【2014関東トーナメント】9位~15位決定戦vs中央大 ~「タフさ」を出して掴んだ勝利 すべてはインカレに向けて~

by admin on 土曜日, 5月 31st, 2014

「第62回関東大学バスケットボール選手権大会」 
9位~15位決定戦 vs中央大 の試合結果を掲載いたします。



◆試合結果

○明治大 71(22-14,13-17,25-22,11-14)67 中央大●

◆レポート

スタート
明治大…#2齋藤・#12中東・#37安藤・#50伊澤・#51皆川
中央大…#5谷口・#15八木橋・#18國政・#25森・#31流田

【1Q】
伊澤が幸先良く先制すると、明治大は激しいDFから中央大のターンオーバーを誘い、リズムを作る。代わって入った宮本がすぐにインターセプトから速攻を決め、安藤の3Pなどで一気に10-2とする。中央大も谷口が3Pを決めて反撃するが、中東がすぐに3Pを決め返し、巧みなドライブも見せてリードを広げる。安藤の3P、齋藤のジャンパーと次々と決めていく明治大であったが、残り1分をきって中央大に連続得点を許し、22-14で1Qを終える。

【2Q】
明治大は、開始からなかなか得点が決まらず2分半ノーゴール。その間に中央大は鈴木(夕)・柿内のドライブで4点差まで追いつめる。齋藤・安藤が繋ぐものの、再び得点が止まってしまい、鈴木(夕)が3P、バスカンと決めてその差は1点に。さらに谷口が3Pを決めて逆転されてしまう。すぐに伊澤が決め返して同点にするが、互いに譲らぬ展開に明治大はたまらずタイムアウト(残り3:20,29-29)すると、気持ちを立て直した明治大は、中央大のシュートが決まらない間に伊澤・宮本・齋藤と連続得点で差をつける。残り38秒で中央大國政にジャンパーを許すが、明治大リードで前半を折り返す。

【3Q】
開始から互いの意地と意地がぶつかり合う壮絶な打ち合いに。中央大は鈴木(夕)が絶好調でシュートを決め、応援団も大いに盛り上がる。明治大も水口・安藤が3Pを決めるが、中央大流田・鈴木(夕)が3Pを決め返して譲らない。決して悪くない流れながらも、明治大は中央大にOFリバウンドを取られセカンドチャンスを与えてしまい波に乗れない。さらに、フリースローの確率も悪く、引き離すことも出来ない。それでも、安藤が気迫のこもったプレーでバスカン・3Pと決めて流れを掴むと、安藤のアシストで宮本が得点し、中央大はたまらずタイムアウト(残り2:34,57-46)粘りをみせる中央大は、笠原が3Pを2本決めて追いすがる。明治大も宮本がルーズボールでファールをもらうなど気持ちをみせ、最終Qへと繋いだ。

【4Q】
中東の連続得点で盛り上がる明治大。さらに安藤のジャンパーも決まって再びリードを2ケタにし、このまま波に乗りたいところであったが、中央大も黙っていない。明治大のターンオーバーから速攻を2連続で決めて一気に追い上げる。リズムを崩した明治大はシュートがなかなか決まらず、なんと6分間無得点。中央大は鈴木(夕)の3Pで1点差とすると、残り1:33でついに逆転に成功。だが、窮地を救ったのはやはりエース中東で、バスカンワンスローを決めて再びリードを奪う。さらに、明治大のスローインから安藤が時間を上手く使ってドライブを決めるなど要所をしめ、最後は田中井が中央大からターンオーバーを奪う気迫のDFをみせて守りきり、明治大は9~12位決定戦へと駒を進めた。

 
 

~前日の敗戦からのぞんだ9位~15位決定戦 
   塚本HCが3、4年生にのぞんだものは…~

前日の関東学院大戦でベスト8入りを逃し、選手それぞれが自分の、またチームの現状というものを思い知った。そこからどう這い上がるか…幸運にも、今年のトーナメントは昨年と同様に16位までの順位決定戦が行われる。つまり、試合はまだ続く。貴重な公式戦の3試合の中で、明治大が何を見つけ、何を残せるかが大事になってくる。

「(昨日の試合で)自分たちがどの位置にいるかっていうのがわかったはず…今自分たちは1部の3位にいるわけじゃないから。去年の準優勝は去年のもの。今年はそんな力持っていないのだから、謙虚にどれだけやれるか…。春先の試合は負けてもいい。だけど、そこから何かを得ないと。こっちは負けてから立ち上がれるかどうかを見てるからね。(塚本HC)」

「負けたあとが大事だっていうことは(塚本HCにも)言われてて…だからか結構みんなアップから盛り上げてましたね(安藤選手)」

毎年春先の成績は決して良いものではない。だが、そこから明治大の成長と進化が始まると言っても過言ではない。トーナメントはあくまでもインカレで優勝するためのスタートに過ぎない。負けてからが本当のスタート。明治大の気持ちを残りの試合で存分に見せる。そこが大事になってくる。中央大戦では昨日できなかった終盤でのタフな戦いが出来たと思う。

「今日は後半のときに3・4年、そいつらがどれだけタフに去年より上にいくんだっていう気持ちを出せるか。どれだけのパフォーマンス出来るかって。そういうところが(昨日とは違って)出せていたのかなと。(塚本HC)」
 
 
~全てはこれからの明治大のために
「(ベンチに入れなかったこと、試合に出れないことを)もっと悔しいと思わないと(塚本HC)」~

上位進出がなくなったことである意味吹っ切れてプレーが出来ていたように感じる。あとはベンチメンバー、応援席にいるメンバーも含めて全員がもっともっと試合に出たい、活躍したいという欲、気持ちを見せないといけない。塚本HCもメンバーの奮起を望んでいる。「今やらなかったら来年なんてあるわけがない。(ベンチに入れなかったこと、試合に出れないことを)もっと悔しいと思わないと。(塚本HC)」

今日1番気迫のこもったプレーで何度もピンチを救った安藤選手も満足はしていない。「まだまだ全然ダメですね。もっともっと良いプレーがしたいです。出し切りたいんです。派手なプレーとかじゃなくてもいいんですけど、印象に残るプレーがしたいんですよね。もっともっと後輩にこれが自分だっていうプレーを見せたいです。(安藤選手)」

明治大の選手にとってこの3試合をどう戦うかは、これからの明治大にとって必ずプラスになるものだ。それぞれの選手が気持ちをみせて、これから先のリーグ戦・インカレに繋がるように全力を出して戦って欲しい。

 
 

Written by R
試合速報 R

Share on Facebook
Share on Twitter

Leave a Reply