【2013関東トーナメント】ベスト8決定戦vs関東学院大 試合結果~2009年以来のベスト8進出!~

by admin on 水曜日, 5月 8th, 2013

第62回関東大学バスケットボール選手権大会
ベスト8決定戦 vs関東学院大 の試合結果を掲載いたします。



◆試合結果

明治大学 90(24-13,16-14,21-17,29-24)68 関東学院大学
 
◆レポート

明治大 #16安藤、#12中東、#24田中、#22西川、#51皆川
関東学院大 #81横瀬、#3前川、#7荒木、#10プィ、#15下山
【前半】
開始早々、連続でトラベリングを吹かれるなどミスが続く関東学院大(以下、関学大)に対し、序盤から攻守共に良い動きを見せる明治大。シュートをこぼす場面も見られたが、明治大#12中東のオフェンスリバウンドで流れをつなげると、安藤の積極的な攻めで流れをものにし、1Qを24-13で終えた。
2Qに入ると前日に引き続き好調を維持している#22西川が、そして交代して入った#2目やさらには#12中東もスリーポイントを決めると、流れは完全に明治大へ。終盤、得点が止まる時間帯があったものの、40-27で後半へ。
【後半】
3Q序盤は明治大ペースで試合が進むが、関学大もスリーポイントや速攻で流れを渡さず。しかし、やや悪かった流れも#12中東、#22西川のオフェンスリバウンドから得点に繋げ立て直すと、さらにリードを広げ61-44で最終Qへ。出だし関学大に攻められるも、焦らずディフェンスから流れを引き寄せ、ボールを奪った#22西川のワンハンドダンクが決まり盛り上がる明治大。そして、次々とベンチメンバーをコートへ。4年生の#19古本だけでなく、1年生・#13三井、#5會田らも得点を記録し、ディフェンスではオールコートプレスを仕掛けミスを誘った。最後の10分間は点の取り合いとなったが、29-24とさらに点差を広げた形となり、90-68で試合終了。明治大は2009年以来のベスト8進出を果たした。

 
 


◆BOX

#0 川内慎太郎  2:22
#2 目健人     9:15 6得点 (3P2本含む) 1リバウンド
#5 曾田圭佑    2:02 2得点 1リバウンド 1TO 1AS
#10 清水隆平   21:11 5得点 2リバウンド 1TO 1AS
* #12 中東泰斗   30:40 20得点 (3P2本含む) 9リバウンド 1TO 2AS 1ST
#13 三井啓史  5:56 3得点 (3P1本含む) 1ST
* #16 安藤誓哉  36:55 24得点 (3P3本含む) 9リバウンド 1TO 5AS 1ST
#18 小山耀平  3:05 1得点 1リバウンド 1TO
#19 古本樹    3:26 2得点 2リバウンド 1AS
* #22 西川貴之   32:18 18得点 (3P2本含む) 4リバウンド 2TO 1AS 1ST 2BS
* #24 田中成也  14:25 2得点 2リバウンド
* #51 皆川徹    24:51 5得点 6リバウンド 4TO 1AS
#89 土井慧吾   13:34 2得点 4リバウンド 1TO
(*:スターティング・メンバー)
 
◆試合速報
Twitterで試合速報を行っています。ご覧になりたい方は下記へ。
http://twilog.org/msup2011bb/date-130508
◆Photo Galley:2013関東トーナメント・ベスト8決定戦~【Photo Galley】~
 
 
 
~関東トーナメントでは2009年以来のベスト8進出~

第62回関東大学バスケットボール選手権大会(以下、関東トーナメント)のベスト8決定戦は関学大との対戦となった。この試合への対策として、「オフェンスに関しては(前日の試合を見てゆっくりとした攻めをしていたので、)そういうリズムにならないでどれだけトランジションを速くして攻められるか。ディフェンスに対してはノーマルマンツーマンで相手の癖をおさえていけ(塚本HC)」という指示がなされていた。それに対し、ディフェンス面で関学大・#10エリマン選手にノーマークシュートを数本許した点を課題としてあげていたが、それ以外については選手たちの動きを評価していた。この勝利により、明治大は2009年(金丸(英)選手、川崎選手、岩澤選手たちの代)以来の関東トーナメントベスト8入りを果たしている。
 
 
~チーム作り2年目の春を迎え、
「チーム戦の中でどうやって個を伸ばすか」~

これまでの4年間、インカレでベスト8入りすることはあっても春先では結果が出せずにいた。それについては、「これまでも春先の結果は大きく捉えていないが、(この時期に)ある程度チーム戦が出来るような状態であればいい。だが、そうでなければ個人のワークアウト中心で関東トーナメントには望まないといけない。だから、個人の1対1になってしまう。」(塚本HC)というように、チーム戦で戦えるようになるには夏の練習を経て、リーグ戦を待たなければいけなかった。
 
しかし、今年は違う。「これまでの何年間の積み重ねで少しずつ春先も良くなってきていたが、今のチームは(去年スタートしたので)2年間ある、ということでもう既にその段階は終わっている。だから、これまでの春先と全然違って、チーム戦の中でどうやって個を伸ばすか、という段階」(塚本HC)と少しずつ積み重ねたものの土台の上に、さらに今年は違った形で積み重なろうとしているようだ。
 
 
~次の戦いは準々決勝vs青山学院大
「インカレ準決勝で止まった時を動かさないといけない」~

 さあ、次は準々決勝。対戦相手は、現在関東トーナメント三連覇中の青山学院大だ。前回の戦いは昨年度インカレ準決勝(2012インカレ準決勝vs青学大)。その日の青学大は、見事なまでの激しいディフェンスで明治大から自由を奪い、一度攻撃に転じると無駄のない力強い速攻や高確率の3Pを次々と決めていった。そして、終わってみると「39-88」の49点差。インカレ準決勝という大舞台で力の違いをまざまざと見せつけられる形となった。
 
その後の試合で勝利し、明治大は「インカレ3位」を手にはしたが、それ以上にこの「準決勝での敗戦」が彼らの心には刻まれたのだった。そして、迎える関東トーナメントのベスト4を掛けた戦いについて「ベスト4というより、青学大との戦い。それは、去年のインカレ準決勝で止まっている。それを動かさないといけない。トラウマになっているから。そのために、40分間楽しめるかどうか。まだ勝ち負けという状態ではないかもしれないが、今回は別の場所で青学と戦う時の試金石となればいいし、選手を信頼すべきだし、信頼したいと思う。そして、それに向かうのに楽しめるように、何もなく向かっていくのではなく自信を持って向かって行けるような策をこちらとしては考えたい。そういうゲームになればいい。それに応えて、彼らは戦ってくれると思う。」と塚本HCは語った。
 
明治大の新チームは青学大に完敗したその試合の次の日からスタートを切っている。この先リーグ戦での対戦も控えているが、まず今回どういった戦いを見せてくれるのか、ぜひ注目してほしい。
(※写真上:vs関学大のハーフタイム中のコーチ陣。「自信を持って向かって行けるような策をこちらとしては考えたい」と塚本HC率いるコーチ陣も選手と一緒に戦っている。)
(※写真下:2012年インカレ準決勝vs青学大の試合終了時。ここから止まった時をどう動かすのか。)

 
 
 
Written by K
Interview K
試合速報 M&R
Photo K

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