2014年1月1日(水・祝)~13日(月・祝)にかけ「東日本大震災復興支援 第89回天皇杯・第80回皇后杯 全日本総合バスケットボール選手権大会」が開催中です。この大会には多くの明治大OBが出場いたしますので、彼らの活躍もできる限りお届けいたします。
それでは、1月2日に行われました2回戦でのOB情報を掲載いたします。
◆1月2日@駒沢体育館
2回戦 | ||||
九州電力 |
●69 | 14 – 16 | 84○ |
熊本ヴォルターズ |
24 – 25 | ||||
15 – 18 | ||||
16 – 25 |
【前半】
序盤、毛利の連続3Pで幸先良くスタートすると、アウトサイドの攻撃を中心としてNBL熊本相手に互角の戦いをみせる九州電力。しかし、高さで利のある熊本はワシントンを起点としたインサイドで得点を重ね、14-16と熊本がリードして1Q終了。2Q開始早々織田の3Pで九州電力が逆転に成功すると、毛利らの得点でリードを広げる。だが、残り6分をきってからワシントンが7連続13得点の活躍をみせて再び熊本がリードすると、一気にその点差が広がってしまう。九州電力もラスト40秒間で根岸らが粘りをみせて追いすがり、38-41と3点差で前半を終える。
【後半】
後半に入ると、熊本の得点が伸び悩み、ターンオーバーから九州電力は得点を重ね、流れをものにする。九州電力リードで試合は進むが、どうしても熊本にOFリバウンドを取られてしまい、セカンドチャンスを与えてしまう。その流れはOFにも響き、九州電力の得点が止まってしまうと、その隙をついて熊本がリードを奪い、53-59で最終Qへ。3Qまで一ケタ差で粘ってきた九州電力であったが、4Qに入り、熊本の攻撃を止められなくなってしまう。じわじわと広がる点差を止めることが出来ず、3P構成で挑むもことごとくリングに嫌われ、成すすべがない九州電力。少しでも追いつこうと毛利・酒井らが粘りをみせるが、20点以上開いた差を埋めることが出来ず、69-84で終了。一時はリードも奪い、驚異的な力をみせた九州電力であったが、外国人選手ワシントンに取られた35点と24本のリバウンドの差が響き、残念ながら2回戦敗退となった。
【OB選手】
<<九州電力>>
・#45根岸 豪 選手 (2007年度卒)
・#8岡 隆輔 選手(2009年度卒)
2回戦 | ||||
アイシン・エィ・ダブリュ アレイオンズ安城 |
●48 | 10 – 18 | 83○ |
兵庫ストークス |
12 – 22 | ||||
16 – 17 | ||||
10 – 26 |
【前半】
スタートからことごとくアイシンAWのシュートが落ち、開始3分0-10で兵庫がリード。なかなかリズムが戻らないアイシンAWであったが、対する兵庫も停滞する時間があり、その間に3点差まで追いつめる。しかし、残り3分ノーゴールのアイシンAWは10-18とリードを許して1Q終了。2Qに入っても調子の上がらないアイシンAWはジワジワと兵庫にリードを広げられてしまう。何とか打開したいアイシンAWはゾーンDFに切り換えるも、攻撃を止められず、差は開くばかり。その悪い流れはOFにも影響し、22-40と兵庫リードで前半を折り返す。
【後半】
3Qに入ると、伊與田や熊澤の得点で粘りをみせるアイシンAWであったが、DFで兵庫を止めることが出来ず、差は縮まらない。兵庫のターンオーバーから流れを掴みたいアイシンAWであったが、どうしてもファールも多くなり、フリースローで得点されてしまい、38-57兵庫リードで最終Qへ。
少しでも差を縮めたいアイシンAWであったが、ことごとくシュートが落ちてしまう。
4Qに入って勢いづいた兵庫は次々と得点を重ねアイシンAWにとどめをさす。
最後まで自分たちの本来の力を見せることが出来なかったアイシンAWは48-83で2回戦敗退となった。
【OB選手】
<<アイシン・エィ・ダブリュ アレイオンズ安城>>
・#6 伊與田 俊選手 (2008年度卒)
◆#6 伊與田 俊選手 (2008年度卒)コメント
—NBLに兵庫がいってから初めての対戦だったと思うんですが、どうでしたか?壁は厚かったですね。というより、去年もそうだったと思うんですけど、うちが弱かったですね。1回もうちに流れが来なかったんで、そのままずるずると引きずって40分終わった感じです。
—昨シーズンは兵庫とはどうでしたか?
1回だけ勝ちましたけど…去年のほうがやっかいなイメージがあったんですよね。だから今回はいけるんじゃないかと思って挑みましたけど…ボコボコにやられました(笑) 前日に大学生(白?大学)がゾーンをやって効果的だったので、うちもゾーンでいこうという話になったんですが、完全に崩されてやられました。あまり普段はやらないので、かえって自分たちのペースを崩すことになったのが残念です。
—オールジャパンという大会は伊與田選手にとってどういう大会ですか?
明治のOBがいっぱいいるんで、そういう人たちに会うのは楽しみですね。モチベーション的にも低いわけではなくて、選手内ではトヨタまで行こうって話していました。NBL上位のチームにチャレンジして叩きのめされるっていう…(笑)
—伊與田選手自身の調子はどうですか?
まぁ…全然良くはないですけど…HCも一年目なんで、やりたいバスケもなんとなくはわかるんですけど、まだ掴めてないところも正直あるんで…
(そこはみんなで作りつつ?)
そうですね。
—明治大学の後輩たちに対して何かありますか?
めっちゃ強かったんで、言うことないです(笑)試合はあまり見れてないですけど、すごい風格が出てきた感じですね。インカレ2位なんですから、自信もっていいですよね。
—NBDLリーグの後半に向けてはどうですか?
最低プレーオフが目標です。リーグでも1回豊通(豊田通商:現在リーグ2位)に勝てたりしてるんで、勝負できないことはないって思っています。プレーオフにいって、どれだけ勝負できるかですね。
明治大学在学中から粘り強いDFが持ち味であった伊與田選手。厳しい戦いの中でもその粘りのDFから速攻を繰り出すなど、随所に伊與田選手らしいプレーを見せてくれました。チームとしての成長も視野に入れながら自らも高めるストイックさを持ち合わせた伊與田選手の今後のさらなる活躍を期待しています。
Written by R(support K&M)
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