【2012リーグ戦前半戦・7戦目vs専修大】~終始、シーソーゲームとなったこの試合。最後、あと3点が届かず敗戦。~

by admin on 日曜日, 9月 23rd, 2012

第88回関東大学バスケットボールリーグ戦 第7戦目 専修大学戦の結果を掲載いたします。


◆試合結果

明治大学 64(16-14,19-18,21-22,8-13)67 専修大学
◆レポート

【1Q】
明治大 #16安藤、#22西川、#50伊澤、#89土井、#12中東
専修大 #4高橋、#33館山、#9長谷川、#11宇都、#22樋口

専修大・宇都の先制で始まったこの試合。明治大も土井のインターセプトから中東がセカンドショットで決め返すも、樋口にフリースロー、ドライブと連続得点を許し、しかし、お互いDFでいいプレーを見せ、両者攻めあぐねるも森山が速攻を決めると、安藤の3P、そして森山が今度は3P。樋口に決め返されるも、明治大は中東、伊澤が攻守で活躍。そこに安藤、土井の合わせが決まると、焦った専修大がパスミス。しかし、そこを攻め込めず、逆に専修大・宇都の連続速攻を許し、16-14で2Qへ。

【2Q】
明治大 #16安藤、#22西川、#51皆川、#89土井、#12中東
専修大 #0大澤、#24田代、#9長谷川、#11宇都、#14藤岡

開始早々、明治大・中東が3P。しかし、この試合、40得点をあげた専修大・宇都が速攻、ドライブ、ジャンパーと多彩な攻めで4連続得点を決めると、勢いづいた専修大DFは明治大24秒。しかし、ここで崩れないのが今の明治大。土井、伊澤のインサイド陣がディフェンスリバウンドを確実に取ることで流れを渡さず。ここから両者の点取り合いが始まり、24-24の同点となると、専修大・館山が3P。しかし、明治大も負けずに伊澤バスカン。だが再び、館山が3Pを決めるも今度は中東が3Pを決めるなどどちらも譲らす。最後専修大・宇都のジャンパーに対して、中東が24秒ギリギリで打った遠投3Pを決め、35-32と明治大3点リードで後半へ。

【3Q】
明治大 #16安藤、#2目、#50伊澤、#89土井、#12中東
専修大 #4高橋、#33館山、#9長谷川、#11宇都、#22樋口

引き続き、この3Qでも両者点の取り合いが続いた。まずは専修大・宇都の連続得点に明治大・安藤が入れ返す。そして、フリーとなった目が3Pを確実に沈めると盛り上がる明治大。しかし、すぐさま専修大も樋口、長谷川の合わせを決めてくる。そして、安藤の3P、中東のジャンパーに対しては、止められない専修大・宇都が得点を重ね、残り1分で54-54の同点に。しかし、安藤がFTを確実に決め、逆転を許さず。56-54で最後の10分間へ。

【4Q】
4Q
明治大 #16安藤、#7森山、#51皆川、#50伊澤、#12中東
専修大 #0大澤、#24田代、#9長谷川、#11宇都、#22樋口

専修大のインサイド樋口、長谷川の得点で56-57と専修大に後半で初めてのリードを許す。ここからお互いブロックショットで相手の攻めを防ぐも、専修大・長谷川の速攻が決まり、残り6:49で56-59となると、たまらず明治大タイムアウト。連続ORを奪うも、明治大決めれず。しかし、宇都を皆川がブロックショットとDFで耐える明治大。そこに、中東倒れながらバスカンを決めると、目が3Pを決め、再び明治大リードの62-61。 さらに宇都から中東がスティールでボールを奪うと、安藤がドライブを決め、今度は専修大がタイムアウト。
樋口、宇都が連続でジャンプシュートを決め、再びリードを奪われると時間を使って攻める専修大。明治大もボールを奪うが、速攻をミス。DFで諦めず、中東がブロックショットを見せるが安藤が強気で攻めたプレーがチャージングとなり、万事休す。
最後は、森山、水口、目とシューター陣をコートに送り込むも3Pを沈めることはできず。64-67とまたもや悔しい敗戦となった。

 


◆BOX

#2 目 健人 18:05 6得点 (3P2本含む) 2AS
#7 森山 翔太 17:56 5得点 (3P1本含む) 1リバウンド 3TO 1ST
#10 清水隆平 1:39 1TO
* #12 中東泰斗 37:09 23得点 (3P2本含む) 6リバウンド 1TO 2AS 2ST 1BS
* #16 安藤誓哉 40:00 16得点 (3P1本含む) 5リバウンド 10TO 5AS
* #22 西川貴之 6:36 0得点 1リバウンド
* #50 伊澤実孝 29:24 10得点 10リバウンド 1TO 1AS
#51 皆川徹 22:43 2得点 5リバウンド 1AS 2BS
* #89 土井慧吾 26:28 2得点 5リバウンド 2TO 1AS 1ST
#92 水口雅也

(*:スターティング・メンバー)

◆試合速報
twitterで試合速報を行っています。ご覧になりたい方は下記へ。
http://twilog.org/msup2011bb/date-120922
 
◆Photo Galley:関東大学リーグ戦・第7戦目vs専修大戦~【Photo Galley】~(準備中です)
◆次戦の試合情報
・9月23日(日)12:40~vs早稲田大@秦野市総合体育館

 

 

この試合の相手は、今春に開催された関東トーナメントでベスト8の座を掛けて戦った相手・専修大。

あの時の試合は、1Qこそいい立ち上がりを見せた明治大だったが、2Qで専修大ががらっとメンバーを変えてきたことに対応できず、一気に引き離されてしまった。さらに、専修大46本に対して明治大30本とリバウンドでも大差をつけられると、流れを引き戻すことができないまま、為す術もなく50-82と完敗。

 

この試合は、あれから4ヶ月経っての対戦だった。

 
結果は、64-67。
3点差で悔しい敗戦となったが、成長が感じられた部分はたくさんあったはずだ。
 

まずは、リバウンド面。
出だしでスタート出場した伊澤選手、土井選手が専修大インサイド陣と対等以上にやりあい、オフェンスリバウンドをほとんど許さない。それにより、一気に攻め込まれない流れを作りだした。
 

それは数字にも表れ、リバウンド数は専修大:29本に対して39本と明治大が勝っている。これに対して、「今、泰斗さん(中東選手)、健人さん(目選手)たち上のポジションの人たちが決めてくれている。これにインサイド陣の勢いがつけば、もっとチームに勢いがつくので頑張りたい。(伊澤選手)」というように好調なシューター陣に対して、自分たちももっとやらなければいけない、というインサイド陣の自覚ある言葉も聞かれた。

 

また、今話にも出てきた中東選手。彼の得点が伸びてきたことも、チームにとっては大きい。
 

昨年は、開幕前の怪我があり出遅れたが、今年は万全の体調でのぞむことができた。そして、迎えたリーグ戦。春先から続いたシュートが決めきれない苦しい状況を引きずってしまったのか、序盤戦も得点が伸び悩んだ。

 

しかし、そこで自分の出来ることをやるんだ、と言わんばかりに元々定評のあるリバウンドやディフェンスでチームを支え続ける姿が見られた。そうしているうちに、苦しい状況を自ら打破。徐々に攻撃面でも本領を発揮し、試合を重ねるごとに得点を伸ばしている。

そこについては、「打つ時に軸がぶれなくなってきた。(中東選手)」と本人自身も手ごたえを感じ始めているとともに、得点の取り合いも楽しんでいるようで、エースとして頼もしい限りだ。これまで苦しい日々を過ごした分、残りのリーグ戦で暴れてほしいと思う。

 

これで7戦が終わり、2勝5敗。
いいとは言えないかもしれないが、それでもここまでに選手個々の成長を様々な面で感じることができている。
後は、勝利するだけ。きっと今回の中東選手のように自分たちでその壁を打破してくれるはずだ。ぜひ彼らがどう成長したのか、リーグ戦で実際にその目で見てほしいと思う。

 

Written by K
試合速報 K
Photo R

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