【2015リーグ】6戦目vs青山学院大~出だしから明治大ペースで試合を進め、快勝!!~PhotoGalley~#50伊澤選手、#5會田選手、#32吉川選手コメント掲載

by admin on 土曜日, 9月 26th, 2015

「第91回関東大学バスケットボール リーグ戦」
6戦目vs青山学院大学

◆試合結果
○明治大(3勝3敗)81(19-15.22-8.15-13.25-7)43 青山学院大(2勝4敗)●

◆レポート

明治大…#5曾田・#32吉川・#55吉本・#20秋葉・#50伊澤
青学大…#24安藤、#11田中、#21石黒、#18笠井、#32前田

<前半>
2勝同士の対決となったこの試合。明治大最初の得点を決めたのは、#5會田圭佑(3年)。20150920_aita4強気に攻めたドライブをねじ込むと、そこに#50伊澤実孝(4年)が続き、セカンドショット、3Pなどで得点を重ね、13-8とリードを奪う。さらに、出だしから良いディフェンスを見せる明治大ではあったが、青学大・#24安藤周人(3年)がフェイダウェイや3Pなどでシュートをねじ込み、思うように離せず19-15で1Qを終えた。
2Qが始まると明治大・#50伊澤が怒涛の得点ラッシュ。3連続3Pとジャンプショットを決め、開始3分で30-16と一気にリードを広げる。さらに交代で入った#88黒崎海斗(4年)、#26小谷拓哉(3年)らがディフェンスでつなぐと、今度はスタート出場の#32吉川治耀(2年)、#5會田が強きの攻めで連続得点を重ねる。そして、ディフェンスの集中も継続し、青学大をこの10分間8得点に抑え、41-23とリードを広げ後半へ。

<後半>
後半最初は青学大・#21石黒岳(3年)、#32前田悟(1年)の連続得点が決まり、嫌な空気が流れるも、好調の#32吉川が流れを切るドライブと、途中出場の#28今川友哲(1年)が自らのブロックショットから作ったチャンスを速攻につなげる活躍を見せる。20150920_all4しかし、両者ディフェンスが激しくなってきた所でルーズボールを奪えず。#50伊澤がジャンプショットで相手の流れを切るも、なかなか流れを掴めず、残り3分34秒で明治大タイムアウト。そこから切り替え、#2齋藤拓実(2年)のドライブや#20秋葉真司(4年)のフリースローなどで明治大が流れを掴むと#55吉本健人(4年)のスティールから#32吉川の速攻につながり、56-36と20点差にひろげ、4Qへ。
ほぼ安全圏の得点差だが、ダメ押しを決めておきたい所に#32吉川がドライブで先制点をあげると、ここまでシュートを打ち続けるも中々当たりの来なかった#55吉本が3Pを決め、盛り上がる明治大。61-36でたまらず青学大はタイムアウトを取るも、この10分間7得点しか取れず。対する明治大は、#1税所啓(4年)、#3綱井勇介(1年)らベンチメンバーを次々に送り出し、快勝。81-43で3勝目をあげた。
(写真上:明治大のファーストショットを決めた#5會田圭佑(3年)。6試合終えて、#50伊澤、#55吉本とともに毎試合スターティングメンバーとして出場。チームの安定感を増すために、彼の後半プレータイムが増える采配を期待したいところだ。)
(写真下:前日はベンチの空気が重かった、というコメントが多く聞かれたが、この試合は#1税所、#88黒崎、#9田中井らを筆頭にベンチから多くの声援が聞かれただけでなく、応援席のメンバーもたくさんの声援を送っていた)

 
 
~26得点、13リバウンドの活躍を見せたチームの柱 更に期待したいことは~
自分達の良さを出せずに完敗した専修大から一夜明けて迎えた青学大戦。引きずることも考えられたが前週同様に切り替えた試合運びを見せてくれた。その立役者はスタートの5人だろう。出だしから安定した攻守を展開し、試合を一方的に有利に進めることができた。このような試合運びをする力はまだ確実ではないが、それだけの力があることを感じられたはずだ。

今後に向けて取り組むべき事はたくさんあるが、すでに6試合を終えた今、少しずつ今季チームの戦い方が見えてきている。そこで得たものを活かし、どうチーム作りをしていくことになるのか。その中心となるのは、この試合26得点(3P4本含む)13リバウンドと活躍し、その存在感を改めて知らしめた#50伊澤実孝(4年)しかいないだろう。20150920_izawa
リーグ戦の舞台をチームの主力として1年生から経験している唯一の4年生であり、絶対的な力を持つ「経験」「実績」では文句なしのチームNO.1。明治大の主将は#1税所啓(4年)で、今現在はプレータイムこそ少ないものの、ベンチやそれ以外の裏の面でチームを支えているため、ここで出てきてほしいのが、試合中のフロアリーダーなのだ。特に今季は選手たちの自主性が求められる事情もあり、チーム一丸となった戦うためにいてほしい存在だ。
すでに安定したプレーでチームを支えながらも、この試合では常にチームメイトに声を掛け続ける姿が見られた。最上級生として、ゲームキャプテンとして、プレイだけでなく色んな面でのリーダーシップを発揮する存在としての更なる成長をぜひ今後期待したい。
 
 
~安定感のある出だしに貢献したのは確かな成長を感じたガード陣~
また、この試合でリーグ戦を通して確かな成長を感じさせた選手がいた。この日スタート出場だったツーガード#5會田圭佑(3年)と#32吉川治耀(2年)だ。

#5會田は、1年生からベンチ入りし、昨年度のリーグ戦では一番多くを経験を積んだガードであり、明治大のハーフコートバスケには必要不可欠な存在。20150920_aita3

徐々に安定した試合運びを見せており、この試合では、強気のドライブで明治大のファーストショットを決めた。元々、シュート力には定評があり、さらにはディフェンス面でも頼れる存在だが、後半になるとなぜか決まったようにベンチへ下げることが多く、もう少しプレータイムが欲しいところ。相手や状況によって戦い方を変えられるだけの層の厚さが明治大にはある。ぜひ#5會田を中心とした布陣で#55吉本、#9田中井、#26小谷ら上級生を同時起用しディフェンスを固め、じわじわと点差を離して確実に試合を進めるなどまた試していない試合展開をぜひ早々に試していただきたいものだ。

そして、この試合は#50伊澤の26得点に続く20得点でチームの勝利に貢献した#32吉川治耀(2年)。20150920_yoshikawa4
春先から持ち味である積極的なドライブを見せていたが、決めきれないという課題もあった。だが、その点については明らかな成長を見せており、明治大の得点に貢献している。
それだけでなく、「昨日の試合の雰囲気が悪かったので、自分が40分間ずっと声を出して盛り上げるつもりで、と考えていました。静かな雰囲気にならないように、悪い流れの時でもとにかく声を出して。」と前日の反省を活かしたというコメントも聞かれた。それに嘘はなく、流れが悪い時間帯にも声を掛け続けていた。少し攻め急ぐ場面も見られるが、勢いをつけてくれる存在だけにリーグ戦を通して、今度は頼もしさをぜひ身に付けていってほしい。
 
 
~迎えた4週目は上位校との対戦 26日(土)は東海大ホームゲームでの対戦~
リーグ戦前半戦はあと3試合となり、4週目は東海大(現在2位)、筑波大(現在3位)と当たることに。特に前者とは、毎年様々なイベントが企画され大きな盛り上がりを見せる東海大ホームゲームでの対戦となる。たくさんの観客や、ベンチメンバー全員の名前がコールされるなど、いつものリーグ戦とは違った雰囲気の中で対戦するだけにその中でいつもの自分達の力が出せるのかどうかだ。
確かに、完全アウェイの環境はやりづらさしかないが、ホーム側の東海大にも明治大以上のプレッシャーが掛かる場合もある。また、この特別感の中でプレーが出来ることはインカレという大舞台の前にはとてもいい経験にもなる。プレッシャーや緊張感に襲われることもあるだろう。だが、まずはそれをしっかりと受け止め、自分達がやれること、やってきたことを出してきてほしいと思う。その先に勝利があることを願って。
 
 
◆コメント
◆#50伊澤実孝(4年・193cm・PF)
(前日からチームとしてどう切り替えたか)特に話し合ったわけではないが、ディフェンスを1試合通してしっかりやることとリバウンドを全員で飛んで取り切るというのが、試合前のミーティングでみんなから声が上がっていました。それと、ベンチも応援席も一試合を通して声を出してくれたので、今日はチームとしていい流れでできたかなと思います。

(前半での自身の好調ぶりについて)相手が自分を抑えてくると思っていましたが、中での勝負だったり、中を抑えてくるならスクリーンに行って空いたらアウトサイドから打って。昨日は少しポストプレーを意識しすぎて、あまりアウトサイドに開いたり出来なかったので、今日はもっとフリーランスにやっていこうと思っていました。それが今いい感じにハマってくれて、前半はチームとしていい流れが作れたのでそこは良かったです。

(ベンチメンバーに対して)交代した、ということは交代した人が出来なかった部分をどう自分が補うか、だと思います。なので、試合を見ながら自分が試合に出たら「こうしよう」というのを自分の中でしっかりと作って、それでコートの中にいる人たちに声を掛けながら、自分の色をしっかりと出せるような準備をしっかりとやっていてくれれば。しっかり準備さえしてくれれば、本当にみんなやれると思うので。

コートに出てきたら、サポートはこっちもしっかりとしますし、ここでやるぞ、という気持ちを作っておいてくれるような人たちがベンチで待っていてくれれば交代もしやすいと思うので、そこを期待しています。

(チームの柱としてどういうプレイヤーになっていきたいか)得点が欲しい時やリバウンドとか、周りがしてほしいことを自分が判断してやりながら、その上で周りがやりやすくなるようにチームをどううまく循環させるのか。周りを活かすことは下級生の頃からやってきているので、それをしながら自分がしっかりとしたチームの軸になれるプレイヤーになれればチームとしてまとまるかな、と思っています。

(次週の東海大、筑波大戦に向けて)上位校なので、今日出来たディフェンスとリバウンドをもっとハードに1試合通してやっていけば、勝利を拾える試合に何とか出来ると思います。1試合を通して集中力を切らず、チームの色を出せるよう、練習でまた気持ちを作ってきたいです。
 
 
◆#5會田圭佑(3年・181cm・PG)
(前日からの切り替えについて)コーチ陣からもリバウンドに人数をかけろ、と言われていたので、その面を意識してやれたことがいい流れになったのかなと思います。自分としては、リバウンドはもちろんですが、これまでディナイディフェンスをされていてパスを出せない時がありましたが、相手のマッチアップがデカい選手になると思っていたのでドライブで抜けると思って、そこを強気で行けた部分は良かったかなと思います。
(青学戦に向けて)ビデオを見て、ディフェンスで激しく当たってくるのはわかっていたので、45度でもらう位置を気を付けたり、インサイドにボールを入れて落ち着く時間帯を作ろう、というのは話していました。

(ガードとしてどうコントロールしていこうとしているか)治耀(#32吉川)だとどんどん攻めていくスタイルになりますが、一回ボールを止めていい所もあったと思うので、そういう場面でもう少し支配できるようになりたいと思っています。

(ガードとしてどうチームを組み立てていきたいか)トランジションで速く攻める所はそれでいいと思うので、それとインサイドにボールを入れた時にそこに頼り切らずに周りがカットしたり、今日も1本リポストとかありましたが、もう少しそういうのを増やしていけたらいい感じになるかな、と思っています。

(次週に向けて)筑波大は、自分達がしっかり出来れば勝てると思うので、みんなで強気にやれたと思います。東海大も頑張ります。

 
 
◆#32吉川治耀(2年・178cm・SG)
(昨日からの切り替えについて)昨日は勝たなければいけない試合でした。リバウンドを取られてそこからリズムを持っていかれてしまったので。自分の中で、基礎的なリバウンドやルーズボールをしっかりと取っていこうと。あとは、向こうは笠井選手(青学大#18)がチームリーダーなので、自分がプレッシャーを掛けてリズムを崩せればいけると思ったので、その点はうまく出来たんじゃないのかな、と思っています。

(スタート出場について)昨日の試合の雰囲気が悪かったので、自分が40分間ずっと声を出して盛り上げるつもりで、と考えていました。それと、ディフェンスもベンチメンバーがいるのでファールで退場してもいいと思っていたので、前から攻めようと笠井選手を苦しめようと頑張りました。

(声掛けする時に気を付けていたことは)とりあえず、静かな雰囲気にならないように、悪い流れの時でもとにかく声を出して。オフェンスもみんな疲れてくると止まってしまうので、自分が遠くにいても指示を出して「パスをもらって」とか1個1個丁寧に指示を出すようにしました。

(今自分に求められている役割とは)ディフェンスと声出しでチームを盛り上げるのとドライブが持ち味なのでそれはやっていっていいと思いますが、今はポジションが2番です。會田さんと拓実(#2齋藤)がボールを運んでいて、まだ俺の方が声が通ると思うから2番でボールを運んでいない分、まわりで声を出せると思ってやっています。

(次週に向けて)どちらもサイズが大きいチームなので、リバウンドが苦しくなってくると思います。全員リバウンドでしっかりとスクリーンアウトして、弾いてもらったのを俺らがしっかりと取る、という今日みたいな形でやっていきたいです。あとは、サイズもあるけど走ってもくるのでそこで走り負けないようにしっかりとやっていきたいです。

 
 

◆PHOTO

 
 
20150920_yoshimoto4#55吉本健人(4年)
 
 

20150920_yoshimoto2#55吉本健人(4年)
 
 

20150920_yoshikawa#32吉川治耀(2年)
 
 

20150920_saito2#2齋藤拓実(2年)
 
 

20150920_saito#2齋藤拓実(2年)
 
 

20150920_kurosaki2#88黒崎海斗(4年)
 
 

20150920_kurosaki#88黒崎海斗(4年)
 
 

20150920_kotani2#26小谷拓哉(3年)
 
 

20150920_kotani#26小谷拓哉(3年)
 
 

20150920_imagawa#28今川友哲(1年)
 
 

20150920_imagawa2#28今川友哲(1年)
 
 

20150920_akiba2#20秋葉真司(4年)
 
 

20150920_akiba#20秋葉真司(4年)
 
 

20150920_aita2#5會田圭佑(3年)
 
 
20150920_izawa1#50伊澤実孝(4年)
 
 
20150920_all2この試合はベンチ、応援席からの声援も多く、それが試合の勝利を後押しをしたことは間違いありません。
 
 

20150920_all12
 
 

20150920_all13
 
 
20150920_all8
 
 

20150920_all10
 
 

20150920_all6
 
 
20150920_all5試合に出ていたり、チャンスがなかなかなかったり、応援席にいたり。その中で我慢や納得しなければいけない時もあり、色々の想いがあると思うが、それでもリーグ戦は1人1人が自分個人のためでなく「チームのために今自分が出来ることは何だろうか」と考え、そしてそれに対してどれだけ必死でやれるかだ。ここからさらに苦境に立たされる試合をするかもしれない。その時、チーム一丸となって戦い、最後にチームみんなで良かったと笑い合うために、それぞれがチームのために出来ることを見つけ、頑張ってほしいと願う。
 
 

 
 

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