダメ押しの3Pを田中成也選手が決め、筑波大のタイムアウトに笑顔でベンチに戻る明治大)

 


◆BOX

◆明治大学◆
* #2 目 健人 34:10 15得点 (3P4本含む) 1リバウンド
#5 森山 翔太 9:41 0得点 1TO
#10 清水 隆平 2:11 0得点 1TO
* #12 中東 泰斗 37:56 14得点 (3P1本含む) 6リバウンド 2TO 4AS 2ST
* #16 安藤 誓哉 39:46 4得点 8リバウンド 3TO 4AS
* #22 西川 貴之 36:22 24得点 (3P3本含む) 6リバウンド 3ST
* #24 田中 成也 27:42 9得点 (3P1本含む) 3リバウンド 1AS 1ST
#50 伊澤 実孝 12:12 3得点 2リバウンド

 

◆筑波大◆
#6 西村 直久 4:20 0得点 2リバウンド 2TO 1AS
#10 山田 侑樹 8:04 1得点 3リバウンド
* #14 坂東 拓 39:05 5得点 (3P1本含む) 5リバウンド 3TO 1AS 1ST
* #21 笹山 貴哉 35:40 19得点 (3P5本含む) 5リバウンド 5TO 4AS 1ST
* #32 武藤 修平 38:09 15得点 5リバウンド 4TO 3AS 2ST
* #35 池田 龍之介 36:31 7得点 (3P1本含む) 3リバウンド 2TO 1AS
#42 坂口 幹 1:22 0得点 2TO
#58 船橋 健吾 0:13 0得点
* #92 村越 圭佑 36:36 16得点 10リバウンド 2TO 3AS 1BS

(*:スターティング・メンバー)
 
 


◆試合速報

Twitterで試合速報を行っています。ご覧になりたい方は下記へ。
http://twilog.org/msup2011bb/date-131129
 
 

~前半終わって17点差からの逆転劇 ハーフタイムの10分間で何がチームを変えたのか~
 
試合後の記者会見で中東選手がこう語った。「最初インサイドでくずされ、その後アウトサイドも入ってしまい、20点開けられた。けれど、2年間やってきたのはディフェンスだったので今までやってきた練習を信じてやっていたら追いつけた。やっぱり自分たちはディフェンスのチームだと感じた。(中東選手)」(写真:試合後の記者会見の様子)

まさにその言葉の通り、前半終えて17点差からの大逆転劇を生んだのはチーム・ディフェンスだった。3Q、筑波大を7得点に抑えるとその間一挙に逆転。見事勝利を勝ち取り、準決勝へと駒を進めた。

ハーフタイムの10分間に何があったのか。

「ハーフタイムでは怒らなかった。お前らなら絶対にできる、と諭した。前の試合ですでに経験しているじゃないか。国士舘に20点差から2点差にまで追い上げられた。お前たちにもできるはずだ。3Q、4Qでどれだけディフェンスできるかで、それができれば一瞬で差なんてなくなるから、と言った。(塚本HC)」
「ハーフタイムでオフェンス思考になるんじゃなくてディフェンスをしっかりやって1本1本やっていけば追いつけるから、とみんなで話し合った。(田中選手)」

この話し合いが明治大を目覚めさせた。この2年間で作り上げてきた「チーム・ディフェンス」で勝負しようと。

「前半17点差で終わって大きな差に感じるが塚本HCには8.5点ずつ差を縮めれば追いつけるだろ、と。確かにそうだな、と。全員がやるしかないという気持ちに変わったんだと思います。ディフェンスのことは自分たちがやるしかない。いくら怒られたとしても自分たちがやるしかないから、と。その集中力じゃないですけど気持ちの変化でいい流れがすぐ出来たんだと思います。(西川選手)」

そう思った所ですぐに切り替えることはなかなか難しい。だが、彼らはそれをやってのけた。

 
 
~2年間でつくりあげてきた 絶対の自信を持つ「チーム・ディフェンス」~
 
「(焦る気持ちは)なかったです。焦ったら絶対に筑波のリズムになってしまうので。この4年間いろいろな試合を経験してきて、こういう試合は1つ1つやっていくしかないと。いきなり逆転できることはほとんどないですから。4Qの最後に逆転できればいいとまずはディフェンスを1つ1つやっていこうと思っていました(西川選手)。」
(写真:みんなで1つのボールを守り切ったチーム・ディフェンス)
こう思えたのもそれだけの練習や試合を積み重ね、「チーム・ディフェンス」に絶対の自信を持っていたからこそだと思う。

「3Qで本当にあいつらがやってくれた。それに3点のリードもくれた。本当にあいつらがすごい。苦境に立って、ディフェンスで自分たちで乗り越えてくれたから。やることはやってきたからボードで説明とかじゃなくて、もう後は気持ちだけだった。(塚本HC)」と選手たちを称賛した。

インカレ前のインタビューでは「ディフェンス的な考えができるように取り組んできた」と語った塚本HC。「森山や清水、伊澤みたいな出て試合をつないでくれた奴もいたし、スタートのメンバーが最後まで頑張ってくれてそういうのが合わさっての勝利だと思う。(塚本HC)」という言葉通り、誰か1人が頑張るのではなく、「1つのボールをみんなで取りに行くようにチーム一丸となって戦う」という目指していた「ディフェンス的なチーム」へ成長したことを遂げた明治大。

やっと止まった時間を動かす時が来たのだ。

 
 
~やっとたどりついた 去年止まってしまった時間を動かしに~
 
明治大の時間は去年のインカレ準決勝、青学大戦で「39-88」という大敗した瞬間から止まっている。(写真:昨年のインカレ準決勝、青学大に負けた瞬間)その次の日を今シーズンのスタートと決め、この1年間やってきたのだ。

いきなりではない。しっかりと積み上げてきた。関東トーナメントの準々決勝で「65-79」で敗戦するも十分にやれる手ごたえを感じた。2度の対戦があったリーグ戦。1回目は「63-81」。負けはしたがチーム状態が悪い中での善戦だっただけに、完全に苦手意識を払しょくした。そして、2回目の対戦。「65-47」で明治大の勝利。「青学大から勝利する」という経験も掴み取った。

時計を動かす準備は整った。青学大は怪我人が復帰するなど戦力アップもしているがそれは全く関係ない。明治大は彼らが積み上げてきたバスケをするだけだ。そして、勝利を手にし、新たな時間を進みだすだけだ。彼らならやってくれる、と信じている。

 
 
 

~Photo Galley~
 

#50 伊澤 実孝 選手(2年)
 
 

#12 中東 泰斗 選手(3年)
 
 

#16 安藤 誓哉 選手(3年)
 
 


#24 田中 成也 選手(4年)
 
 

#5 森山 翔太 選手(4年)
 
 

#22 西川 貴之 選手(4年)
 
 
#2 目 健人 選手(4年)
 
 

清水選手のディフェンスからボールを奪い、西川選手の速攻でフリースローを獲得
お互いを称えあう明治大メンバー
 
 

怒涛の巻き返しを見せるコート内のメンバーに盛り上がる明治大ベンチ
 
 


ベンチも応援席も立ち上がって声援を送り続けた
 
 

試合後には記者会見が行われ、途中笑顔もこぼれる場面もあった

 
 

Written by K(support by R)
試合速報 M
Photo K

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