【2013関東リーグ戦】第12戦vs中央大~もう一度初心に帰って…全員出場でみせた明治大のプレー~

by admin on 金曜日, 9月 27th, 2013


第89回関東大学バスケットボールリーグ戦 第12戦 vs中央大 の試合結果を掲載いたします。



◆試合結果

 明治大 ○99(23-9,24-13,30-14,22-17)53● 中央大

◆レポート

スタート
明治大…#12中東・#16安藤・#22西川・#24田中・#50伊澤
中央大…#21大野・#5谷口・#15八木橋・#24塩谷・#27宍倉

【1Q】
西川の3Pが気持ちよく決まってスタート。すると、明治大は伊澤がOFリバウンドから粘ってシュート、さらに3Pと連続得点。
DFでは中央大のターンオーバーを誘うなど、3分間ノーゴールに抑え、良い流れ。
前日も好調であった田中が積極的にドライブにいけば、中東も負けじとドライブで加点。
中央大は単発のシュートが多く、なかなかリズムに乗れず、安藤が必死のルーズボールをみせてしっかりと流れをものにする。
しかし、途中で明治大の得点が止まってしまうと、中央大は渡部が3Pを沈め点差を縮める。だが、明治大は残り2分をきって怒涛の攻撃をみせる。
安藤がDFを振り切ってドライブを決め、さらに安藤のインターセプトから中東が速攻で得点すると、残り1分でたまらず中央大はタイムアウト(18-7)
明治大の勢いは止まらず、タイムアウト明けのスローインをスティールして目が得点すると、残り26秒で3Pも決めリードして1Qを終える。

【2Q】
目が3Pを沈めると、続けて中東のドライブ、さらに目はもう1本3Pを決めてリードを広げると、中央大は早々とタイムアウト(31-9)
中央大はことごとくシュートが落ち、なかなかリズムを作れない。
しかし、明治大もメンバーを入れ替えながら試合を進めていく中であまり良い攻め方が出来ず、残り5分で1回目のタイムアウトを取る(35-11)
すると、中央大は代わって入っていた國政が高確率でシュートを決め、2分間で4本のシュート。
明治大は伊澤・三井がなんとか決めるがなかなか波に乗れず時間だけが過ぎていく。
それでも、残り1分半をきって曾田・田中が連続でドライブを決めて勢いをつけると、残り1秒で田中が3Pを沈め、リードを広げて前半を終えた。

【3Q】
開始早々中央大谷口が3Pを決めると、谷口は連続で得点を重ね、少しでも点差を縮めようと粘りをみせる。
だが、明治大も安藤・西川が確実に得点を重ね、中央大の猛追を振り払い、リードを広げていく。
こうなると明治大の勢いは止まらず、目・森山が連続3Pを決めれば、西川・清水がジャンパーを冷静に沈める。
守っては、中央大を5分間ノーゴールに抑え、ターンオーバーを誘って速攻につなげるなど良い流れ。
残り1分をきって川内が3Pと速攻を決めるなど4年生の活躍が光り、大きくリードして最終Qへとつないだ。

【4Q】
中央大がポストプレーなどで得点を重ねる中、明治大はOFリバウンドを取るもののなかなか得点には繋がらない。
メンバーを入れ替えながら流れを変えたい明治大は、速攻で川内からのアシストで曾田が得点するなど徐々に明治大のペースに持っていく。
すると、三井が3P・フリースローと連続得点。さらに古本のドライブ、小谷のリバウンドからのタップなど波に乗る。
良い流れはDFにもつながり、中央大の5秒オーバーを誘い、さらに小山がルーズボールで粘りをみせるなど明治大らしさを存分に発揮し、
残り1分をきって三井が再び3P、そして速攻と得点を重ねて、ベンチメンバー全員出場で大事な1勝をつかんだ。

(写真上:tipoffの様子)
(写真下:12分弱の出場で3P2本含む12得点をあげた1年生・三井 啓史選手)

 


◆BOX

◆明治大学◆
#0 川内 慎太郎 8:03 5得点 (3P1本含む) 1AS 2ST
#2 目 健人 19:37 14得点 (3P4本含む) 2リバウンド 1TO
#5 森山 翔太(CAP) 18:16 7得点 (3P1本含む) 1リバウンド 2TO 1AS
#7 曾田 圭佑 11:02 4得点 1ST
#10 清水 隆平 7:37 2得点 2リバウンド 3AS
* #12 中東 泰斗 17:13 9得点 2リバウンド 5AS 3ST
#13 三井 啓史 11:50 12得点 (3P2本含む) 1リバウンド 2ST
* #16 安藤 誓哉 21:27 6得点 4リバウンド 2AS 2ST
#18 小山 耀平 3:12 0得点 1リバウンド 1AS 1ST
#19 古本 樹 5:50 4得点 1AS
#21 岩淵 俊紀 3:12 0得点 1リバウンド
* #22 西川 貴之 30:08 16得点 (3P2本含む) 6リバウンド 1TO 1AS
* #24 田中 成也 20:18 9得点 (3P1本含む) 3リバウンド 1AS
#26 小谷 拓哉 4:48 2得点 1リバウンド 1TO
* #50 伊澤 実孝 17:27 9得点 (3P1本含む) 6リバウンド 2TO 1ST 1BS

◆中央大学◆
#1 向後 史彦 1:45 0得点
#3 小野 竜暉 1:45 0得点 1リバウンド 1TO
* #5 谷口 光貴 22:53 15得点 (3P3本含む) 6リバウンド 5TO 1AS
#10 渡部 史鏡 11:48 5得点 (3P1本含む) 1TO 1ST
* #15 八木橋 直矢 29:57 0得点 1リバウンド 3TO 4AS
#17 笠原 一生 1:23 0得点
#18 國政 拳人 22:35 13得点 (3P1本含む) 1リバウンド 5TO 1AS
* #21 大野 竜一(CAP) 18:59 0得点 4リバウンド 1TO
* #24 塩谷 亨 17:02 0得点 3リバウンド 3TO 1ST 1BS
#25 森 知史 28:50 14得点 5リバウンド 2TO
* #27 宍倉 光 32:11 4得点 5リバウンド 2TO 4AS
#31 流田 和輝 8:18 2得点 2リバウンド 1TO
#82 藤井 則希 2:34 0得点

(*:スターティング・メンバー)


◆試合速報

Twitterで試合速報を行っています。ご覧になりたい方は下記へ。
http://twilog.org/msup2011bb/date-130922

◆Photo Galley
2013リーグ戦・第12戦vs中央大~【Photo Galley】~
 
◆次戦以降の試合情報
「カレンダー」ページ(選手ポスター掲載)をご覧ください。

 
 

~「やるべきことを徹底する」チームとして同じ方向を見つめた結果の大事な勝利~
 
前日の筑波大戦は苦しい試合だった。
明治大のプレーを満足に出すことも出来ず、終盤なんとか同点に持ち込むも逆転までは至らず敗戦。
最後のプレーがどうとかの前に、試合中いつでも立て直せるチャンスはたくさんあった。
でも、選手たちからは笑顔が消え、覇気が消え、迷いや不安を隠し切れないまま試合は進んだ。
その結果が昨日の敗戦。

チームとして今何をするべきか…選手たちの出した答えは一つだった。
それはチームの基盤であるDFの徹底だ。

「(筑波大戦は)DFが全く出来なくて、基本からしっかりやろうと。今日は基本に忠実にしっかりとDFすることだけを考えてやっていました。(西川選手)」

「とりあえず、一回初心に戻って基礎からしっかりやろうと。チームとしてのテーマが『徹底』なんで、言われたことを徹底してやる。難しいことなんですけど、それを続けていけばチームも成長するかなと。(田中選手)」

昨年と変わりないメンバーであるがゆえ、これまではどこか自分たちのスキルアップしたプレーを試したいという想いがどこか先行しており、チームプレーとしての何かを失っていたのかもしれない。
やはりバスケットボールはチームスポーツなのだ。個人の力だけで勝てるほど甘い世界ではない。

これまでいくつもの窮地を救ってくれたプレーも、チームとしての力を備えた上で初めて輝くことができる。
個人個人の力は昨年とは比にならないくらい成長している。これは間違いない。
今大事なのは、個々の力をチームに還元する。そしてチームとして同じ気持ちを持ち、同じ方向を見て試合をすることなのだ。

今日の試合は、やると決めたことをみんなで確認し、徹底したからこその勝利である。
どのメンバーが出てきてもしっかりとDFし、そこから流れよく得点を重ねていた。
それでもまだまだ満足できる結果ではない。
どの大学が相手でも明治大としてのDF、プレーが出来なければ意味がない。

悔しい想いや苦しい想いはもう充分だ。
明治大としてのプレーを思う存分見せつけて残りの試合を戦い、笑顔で勝利を飾って欲しい。
次の拓殖大・東海大はともに敗戦した相手。
同じ相手には二度負けたくない。選手たちの気持ちは一つだ。大丈夫。必ず勝つと信じて応援していきたい。
 
 

 
 

Written by R
試合速報 R
Photo K

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